この表題を書いた時点で過去の記事をたぐってみた。一年前にまったく同じ表題で書いていた。期せずして・・・だが、それぐらい自分の中の吉例になっている。
吉例なのかどうかわからんが、仕事をやる気もないようなオヤジがクビにもならずにいられるということは、ご利益があるということなのかも知れない。
ともあれ、毎年のように早めに到着し、ソッコーで手続きをし、ああ、いつもの印半纏の頭が仕切っているなあ・・・と眺めながら昇殿する。
今年も運よく、待ち時間もほとんどなく、また人数も少ない組に入ったのでスムーズだった。ここでは、昇殿者の名前を読み上げてくれる。
小生の名前も入っているなあと確認しながら、あれれ・・・この会社名って? 確か、昨年の昇殿の時にも一緒の組だったぞ。
ほんのわずかな時間でなんども入れ替えられる、この参拝で二年続けて同じ組に入るって、かなりの偶然という感じである。
毎年のことって、けっこうみんなやっているんだなあと・・・といいつつ、今回は違ったことがあった。
昨年までは昇殿参拝の際、グループや家族の代表者が白い法被みたいなものを着ていたのだが、今年は紙製の襟章みたいなものになっていた。
また、お神酒をいただくところも、これまでは代表者ともども参列者全員が同じところに進んでいたものが、代表者とそれ以外でコースを変えていた。
要は、大量の参列者を合理的にさばくための工夫をしている様子。もちろん、参拝自体に変化はないので、これによってご利益が変わることはないだろうが・・・
今回は、その結果として今まで歩いたことのないコースに回る機会があり、そこで発見したのが、銭形平次の碑。
野村胡堂によるこの傑作小説はあまりに有名だが、小説というより大川橋蔵のあたり役として、ドラマの方が有名かも知れない。
もちろん架空の人物だが、ご丁寧に八五郎の碑まで脇にあった。個人的には毎回ここに来ると、舟木一夫のあの主題歌が聞こえてくる気がする。そんな人物の碑が、しっかり本殿の脇にあるところがなんとも興味深い。
また、今年も成長はなくていいから、適当に生きていければ・・・と。
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