11月30日、神奈川県民ホールにて「今 戦争と憲法に向き合う」をテーマに講演会がありました。
オープニングは神奈川うたごえのみなさん。
創立以来、世代を超えた多くの仲間と平和を願いながら歌い続けて2024年に創立75年を迎えるそうです。
「青い空は」「今もどこかで」を披露して頂きました。
歌詞もメロディもとても心に響いてこれからも多くの人の耳に届くといいなと思いました。
開会のあいさつは小説家の山崎洋子さん。
出身は京都宮津市ですがずっと横浜に憧れがあったそうです。
幼少時は戦争の話を聞くこともなく育ち憧れの横浜に住むようになり50歳の時ゴールデンカップスのその後を描く中、取材で戦争と横浜のつながりを知ったそうです。
米軍、横浜大空襲、弱い立場の女性、慰安所、GⅠベビーなどを知り平和を意識する義務の話をされていました。
法政大学代19代総長の田中優子さんによる「改憲発議と自民党憲法改正草案」
現在の投票率の低さに触れ30%~50%という過半数に満たない投票率で決まっていいのかという疑問。
軍事費拡大されると憲法が改正される。
市民としての権利がある。
内容を知って投票するのと知らないで投票するのは全然違うというお話は改めて意識を高めなければ・・・という気持ちになりました。
TVキャスター・記者をされている金平茂紀さんからは「ウクライナ 憲法 メディア」と報道視点からの講演を聞かせて頂きました。
どんな理由があろうと戦争は人殺し。絶対にやってはいけない。
戦争と言わず特別軍事作戦という言い方をしていることもある。
兵士の死体の横でリポートする映像を流した、賛否はあったものの「戦争が始まると弱者から戦地に向かわせる」ロシアの中でも少数民族のチェチェン人から戦地に行かされるという現実。
胸が痛くなりました。
その後、30歳の男性が登壇し若者目線からの発言がありました。
今風に原稿はスマホからという時代を感じましたがしっかりとアピールされていました。
思春期以降初めての戦争体験で感じることはあるがまだまだ世の中に興味を持っていない若者はたくさんいる
[三つのハードル]
①政治、社会
②変えられると思えるか
③変えようとする仲間がいると思えるか
SNS で若者に向けて情報発信してほしい、とのことでした。
客席から発言を聞いていた年配の方も大きく頷きながら聞いていました。
ステージでは意見交流もあり会場内でも刺激になったと思います。
参加者は当日券265人を含む800人以上、とても有意義な時間を共有できました。