川崎建築労働組合 BLOG

川崎建築労働組合
川崎市川崎区藤崎1-13-27
TEL 044-222-4447/FAX 044-233-1352

「ベトナム行きの戦車を止めて50年」のつどい

2022-12-20 12:30:15 | 組合日記
1972年8月5日、べトナム戦争に反対する市民は横浜ノースドック手前の村雨橋にて戦車阻止行動を行いました。
建設プラザと村雨橋はわずか150mの距離です。

12月18日に建設プラザにて「ベトナム行きの戦車を止めて50年」のつどいが行われ当時参加された方から20代の若者まで133人が参加し120あった椅子と資料不足で立ち見が出るほど大盛況の行事となりました。


ロビーではパネルと写真展(右手が建設プラザかながわの位置)

開会前に1972年に放送されたニュース映像が紹介されました。




実行委員長(神奈川県労働組合総連合議長)住谷和典さんからのごあいさつ。



講演① ジャーナリスト末浪靖司さんによる「米軍戦車は阻止された ~ウクライナ戦争、台湾有事、敵地攻撃を考える~」というテーマでお話下さいました。新聞で報道されていない事実を知りました。

講演② ジャーナリスト、平和新聞前編集長 布施祐仁さんは「戦争闘争と日米地位協定 ~なぜ日本政府はここまで言いなりなのか~」

特別報告 弁護士・市民のための横浜市政を進める会代表 岡田尚さんからは「安全保障は国の専管事項か」というお話がありました。




フロアからの特別報告では平和委員長の田辺清美さんが建設の立場からの発言。



2000年生まれの一ノ瀬歩香さんは「父もまだ生まれていない時代の事で参加した祖父から話を聞いた。青年の知らない、わからないは知りたくないというわけではない」とスマホ原稿を見ながらの発言に希望と世代を感じました。

若い人たちにどうやってつないでいくかという課題もありますが青年を援助しながら一緒に発展していけたらと思います。


2022 全県社保活動者会議

2022-12-15 16:28:12 | 組合日記
12月5日、仲間のいのちと健康を守る運動を大きく前進させよう! 2022全県社保活動者会議がありました。
講師は埼玉土建国保 常務理事 加藤隆博さんによる『健康診断・特定検診等の受診促進のための組合の運動について』
検診受診率向上の取り組みは健康な組合づくりにつながる。組合員と家族の健康増進のために国保組合の価値を存分に発揮し、ともに日本が世界に誇れる国民皆保険制度を支えてきた建設国保組合の仲間で団結して政府の公費削減路線の流れを変えていく運動を前進させ社会保障制度を拡充していきましょう!というお話がありました。


藤田保健師からは昨年度の保険調査結果発表。
特定検診実施状況(全建総連22国保組合)の神奈川県は2019年度50.4%(全国53.5%)2020年度は44.5%(全国48.0%)でした。




市川保健師からは健康講習会やみんなで測定コースについての説明がありました。
メタボ対策におすすめのメジャーは測ると一定以上の数値は赤く表示されたり一目でBMⅠ(適正体重)の値がわかるようになっていました!!  


閉眼片足立ち(体の中心の筋力検査)では川連事務局が驚異の80秒以上を記録しました!



今回、学んだことを組合に持ち帰り健康講習会、健康づくり運動の活性化を目指すとともに検診受診率の向上、家族ぐるみのハガキ運動と予算実現に向けて引き続き頑張っていきましょう!


赤紙配りと平和集会2022

2022-12-15 13:01:11 | 組合日記
日本が真珠湾の米艦隊を奇襲攻撃し英米に宣戦布告をした1941年12月8日から81年経ちます。

開戦4年後の8月15日、日本は無条件降伏をしますが、それ以前の日中戦争を含めればアジア太平洋戦争は日本人死者400万人を含む2000万人もの命を奪いました。
日本はこの惨状を前にして二度と戦争をしないという不戦の誓いをたて非武装の平和憲法を制定しました。

しかし、今や政府は不戦の誓いを忘れて今後5年以内にスタンドオフミサイルを中心とした敵基地攻撃能力を格段に強化しようとしています。
しかも攻撃能力を強化するために40兆円が必要だとし国民が犠牲を払ってでもその費用を負担するのは当然としています。
公共インフラ、軍事研究に国民を動員しようとしています。

政府は、攻撃力の強化は日本の安全保障のためと言っていますがアメリカの対中国封じ込め政策に協力するためのものであることは明らかです。
日本の攻撃脳力の強化は周辺国の警戒を招き周辺国との緊張関係を高め東アジア全体が不安定になります。
また台湾をめぐりアメリカと中国で武装衝突が起きれば集団的自衛権により日本も参戦し沖縄、南西諸島が戦場になり周辺国を巻き込んで戦禍が広がります。
ウクライナの有様を見れば戦争が始まれば私たちの安全が根底から覆ることは明らかです。

日本がすべきことは平和憲法を守りその理念のもと、東アジアで絶対に戦争が起きない体制を作りだすことです。そのことが東アジアの平和を守りひいては日本の
安全を守ることになります。

皆さん、東アジアの平和的秩序を守るために、若者を戦争に行かせないために、私たちの生活を守るために軍拡絶対反対を宣言し、そのために全力を尽すことを誓いましょう。



開戦記念日の12月8日、川崎駅付近で二度と戦争をしてはいけないと戦地に夫や息子を送り出した妻、母の気持ちを込めながら赤紙を配りました。

年々、興味を示す人は少なくなるものの当時を経験された方からは励ましの言葉を頂きました。



私たちは再び過ちを繰り返さないためにこれからも伝え続けていきます。



夜は稲毛公園で平和集会がありました。




終戦記念日は各メディアで多く取り上げられていますが
開戦記念日を知る人は段々薄れています。
平和といのちと人権を守るため、ともに頑張っていきましょう。

今 戦争と憲法に向き合う ~正確な情報をつかもう!!~

2022-12-01 11:53:34 | 組合日記

11月30日、神奈川県民ホールにて「今 戦争と憲法に向き合う」をテーマに講演会がありました。

オープニングは神奈川うたごえのみなさん。
創立以来、世代を超えた多くの仲間と平和を願いながら歌い続けて2024年に創立75年を迎えるそうです。

「青い空は」「今もどこかで」を披露して頂きました。
歌詞もメロディもとても心に響いてこれからも多くの人の耳に届くといいなと思いました。

開会のあいさつは小説家の山崎洋子さん。
出身は京都宮津市ですがずっと横浜に憧れがあったそうです。
幼少時は戦争の話を聞くこともなく育ち憧れの横浜に住むようになり50歳の時ゴールデンカップスのその後を描く中、取材で戦争と横浜のつながりを知ったそうです。
米軍、横浜大空襲、弱い立場の女性、慰安所、GⅠベビーなどを知り平和を意識する義務の話をされていました。



法政大学代19代総長の田中優子さんによる「改憲発議と自民党憲法改正草案」

現在の投票率の低さに触れ30%~50%という過半数に満たない投票率で決まっていいのかという疑問。
軍事費拡大されると憲法が改正される。

市民としての権利がある。
内容を知って投票するのと知らないで投票するのは全然違うというお話は改めて意識を高めなければ・・・という気持ちになりました。


TVキャスター・記者をされている金平茂紀さんからは「ウクライナ 憲法 メディア」と報道視点からの講演を聞かせて頂きました。

どんな理由があろうと戦争は人殺し。絶対にやってはいけない。
戦争と言わず特別軍事作戦という言い方をしていることもある。

兵士の死体の横でリポートする映像を流した、賛否はあったものの「戦争が始まると弱者から戦地に向かわせる」ロシアの中でも少数民族のチェチェン人から戦地に行かされるという現実。
胸が痛くなりました。

その後、30歳の男性が登壇し若者目線からの発言がありました。
今風に原稿はスマホからという時代を感じましたがしっかりとアピールされていました。
思春期以降初めての戦争体験で感じることはあるがまだまだ世の中に興味を持っていない若者はたくさんいる

[三つのハードル]
①政治、社会
②変えられると思えるか
③変えようとする仲間がいると思えるか

SNS で若者に向けて情報発信してほしい、とのことでした。
客席から発言を聞いていた年配の方も大きく頷きながら聞いていました。
ステージでは意見交流もあり会場内でも刺激になったと思います。 

参加者は当日券265人を含む800人以上、とても有意義な時間を共有できました。