≪KF-net≫バイオマス発電所、訪問記

2010年3月2日（火）、
東京ガス株式会社 横浜研究所を訪問し、
バイオマス発電をはじめとする、高効率エネルギー利用についての新技術などを、
見学させていただきました。


　まずは、研究所のご担当者の方から、東京ガスで行われている環境対策をはじめ、
　施設で行われている研究についてなど、ご説明をいただきました。


　続いて、施設内のご案内をいただきました。


　多くの設備が屋上に設置されています。
　これは小型のコージェネレーション。
　回収した排熱を冷房にも利用でき、省エネルギー性が大きく向上しています。
　当日は、あいにくのお天気でしたが、幸い雨は降っていませんでしたので、
　無事に見学ができました。


　横浜研究所では、ホロニックエネルギーシステム（スマート・エネルギー・システム）の考えに基づき、
　さまざまなエネルギーの試行も行っています。
　これは風力発電の実験設備です。


　こちらがバイオマス発電の実験設備です。
　一日に20～30kgの生ごみを投入して発酵させ、60％をメタンガスとして回収しています。
　回収したガスはガス・コージェネレーションに導入して発電します。
　すでに20t/日だと、10年で採算ベースに乗るという試算ができているそうです。


　残飯は投入前に機械で細かくしておきます。
　さらに残渣は液肥として利用するため、ほぼゼロエミッションが実現可能とのことでした。


【参加者の声】
・東京ガスがさまざまなエネルギー開発を試みていることを知り、驚くとともに非常に嬉しかった。
　研究が企業で行われているのだから是非事業化できることを祈りたい。
・最先端のエネルギー基盤技術を見学でき、少し知識が向上した（？）と感じた。
・燃料蓄電池が意外とコンパクト
・食品残渣のコンポスト処理を始めたところなので、研究所がミキシングしていたことは参考になる。
・いわゆる自然エネルギーは不安定エネルギーであるのは当然なので、
　電力の安定供給システムの開発の実際を視覚化して提示してあり、なるほどと思った。
・研究として色々と思考錯誤されている事は理解できるのですが、
　どれほどの価格で市民が使えるかは疑問がありました。
・都市部での自然エネルギーの導入には、いろいろな面で制約があるので、
　多角的に検討していく必要があると思った。
・人口が集中する都市部には、それだけ食品残渣や生ごみが多く発生するので、
　バイオマス発電には期待したい。

※東京ガス 川崎支店さま、横浜研究所さま、
　ご案内、本当にありがとうございました！



（以下、案内メール）
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川崎とその他の地域で環境を考えるみなさま

いつもお世話になっております。

以前から都市部におけるバイオマス発電について興味があったのですが、
このたび、東京ガスさんの横浜研究所で行っているバイオマス発電を、
見学させていただけることになりました！

ご興味のある方、ご一緒しませんか？

　◆日時：３月２日（火）13：30集合、14：00～15：30頃（予定）
　◆集合場所：JR鶴見駅東口　バス乗り場（臨港バス「鶴08系統ふれーゆ行き」）
　◆定員：先着10名

研究所では、ご担当者の方にご案内をいただき、
ご説明をお聞きすることができます。

横浜研究所では、所内の食堂で発生する生ごみを原料に使った発電のほか、
川崎市で行われている藻場造成の実証試験での藻のバイオガス発生量等の
確認にも使われるとのことです。

また、最先端のエネルギーシステムとして注目の、
ホロニック・エネルギーシステム（スマート・エネルギー・システム）も、
ご紹介いただけるのでは、とのことで、本当に楽しみです。

参加を希望される方は、

１）お名前
２）ご所属
３）ご連絡先メールアドレス
４）緊急連絡時用の携帯電話番号
５）ご興味・ご質問事項など

以上を記載の上、KF-net事務局：kawasakifuture@gmail.com まで、
メールでお申し込みください。

たくさんの方と、ご一緒できるのを楽しみにしております(^_^)。

よろしくお願いいたします。


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“川崎フューチャー・ネットワーク”
　三枝信子　kawasakifuture@gmail.com　拝
　http://blog.goo.ne.jp/kawasakifuture/
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