アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

第21回 The菊之丞

2022-02-13 11:34:31 | 落語

小生お気に入りの噺家の一人、古今亭菊之丞の独演会の「The菊之丞」。主催者の席亭さんにご縁をいただき、都合のつく限り出かけている。

 

 今回も先行予約で2列目のセンターといういい席で聞くことができた。今回はゲストに一之輔が出演というなかなかの番組となった。

 まずは開口一番、菊之丞のお弟子さんの「まめ菊」の登場。以前からよく聞いているかわいらしい女流の前座さんだが・・・

 

 あれっ? ちょっと痩せた? みたいな印象を受けた。始めた噺は・・・おっ、これは素人鰻か。(後で番組を見たら「うなぎ屋」としてあった)。

 前座噺ではないが・・・と思ったら、今年5月に二ツ目に上がるという。残念ながら、途中でセリフが出てこないというミスがあったが、ひょっとしてネタおろし?

 

 ただ、絶句してしまったときの対応が妙に可愛かったが、いずれにしろ笑わせるのでなく、笑われるのは噺家としては・・・で、これからの精進に期待したいが・・・着物の着こなしももう少しレベルアップしてほしいものだ。

 続いて菊之丞の登場、一席目は・・・おっ、おお「茶の湯」だ。この日のゲスト一之輔の十八番のひとつだが・・・

 

 そこはそれ、菊之丞らしさが出ていて個人的には好きなんだが、爆笑という点では一之輔のアレンジの方が・・・かな。

 ここで中入りとなり、再開後はゲストの一之輔の登場だ。冒頭に弟子入りの話など出てきたが・・・これは? と思ったら・・・おお、「化け物つかい」だ。

 

 これも一之輔の十八番のひとつだろう。相変わらず、定番のくすぐりに加えて予想外のアレンジなども入る一之輔流で・・・やられてしまった。

 そして菊之丞の再登場。ネタ出ししている「三井の大黒」だ。いわゆる甚五郎モノのひとつで、甚五郎が政五郎のところに居つくキッカケにもなっている。

 

 人情噺でもなく、といって爆笑ものでもなく、なかなか難しいネタだが、この手の噺では菊之丞の切れ味が出てくる

 すっかり堪能させていただき、大満足で大団円。まんぼうの季節でもあり、まっすぐ帰路についた。

 

 やっぱり菊之丞はいいなあと・・・

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2 コメント

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面白さが伝わって (jj0dtw)
2022-02-13 12:36:46
説明されている文で面白さが伝わってきます
落語は、tvしか見たことがありませんが
一回聴きに行くと2回3回となりそうですね(^^)
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Unknown (katura-b)
2022-02-13 12:44:25
コメントありがとうございます。
落語というと「笑点」のことだと思っている方が多いのですが、あれは落語ではありません。本物の落語をぜひ一度お聞きになられるとその良さも味わえるかと。
本当はライブがいいのですが、You Tubeなどでもお聞きになれますので、ぜひ
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