全長4.1m級で7人乗りのミニバン

インドネシアのモーターショーにトヨタの出品した7人乗りのコンパクトミニバン「カリヤ」というのがニュースで回ってきた。

 

　この車はダイハツと共同開発したものでダイハツでも「シグラ」という名前で売られているという。

　小生が引っ掛かったポイントは、そのサイズだ。全長4110mm×全幅1655mm×全高1600mm、ホイールベース2525mmという。

　

　このサイズは「シエンタ」よりもさらにひと回り以上小さい。このサイズで7人乗るのは厳しいだろうが、シエンタだって似たようなものだろう。ヒンジドア採用の、VWのゴルフトゥーランより、全長で約50センチ、全幅で17センチ小さい。

　特にフル乗車した時のラゲッジスペースはミニマムなはず。逆にいえば、小生のように普段は少人数で乗り、いざという時には7人乗れるというのは便利だ。

　

　秘湯のお宿には狭い道が多く、全幅の狭いボディは取り回しが楽そうだ。写真を見る限り、内装もトヨタっぽくなかなか使いやすそう。

　気になる価格はインドネシアでは162万円～180万円という。これ・・・ぜひ日本でも売ってほしいと思うのは小生だけではないだろう。

　

　ただ、日本のマーケットで、スライドドアではないミニバンというのがどのくらい受け入れられるかどうか・・・

　シエンタが売れているのもスライドドアなのが大きい由。本来は商用車用のスライドドアが日本では子供向けのミニバンの必須アイテムになっているのも日本ならでは。

 

　っていうか、むしろ高級車という佇まいになっているのも皮肉だ。

　ポジティブにこのモデルで言うと、スライドドアにしなかったことは、ボディの軽量化やボディ剛性の観点からはメリットがあり、小さいからこそだろう。商売上手なトヨタがこれを海外専用にしているのもむべなるかなと。

 

　もし、この車・・・トヨタは売らないだろうから、ダイハツで売り出してくれたら、十分ほしいものリストに入るぞ。

　インドネシアでは1.2リッター専用だが、日本に来るなら1.4リッターくらいかな・・・何やかんや日本人向けの装備もつけて、仕上がり200万円代で出してほしいものだ。

 

　年に数回、孫家族を乗せるおじいちゃんたちや、子供のスポーツ倶楽部の送迎のママさんなんかにウケそうな気がするんだがなあ・・・

 

　ときに、車名の「カリヤ」って、まさかトヨタ近くの「刈谷」から・・・?