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暮らしのあじわい

幸せを作る、見つける、あれこれです。

映画「U571」2000年アメリカ ・ 暑いワン(犬)

2009年08月22日 | 映画・その他

録画しておいた映画「U 571」を見ました。

第二次世界大戦中、暗号機「エニグマ」を
ドイツ潜水艦U571を乗っ取ることにより奪取するという任務を
遂行する話です。
史実をベースにしているとのこと。

爆雷攻撃やギリギリの深度まで潜った時の乗員の恐怖感、
魚雷など敵艦から攻撃を受けている時の潜水艦内の緊迫感など、
リアルな映像もあってドキドキハラハラ、手に汗握り画面に釘付けになります。

映画に出てくる潜水艦はミニチュアではなく、
残存する設計図を元に実物大のレプリカを造り、
実際に水上航行や潜航もできるそうです。

公開当時はかなりな評判になった映画なのだそうですが、うなずけます。
見ごたえ十分でした。

暑さでゆるんだ我が精神が一時的にシャンとしたような。


公園で出会った犬。暑そう!


映画「剣岳‐点の記」 ・ 月見草

2009年08月04日 | 映画・その他


川沿いで見つけた月見草

昨日は友人と久しぶりに映画館で「剣岳‐点の記」を鑑賞。
新田次郎の実話を基にした同名小説の映画化です。

明治40年、日本地図完成のため、前人未踏の山「剱岳(つるぎだけ)」に
挑んだ測量隊の任務遂行の物語。

冬の立山連峰と過酷な登頂の様子が迫力をもって伝わってきます。
責任を背負っての山登りはまさに命がけ。
登頂を目的とした山岳会との対比で任務の厳しさがより鮮明に。

普段、何気なく使っている日本地図が、多くの人の命がけの任務によって
完成されたのだと改めて実感させられる映画でした。

怠け者の私は、途中までケーブルカーで行き、あと少しだけ歩いて山頂へという、
観光登山が大好きです。
が、それも多くの方々の努力の結果、可能にしていただいているのですね。
多謝。


映画「博士の愛した数式」 ・ ぎぼうし

2009年07月16日 | 映画・その他


川沿いの遊歩道の片隅にぎぼうしがひっそりと。

映画「博士の愛した数式」(平成17年 日本)を見ました。
事故の後遺症で記憶が80分しかもたない数学博士(寺尾聡)と家政婦(深津絵里)と
その息子(小学生)のほのぼのとしたふれあいの物語。

強い表現も、涙する場面もないのに、3人のやさしさがじわっと心にひびき、
静かな感動に満たされます。
緑の野原、小川のせせらぎ、土手を走る自転車など春先ののどかな情景が素的。

テレビで日々報じられる現実社会のもろもろとは別世界。
映画とはいえ、思いやりに包まれたやさしい暮らしに接し、
しばらくの間、穏やかで幸せな気持になれました。


映画「シェーン」1953年 米 ・アガパンサス

2009年07月12日 | 映画・その他

録画しておいた映画「シェーン」を?年ぶりかでまた見ました。
何度見てもその都度ドキドキと感動があります。
主題曲「遥かなる山の呼び声」のメロディーと美しい山間風景も心に残って。

幼いながら家族の一員として役割を果たす息子ジョーイ、
正義感あふれるジョーイの父親スターレット、
そして男気あるガンマン、シェーン。

ラストシーンの少年の呼びかけ「カムバック シェーン」の場面は、
何度も見てわかっているのですがやはり、その余韻と切なさが胸に迫ってきます。

50年以上経っても、家族の在り方、正義感など全く違和感がありません。
人として大切にするべき道をあらためて思い起こさせてくれました。


もう終わりと思っていたアガパンサスがまだ頑張っていました。
地味な色の花ですが、たくさん咲いていると華やか。


映画「ジャイアンツ」(1956年 米) ・ ヤブラン

2008年09月11日 | 映画・その他


地味なヤブランもまとまって咲くと華やか

アメリカ映画「ジャイアンツ」を二日がかりで見ました。
音楽も、画面も、ストーリーも壮大。

テキサスの大農場主、ベネディクト家の30年間を描いた、
3時間20分の大河ドラマです。
東部から嫁いだヒロインを中心に、価値観の違い、人種差別、愛情などが
生み出すドラマは、まさに古きよき時代のアメリカそのもの。

なにより、エリザベス・テーラーがきれい。
ジェームス・ディーンのニヒルな演技も見事。
ディーンはこの映画が遺作になってしまったのでした。
ロック・ハドソンも好演しています。

52年前の映画ながら、名優の演技もあいまって、
テレビでの鑑賞ですが、楽しむことができました。
雄大な大農場を感じさせる音楽も好きなのです。


映画「東京オリンピック」・月見草

2008年08月26日 | 映画・その他


月見草(宵待ち草) ウォーキングの途中で

北京オリンピックが終わりました。
メディアはこの2週間、オリンピック一色でテレビは
絶叫のオンパレード。
選手の活躍を応援しながらも、この騒ぎには辟易していました。
なぜか今回の祭典を楽しみきれなかったせいかも・・・。

7月に録画しておいた映画「東京オリンピック」(昭和40年東宝配給)を見ました。
1964年、東京で開催された第18回の記録ともいえる映画です。
簡素ともいえる競技場。
演出も派手さは無く、スポーツの祭典にふさわしい爽やかさがあります。

富士山の映像や、日の丸の国旗掲揚、国歌「君が代」の演奏など、我が日本を
実感させられ感動。日本開催ならではの映像です。

競技の素晴らしさはどのオリンピックも共通。
が、中でも、女子バレーの対戦は映画ならずとも、かすかな記憶があります。
それこそ、回り中の人が手に汗握り熱狂したような。
町中の電気屋さんのテレビの前は黒山の人だかりでした。

44年も前になります。映し出される人々の姿が懐かしい。
美智子様も大変お若く美しくて。

何よりも閉会式が印象的でした。

「この大会が人類の喜びと親しみのもととなることを祈り、世界の幸福のために、
いっそう熱意と勇気と栄誉をもって、世代を越え、永遠にオリンピックの心が
伝えられんことを・・・。」の挨拶。

「押し寄せる拍手の波、国境を忘れ、渾然と一体になり、ただ同じ人間として笑い、
親しみ、別れを惜しむ人々の群れ、すばらしい、世界の平和とは、人類の平和とは、
こんなものであろうと胸が熱くなる・・・」別れの状況を伝えるアナウンス。

映像の中の閉会式は、参会者が一体となり、拍手、打ち振る白いハンカチ、
蛍の光の歌声、笑顔、さよならを告げる花火の号砲でみたされ、まさに平和を実感。
アナウンスどおり、大きな感動をおぼえます。

誘致が検討されている「東京オリンピック」。
かつての「東京オリンピック」の感動が再現されるならうれしいなと。


映画「昼下がりの情事」 ・ ナスタチウム

2008年07月09日 | 映画・その他


ナスタチウム
梅雨空に 明るさ添える 赤黄色

映画「昼下がりの情事」(1957年 米)を見ました。

またまたオードリーの映画です。
題名とは裏腹の楽しいたのしいラブロマンス。

初老のプレイボーイと、背伸びしてプレイガールの振りをする娘との恋物語。

何かと気になる娘の正体をつかもうと
私立探偵に調査を依頼したりするゲイリークーパーが愉快。
オードリーのけなげな演技もほほえましい。
娘の幸せをひたすら願う父親も素敵。
結果ハッピーエンド。
最後のシーンは、見る者をも幸せにしてくれます。

オードリー・ヘプバーン、28歳。
可憐でなんともかわいい。キュート!
その魅力が最大限発揮されていて、何度見ても楽しめます。


映画「ワンス アンド フォーエバー」 ・ チャイブの花

2008年07月07日 | 映画・その他



           葱坊主のようなチャイブの花が通りがかりに。
                   まあるい球状です。

映画「ワンス アンド フォーエバー」(2002年 米)をみました。
実際にこの戦いに参加したハル・ムーアと
ジャーナリストとしてその場に立ち会ったジョー・ギャロウェイ、
二人の共著によるベストセラー・ノンフィクションの映画化です。

戦場で戦う兵士たちと、その兵士の帰りを待つ家族などの心の葛藤と、
死が日常的な戦場の現実などが、迫力ある戦闘シーンをまじえて迫ってきます。

平和な日本にあって戦争はよそ事と思いがち。
が、この映画で戦争の悲惨さを改めて思い知らされ、
あってはならないとの思いを深くしました。


映画 「半落ち」 ・ 万両の実

2008年06月27日 | 映画・その他


     万両の実が葉っぱに隠れて

映画「半落ち」(2003年日本)を見ました。

原作(横山秀夫)はベストセラーになり、
映画も2005年日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しています。

アルツハイマー病を発症した妻に懇願され、
やむなく殺してしまった元捜査一課の警部の話です。
主人公の夫婦は一人息子を骨髄性白血病で失っているという設定。

夫婦愛と介護、移植に関してなど、様々な問題提起が。
命の重さ、人とは何なのか、家族愛とは。
魂が壊れていく・・・の発言が胸にずしんと重たくひびいて。

なんともいえないやりきれなさ。
夫々の思いが胸に迫り、切なく、悲しい。

暗い話ながら、地味な映像で丁寧に描き、
じわじわと見るものの心をつかんで感動させます。

梶警部役の寺尾聡の演技が際立って。


映画「チップス先生さようなら」 ・ ランタナの蕾

2008年06月23日 | 映画・その他


           黄色いランタナも蕾が膨らんで。
    小さな蝶ネクタイの整列です。枝を揺らすと爽やかな香りが。

午後の約束が直前キャンセルとなり、ぽっかり時間が空きました。
大好きな映画の時間が出来て
「チップス先生さようなら」(1969年 米)を。

イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが1934年に発表した小説、
「グッドバイ・ミスター・チップス」のミュージカル映画化作品です。
本で読んだのとは違った感動が。

新任教師から80歳過ぎまでの、愛に満ち信念を貫いた
教育者の生涯を描いたドラマ。
精一杯、教育に取り組む姿勢、妻や生徒に対する
温かく広やかな愛情がこころにしみます。
最後の退職する時の挨拶は胸に迫り感動。

ピーター・オトゥール演じるチッピングが飄々として見事。
「ロンドンはロンドン」「あなたと私」などの楽しいミュージカルナンバーが、
地道に歩む彼の人生を明るくしています。
しみじみとした品のあるミュージカル作品でした。

今の学校にチップス先生は?