アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

貿易収支過去最悪、ほんとにいいのか・・・

2014-02-12 05:26:13 | つれづれ
ちょっと前の記事で、円安歓迎の風潮に対し、ほんとにそれでいいのかって・・・書いた小生だが、立て続けにテレビのニュースで見たのが「貿易収支過去最悪の赤字」というもの。


 それを受けて、こんな記事が目に留まった。それなりに長い記事だが、内容は本格的なので読み応えはある。
 ポイントは、記事にあるように円高さえ是正すれば回復すると期待されていた輸出が相変わらず低水準にとどまっている点だ。

 輸出で特に期待外れなのは、円高が是正されたにもかかわらず、一向に輸出の数量が増えていないことだ。
1ドル=86円から105円に年間で19円ほど円安になったものの、映像機器の輸出台数は前年比で26.8%も減り、自動車を始め、ほとんどの輸出産業が減らしているという事実だ。

 この辺に関しては、以前紹介したスズキの会長が「大丈夫かと思うほどの円安」と言っていたし、「企業努力で海外に生産拠点を移しているのに、今さら・・・」とも。
 まあ、それはさておき輸入の問題だ。金額ベースで見ると輸入全体を押し上げている主役が原油で、前年比16.3%増というのは為替とリンクしている。

 ここでのポイントは、安倍政権など原発再稼働論者が言うように、原発の運転を停止したため、代わりにフル稼働させている火力発電所の燃料がたくさん必要になっているというのはウソだというところ。
 実は原油の輸入量は、前年比で0.6%減少しているという。つまり赤字の原因はアベノミクスということになる。


 政治批判をするつもりはないが、実質原発推進論者の舛添が勝ってしまい、国も都も原発再稼働に向けて「原発再稼働しないから、輸入が増えている」という論理のすり替えをしてくることがミエミエなのが気になるのだ。
 では再稼働して、輸入が減るか・・・答えは否だ。

 NHKの世論調査によれば、給料が上がることが期待できると答えた人は14%に留まっていた。そりゃあそうだ、物が売れないんだから・・・いや、正しくは売れる物を作っていないんだから。
 見せかけの株高が危うい中、円安がもたらすデメリットがじわじわと我々の生活を苦しめていく。物価だけが上がる、嫌な時代が来つつある。

 ときに、このミニスカはなんだ・・・といわれそうだが、「アベノミクス」で検索したら出てきた画像だ。なんでも景気とスカート丈は相関関係があり、好景気だとミニスカが増えるという。
 ということは、これからの日本は・・・ああ、ロングスカートか(爆)
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