the Laughing Gnome

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ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展 「江戸の誘惑」@江戸東京博物館

2006-12-10 | 国内旅行・庭園めぐり/散策・展覧会日記
数は非常に少ないものの、武家や豪商などの注文に応じて制作された肉筆画は注文制作によって1点だけ特別に描かれた、言わば「特注品」ということで、そのせいか普段目にする「浮世絵」よりはより「正統な日本画」に近い印象だった。


葛飾北斎「鳳凰図屏風」(日本初公開)


葛飾北斎「唐獅子図」(日本初公開)

どちらも鮮やかで、しかも美しく、前を離れがたいものがあった。


無款(葛飾北斎)「提灯絵 龍虎」「提灯絵 龍蛇」(世界初公開)

龍は男性、虎/蛇は女性の象徴でこの両性の永遠の対立と依存の関係を表したものとの事。

神戸、名古屋とそして東京で開催されたこの展覧会は明治期における国宝の大量流出を実に顕著に示すものでした。

両国にある江戸東京博物館は初めて行きましたが、国技館の裏というなかなか面白いロケーション、行きづらいところにあるのですが、また行こうと思います。

江戸東京博物館HP:特別展のお知らせ

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2 コメント

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鳳凰図屏風がきれい (鳥花月)
2006-12-18 23:41:13
 こんばんわ。鳳凰の絵がきれいで、ゴ-ジャスですね。想像上のトリだけど、リアルですね。
 ちょうちんは色つかいとかが、すごいです。ドロドロとした感じで。
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鳥花月様 (Isolar)
2006-12-19 19:15:03
どうもこんばんは。
どうも私は一般的な日本画よりこれぐらい濃いほうが
好みのようです^^;。

>ちょうちん

確かに。描かれているものも濃い~ですもの
ね^^;。
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