翡翠庵閑話

野鳥が好きな、閑人の独り言と日常の見聞録(少し遅れてUPする場合が多いですが、内容と日付は、合せるようにします。)

クセ(特徴)がすごいぞ薬用植物! (マザックアートプラザ4F会議室)

2018年08月04日 | 講演会、公開行事

 ヤマザキマザック美術館で開催の「尾州徳川の花相撲」関連の講演会へ行ってきました。

 講師は、野崎香樹氏 武田薬品工業 京都薬用植物園 大学は法科を卒業してから大学院農学部で学んだという。ちょっと異色の経歴をお持ちの方でした。

 美術館の展示には、薬用植物つまり漢方薬のもとになる植物についての展示があります。また美術館のある辺りは、宗春が蟄居させられた御下屋敷で、その一角では薬用植物が栽培され、特に朝鮮人参の栽培に力を入れていたという。この薬草園は後年、名古屋の医学をおおいに発展させるもとになったという。

 講演に先立ち、講師持参の漢方薬に使う植物(採れたて!)の実物見学や薬研の体験が行われました。

  朝鮮人参(4年もの)

  キハダ(実と幹を短く切ったもの)

  トリカブト(手前の黒い塊状)

  キハダの入った奈良の飴 

 下:薬研の実習体験(かなり力が要った由)

 講演会では、チョウセンニンジン センブリ ウラルカンゾウ トンキンニッケイ キハダ アカジソ2種 トリカブト ナツメ など漢方薬としてよく使われるものについて、その実物(乾燥したもの)を舐めたりしながら効能などについて貴重な話を聴くことができました。ただし、トリカブトだけは、見るだけ聴くだけでした。

 チョウセンニンジンは栽培が難しく、今のものは輸入の天然物が多いが、辺境の地での採取が山が荒れ砂漠化につながるという心配な話でした。アカジソは薬用(香りが強い)と色が良いもの(梅干用)があるのは面白い話でした。

 下:味見用に配られた乾燥した原料の数々。青シール:センブリ(穂先と茎、葉 にがい!) 赤:ウラルカンゾウ(甘い) 緑:キハダ(幹の皮部分 中の葉っぱはナツメ、味覚が阻害される物質を含む) 黄:チョウセンニンジン 白:トンキンニッケイ(肉桂)

 現代ではなるほどといわれる効能が大手製薬会社でも解析(注目)されている、ということも伝わってくる講演会でした。ただし、国内の漢方薬シェア1位(80%以上)は、講師の会社ではなく「ツムラ」だそうです。私が今処方されて服用しているものも「ツムラ」でした。


今年の夏は異常気象!

2018年08月03日 | 自然(公園含む)

 本日の名古屋の気温はまさかの40℃超え、40.3℃。この日の日本一になってしまいました。気象観測始まって以来では戦前の39.9℃というのが1942年にあるとか。それに迫るような39℃台の気温がここ1週間ほど続いていましたが、ついにそれを超えてしまいました。

 今年の夏の始まりは、セミの初鳴き(初聴き)6月30日、エアコン使い始め6月28日と例年より若干早いかなという程度でしたが、その後は猛烈な暑さに襲われるようになりました。台風12号にいたっては西から来ずに東から来て、九州南部でくるりと一回りするという奇妙なコースをとっていきました。

 そのほか各地で豪雨が発生し、大きな被害も出ています。気象の解説ではそれぞれにその時点の理由を説明していますが、今までに無いものばかりで、やっぱり異常気象!を感じてしまいます。どうかこれ以上人間をいじめないでよと、どの神様に祈れば良いのかわかりませんが、教えて欲しいものです。


ゴールは結婚 イタリアー南極一万三千キロの恋

2018年08月02日 | 読書(書籍)

 久しぶりに本を一気に完読しました。著者は家内の知人(私も存じ上げていますが)で刊行早々にお送りいただいたものです。

 奥さんの最近のイタリアでの話は時々家内経由で伺っていましたが、その昔にこんなロマンスがあったことはこの本で知りました。また、イタリアは私たちにとっても懐かしい思い出があり、そして興味ある南極越冬隊の内容で、家内が読む前に一気に読んでしまいました。

 第1章は愛子さんの1971年の回顧録。舞台となるイタリアはローマとフィレンツェで、私たちの知っているイタリアの街でもあります。特にフィレンツェが主で1997年に旅した懐かしい光景が思い出されます。あの街で愛子さんはこんなすごい留学体験をしていたのだと知ると、ちょいと大げさといわれるかもしれませんが、尊敬の念を禁じえません。その留学直前に輝海さんと婚約してから出かけたというから2人の思い切りの良さを感じます。

 第2章は輝海さんの南極越冬記。2人が出会う直前に13次越冬隊員に選ばれていたので、出発までの短い間に電光石火で婚約し出発して行ったくだりは、お2人の決断力の速さに脱帽です。

 2人の連絡方法(まさしくラブレター)は暗号化した電報のみ。多分、今は衛星電話という手があると思いますが、当時の南極との連絡方法はモールス信号での電報、他人の手に委ねなければできません。暗号電報はプロの通信士でもリズム感が悪く、打ちにくかった様です。

 もっとも2人がアマチュア無線の資格を持っていれば、直接可能であったかもと思うのは、アマチュア無線を趣味の一つにしている私としては少々歯がゆいものを感じました。南極のアマ局とは、かなりパワーの出る局が条件の良いときに交信できる程度であったし、アマ無線は暗号は使えませんので世界中に内容は知られてしまう欠点?がありますが。

 越冬を終えたあと帰路ケープタウンからイタリアに行き、フィレンツェで結婚式をして、それからの帰路がそのまま新婚旅行。まさしく、ゴールは結婚です。

 第3章は愛子さんの最近のイタリアとの関わり、特に現在イタリアで行われている統合教育について書かれています。家内が行事を通じて知り合ったのはこの頃ですが、あまりこの内容についての話はお聞きしていませんでしたので、改めて活動内容に敬意を表したいと思います。

 ちょっと蛇足ですが、この本をぜひ読んでみたいという方へ。最近本屋さんを回っても、大手の出版社のものでもない限り、新刊でも置いてないことが度々という経験をしています。そんな時amazonnを検索してまず入手することができました。この本は?と試しに検索してみたら、新刊のところにありました。ご参考まで。


火星大接近

2018年07月31日 | 自然(公園含む)

 今月の天空の大イベント、火星大接近を見ることができました。

 我家のベランダから手摺を頼りに手持ち撮影です。ISO3200、F5.2、1/2秒 35mm換算831mmです。肉眼で見るよりぼけて写ってますが、まぁ証拠写真程度に載せておきます。21時27分南南東のかなり低い位置でした。周りでぼや~と写っているのは中庭の植栽です。

 同じ頃、東の空から少しあがったお月様。上とほぼ同じ条件で撮っていますので大きさの比較になるかも。


空から見た「名古屋の歴史」展 (名古屋都市センター まちづくり広場)

2018年07月22日 | 講演会、公開行事

 前項の美術館の講演のあと、ホールの周囲にある「まちづくり広場」で近代名古屋の歴史をたどる展覧会をやっていましたので、バス待ちの時間を利用してみてきました。

 江戸初期から市域が拡大し、人口が増えていくところをポイントとして、人口、地域、当時の尾張名所図会、古地図などを並べて、名古屋の変遷を知ってもらう内容で、私としては興味あるものでした。

 江戸初期 55千人、明治初期 71千人、大正期616千人、昭和前期 1379千人、戦後597千人、高度成長期 2013千人、平成期 2311千人 という人口の拡大と街の発展を見るのはなるほどとうなずくものがあります。


曽我蕭白作品の修復について (名古屋都市センターホール)

2018年07月22日 | 講演会、公開行事

 今週末から始まる名古屋ボストン美術館最終展の、プレ講演会であるタイトル講演会へ行ってきました。

 このところの同館の展覧会では開会の日に、本家の方から出展作品(目玉作品)にかかわった修復士か、キュレータの人が講演をするのが恒例になっていました。今回はタイトルのように曾我蕭白の作品についてでした。

 講師:ボストン美術館 長倉友子氏、フィリップ・メンデレス氏

 今回講演者、1人は日本人ですが、もう1人のフィリップ氏も京都で10年以上修行したとかで、滑らかな日本語での講演でした。

 元は襖絵だったものがボストンへ渡ってからは、六曲一双の屏風に仕立てられてしまっていたのを、本展では本来の襖絵に仕立て直して展示されますが、その経緯や内容についての講演でした。

 題名の「琴棋書画図」は人生の楽しみ、琴を弾く、将棋を指す、書を書く、絵を画く の4つを併せており、絵の内容もそれぞれ楽しんでいるところを画いてあります。今回テーマのハピネスに相応しい作品です。

 上はパンフから同作品の部分を切り取ってみましたが、これはまだ修復前の姿。これがふすま絵に仕立て直されて展示されます。スライドでチラッと修復後の姿も映してくれましたが、本物は見てのお楽しみです。


生きている地球の記録 (名古屋市科学館 サイエンスホール)

2018年07月22日 | 音楽・映画(演劇含む)

 名古屋市科学館で毎年この時期に行われるタイトルの映画会に行ってきました。内容はタイトルから判る様に環境保護の啓発映画会といえるものです。例年は2日間に渡って行われていたのですが、いつからか1日だけになっていました。(去年はどうだったか?)

 終日上映されるので、出入り自由です。今回は午前の部2作品だけ見てきました。下のプログラムの1、2番目です。

 1作目はオオジシギの生態を、アイヌの神話と日本とオーストラリアを往復する生態を科学的に明かした物語でした。神話を詩情的に、生態を追跡の発信機(現代の文明の力)を使って科学的に解明するという点では興味あるものでした。


今年のグリーンカーテン

2018年07月16日 | 自然(公園含む)

 我家のベランダでは、今年も家内の努力でゴーヤのグリーンカーテンが育っています。

 中庭の植栽も繁茂しているので、区別が付きやすいように、フラッシュを焚きましたがあまり区別が付きませんでした。白い手すりより内側が我家のグリーンカーテンです。

 収穫もありました。7、8センチ程度のちびゴーヤですが、2人で1回で全部食べ切るには適当な大きさです。


大相撲展 (松坂屋南館ホール)

2018年06月25日 | 美術(その他展覧会含む)

 7階の美術館を見た後、エスカレーターで上がってタイトルの展覧会も見てきました。色々しきたりが決められている大相撲。色々なところで多彩かつ豪華さを誇る見るべきものがあるよ、と云うところを一堂に集めた展覧会でした。

 入場するとき係りの人が、撮影OKですが、動画は撮らないでくださいと告げられたので、カラフルなところを少し撮ってきました。

 これは48手を絵馬風に描いたもの。

 これは浴衣の記事見本?四股名を染めたものが多かったようです。

 化粧まわしの数々。なかなか凝ったデザインと艶やかです。

 最後に土俵の模型(実物大だと思います)がありました。観衆は写真ですが、こうしてみると実物のようです。


言葉の魔法展 (松坂屋美術館)

2018年06月25日 | 美術(その他展覧会含む)

 幾多のアニメ映画を作っているスタジオジブリのちょっと変わった視点からの展覧会でした。同スタジオのプロデューサー鈴木敏夫氏が、名古屋出身(高校までは名古屋)であることからこのサブタイトルが付いた展覧会が実現したようです。

 同氏はプロデューサーであると同時に多くの作品のキャッチコピーを作り、それは同氏の墨書によりそのままポスターなどに使われたことから、展示の多くは同氏の作品展?のようでした。

 最後のコーナーは撮影可でした。千と千尋の神隠しのセットとキャッチコピーでした。また後ろを振り返ると巨大なトトロが鎮座していました。

 セットの湯屋が時間とともに照明が変わり幻想的な雰囲気を出していました。

 振り向けば、トトロ。その大きさにみんなびっくり。