南佳孝1982年リリースのアルバム『Seventh Avenue South』
ディヴィッド・サンボーンのクールでカッコイイ サックスで始まるまさに「COOL」という曲で幕をあけるこのアルバム。
ニューヨーク録音と通算7作目というのをかけたのかどうか知りませんが、実に格好つけたアルバムです。
格好つけもここまで徹底すれば見事なもので、実に都会的な名作だと思います。
南佳孝には、デビュー作にして最高傑作との呼び声も高い『摩天楼のヒロイン』というニューヨークをテーマにした傑作がありますが、『Seventh Avenue South』がリリースされた時にはそのアルバムと比較した論評が多くあったように記憶しています。
ニューヨーク録音ながら歌の場所はあくまでも日本の都会、というコンセプトとリアルタイムで聴いたという同時代感覚ゆえに、個人的には『Seventh Avenue South』に対する思い入れが強いですね。
さて、このジャケット写真。
アメリカン・アートに少しでも興味のある方なら、どなたでもご存じではないでしょうか?
20世紀アメリカを代表する画家のひとり、エドワード・ホッパーの代表作と言って良いでしょう、『Nighthawks』1942年の作品です。
深夜の街でポツンと光るダイナー。年老いた店員と3人の客。都会の孤独感、倦怠感のようなものが見事に描き出されています。
そして、言いようのない不安感、そうこの不安感のようなものがエドワード・ホッパーの特徴のような気がします。
『Nighthawks』は、後々のアートシーンに少なからず影響を与えたと思われ、この絵をモチーフにした作品を絵画のみならず映画などでも見かけることがあります。
例えばこれ。
元祖パブロック・バンドとも言うべき、アメリカの田舎のバーバンド Eggs Over Easyが帰国後1972年にリリースした『Good‘N’Cheap』のジャケット。
よく「The Bandの『Moondog Matinee』のジャケットを連想させる...」というような記載を目にしますが、それは間違い。よく見れば、そのまんま『Nighthawks』だと分かりますよね。
個人的には、エドワード・ホッパーの絵は大好きです。
1990年頃だったと思います。東京都庭園美術館で「エドワード・ホッパー展」が開かれました。
もちろん観に出かけました。
庭園美術館は山手線の目黒駅から目黒通りを白金台方面へ5~6分歩いた便利な場所にありました。都心とは思えない閑静で素晴らしい庭園を持つ洋館は、ホッパーの絵を観るには絶好の場所でした。
東京近郊にお住まいで、まだ行かれたことが無い方がいたら、是非一度足を運ぶことをお勧めします。
そして、初めて見た実物の『Nighthawks』。
感激でした。
もう一度観たいなあ。
思い切って、シカゴ美術館へ飛ぶか?
ディヴィッド・サンボーンのクールでカッコイイ サックスで始まるまさに「COOL」という曲で幕をあけるこのアルバム。
ニューヨーク録音と通算7作目というのをかけたのかどうか知りませんが、実に格好つけたアルバムです。
格好つけもここまで徹底すれば見事なもので、実に都会的な名作だと思います。
南佳孝には、デビュー作にして最高傑作との呼び声も高い『摩天楼のヒロイン』というニューヨークをテーマにした傑作がありますが、『Seventh Avenue South』がリリースされた時にはそのアルバムと比較した論評が多くあったように記憶しています。
ニューヨーク録音ながら歌の場所はあくまでも日本の都会、というコンセプトとリアルタイムで聴いたという同時代感覚ゆえに、個人的には『Seventh Avenue South』に対する思い入れが強いですね。
さて、このジャケット写真。
アメリカン・アートに少しでも興味のある方なら、どなたでもご存じではないでしょうか?
20世紀アメリカを代表する画家のひとり、エドワード・ホッパーの代表作と言って良いでしょう、『Nighthawks』1942年の作品です。
深夜の街でポツンと光るダイナー。年老いた店員と3人の客。都会の孤独感、倦怠感のようなものが見事に描き出されています。
そして、言いようのない不安感、そうこの不安感のようなものがエドワード・ホッパーの特徴のような気がします。
『Nighthawks』は、後々のアートシーンに少なからず影響を与えたと思われ、この絵をモチーフにした作品を絵画のみならず映画などでも見かけることがあります。
例えばこれ。
元祖パブロック・バンドとも言うべき、アメリカの田舎のバーバンド Eggs Over Easyが帰国後1972年にリリースした『Good‘N’Cheap』のジャケット。
よく「The Bandの『Moondog Matinee』のジャケットを連想させる...」というような記載を目にしますが、それは間違い。よく見れば、そのまんま『Nighthawks』だと分かりますよね。
個人的には、エドワード・ホッパーの絵は大好きです。
1990年頃だったと思います。東京都庭園美術館で「エドワード・ホッパー展」が開かれました。
もちろん観に出かけました。
庭園美術館は山手線の目黒駅から目黒通りを白金台方面へ5~6分歩いた便利な場所にありました。都心とは思えない閑静で素晴らしい庭園を持つ洋館は、ホッパーの絵を観るには絶好の場所でした。
東京近郊にお住まいで、まだ行かれたことが無い方がいたら、是非一度足を運ぶことをお勧めします。
そして、初めて見た実物の『Nighthawks』。
感激でした。
もう一度観たいなあ。
思い切って、シカゴ美術館へ飛ぶか?