久々に熱田神宮参拝へ出かけました。参拝とは書きましたが、動機は新しくできた剣の展示館「草薙館」を見るためです。「草薙館」別項にします。ここでは行き帰りと最近の界隈と境内の様子を書いておきます。
我家から熱田神宮(本宮)までは、名鉄とJR東海道線を渡っていかなければならないので随分遠くにある感じですが、近道して徒歩10分ちょっと。新しくできた歩道橋を渡っていきます。昔あった開かずの踏切と評判の悪かった踏切は数年前に無くなりその上にエレベータ付きの歩道橋が出来ました。当然、古い歩道橋は撤去されてありません。新しい歩道橋の途中から古い歩道橋のあった方角を見るとこんな景色です。

歩道橋を渡った向こう(西側)には名鉄の商業施設のビル(通称、神宮前のパレ)がありましたが、全部東側に新築移転しました。西側のビルはただ今撤去作業中です。数年すると景色がまた大幅に変わると思います。右奥の森は熱田神宮。

歩道橋を渡ると今度は南大津通を渡ります。JR熱田駅方向から伸びているアーケード街は閉店する店が多く寂れた感じです。賑やかなのはお正月とお祭りの有る時ぐらいかも。

境内に入ると、お正月の準備か巫女さんが数人何か検討しているようでした。緋色の袴の巫女さんを見ると神宮へ来たと強く感じます。

本宮(拝殿)の風情は変わりません。お正月になると石段の辺りも白布が広げられ、超大きな賽銭箱になり、遠くから投げ込んでもOKなようになります。石段の上では撮影禁止なのでちょっと遠くからです。

お参りをして逆順で参道を戻って行きます。鳥居を挟んで本殿を遠望します。

手水舎の辺り。一時コロナ禍で使用禁止になっていましたが、通常に復したようです。右の竹で作りつつあるのは、お正月用の臨時の手水です。参道脇の溝の上に20人位は使えるようになっています。

新しく出来た「くさなぎ広場」です。亀さんが沢山いた池は改修され船のオブジェが浮かんでいます。左の建物が新しく出来た「草薙館」、中の奥の方は「宮きしめん」の食事処。屋根はありますが、昔もそうでしたが、オープンスペースになっています。

二十五丁橋。昔々(記憶では40年前)は渡れましたが、しばらくして保護のため見るだけになっていました。しかし、やっぱり渡って感じてもらおうと云う配慮からか、真ん中だけ通れるようになりました。でも、写真写りはちょっとね?と思います。石を25枚ならべた橋です。西行法師がこの橋のほとりの木陰で休み、こんなに涼しいのにどうして熱田なんて名付けたのか?と云った謂われが立て看板に書いてあるはずです。

ここまで見て「草薙館」に入りました。これは別項で記載します。
草薙館を見てから、宮きしめんでお昼にしました。草薙館の刀剣体験コーナー(ここは写真OK)から見た宮きしめんのお店です。新装はなりましたが、雰囲気は昔と同じ感じかと思います。

本日、いただいた、とろろ+エビ天をトッピングしたきしめんです。かまぼこに「宮」の字が入っていたのに気がつかず逆になってしまいました。屋外でしたが、運良く陽だまりの良い席でいただきました。

帰路につきます。今までいた所の案内板がありました。参拝して参道を戻ると目につくようになっています。

参道両側にある佐久間灯籠の周りの茂みが刈り込まれ、良く見えるようになっていました。ただし、上部の飾りは抜け落ちる危険があるのか、全部外して周りに並べてありました。何だか重厚さが無くなってしまったようですが・・・。東から西をみました。奥に対の灯籠が見えます。

旧参道を渡ります。この道は静かで私はこちらの方が好きです。左側にあった能楽殿は無くなり「令和記念館」というのが建っていますが、まだ行ったことがありません。

東門の大鳥居です。

線路を渡る歩道橋へは、少々疲れたのでエレベーターを使いました。左、画面の外になりますが、最近、映画やTVのロケが行われる「神宮小路」は健在です。

歩道橋を渡りきると我が町内へ入ります。私には、線路は俗世間と神域の境界のような存在です。新装なった神宮の内外をゆっくり見られたので、これで初詣代わりにしようと思います。分散参拝とやらに協力です。