ラーメン二郎系のいわゆるインスパイアと呼ばれるお店は、数々あるが、三鷹と東伏見の間にある「いごっそう」はその中でも特別な存在である。
そんないごっそうに先日出掛けてきた。三鷹に所用があるのは少なくない小生だが、こちらに来るのは久しぶりだ。
いごっそうが特別な存在というのは、こちらの店主が、インスパイアを志して似たようなものを作ったのではなく、元々二郎の本店で働いていたからだ。
今では二郎の代名詞となっている「ニンニク入れますか」というコールは、こちらの店主が作り出したもの。
二郎本店の総帥の信頼も厚く、本来なら二郎三鷹店と名乗ってもよかったはず。にも関わらず、土佐弁で「気骨のある男」という意味の「いごっそう」を名乗り、お店を構えたところは、店主さんの心意気というべきだろう。
幸い時間がずれたこともあり、それほど待つことなく入店できた。久しぶりに来たら、食券制になっていた。オーダーは少な目ラーメンだ。
ほどなくしてコール・・・ということで、ニンニク・アブラ・カラメと。こちらの店主さんは、「全マシ」とか「ニンニク以外」なんという言い方は嫌とお聞きしているので、きちんと、お伝えした。
出てきたのがトップ写真のこれ・・・正直なところ「ぶたまる」のミニより少ない。逆に女性や小生のような年寄りにはちょうどいい。
そしてスープだが・・・ズズッ、おっ、こ・これは・・・ひょっとして本物? と思うくらい二郎の味に近い。
ただ、麺は本家よりは細く、一般的なもの。野菜もデフォとしてはおとなしい量だった。また、アブラはマシの感じがあまりしなかったが・・・
それでもこの味はなんとも懐かしさを感じる味であった。素晴らしい・・・と。
そのせいか、このお店では長居をしてはいけない気になってきた。そう、小生が学生の頃は、女性はもちろん、男性でも食べるのが遅い人は冷たい視線を浴びたものだ。
したがって、食べ始めて5分以上かかるようでは・・・と。ところが、今では5分以内で食べ終わるのはむしろ稀有な感じだが・・・
少な目なボリュームで長居は禁物と3分ほどで完食、テーブルを拭いて丼とコップをカウンターの上にあげてごちそうさまと。
いやあ、やっぱりいごっそうは別格なインスパイアだなあと・・・また近々行けるといいなあと。
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