中京群馬県人会から案内を貰った、同県出身の版画家(シルクスクリーン)小暮真望(こぐれしんぼう)氏の展覧会へ行ってきました。同県は家内のふるさとです。
画廊であったので入場料(券)はなし、上の写真は三つ折の案内状の表紙部分です。サブタイトルに「自然美への賛歌・日本百名山----」とあるとおり日本各地の山野が主な題材で、よく知られた風景がほとんどでした。パステル調の色彩はやさしく、心なごむものでしたが、近づいて見ると細部が実に丁寧に描かれており驚かされた。
案内にあった経歴に版画が本業になる前はホンダで10年間CVCCエンジンの開発や軽自動車の総合責任者であったことが書かれており、優秀なエンジニアであったことが妥協を許さない丁寧な作品につながっているのだなと思った。
行ったことのある風景の前で家内と話していると、係の人が近づいてきて色々説明をしてくれ、県人会から案内を貰ったことに触れると、氏のマネジメントを全面的にしているという氏のお姉さんを紹介され、また話がはずんだ。尾瀬を画いたものも当然あったが、尾瀬のある群馬県片品村花咲の湯には氏の作品を展示したギャラリーがあるというお話もうかがった。家内の里帰りのときに余裕があれば行ってみたいものである。