アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

両極端の会 三三・白鳥

2010-10-15 06:28:35 | 落語
小生、あちこちで落語を聞きに行くが、落語というものは演者の個性が強く出るので、極端な個性の二人が同時に出るとすごい強烈なことになる。

 ということで、本寸法の若手柳家三三と創作落語の個性派三遊亭白鳥の二人会が新宿で行われたので出かけてきた。
 冒頭、二人のトークがあり、本日の演題が披露される・・・えっ、三三が白鳥の創作をやるの? 新作と古典の競演を期待していたのに・・・(汗)

 ともあれ、創作「任侠流山動物園」の上を始める白鳥がまず登場。いきなり白鳥ワールド全開で、ハチャメチャに笑わされる。
 十分暖まったところで、三三が登場。お茶が出ているぞ・・・と思ったら、冒頭で円生のマネを始める。これには笑った。というのも、最初のトークで白鳥が円生の落語を知らないという話をしていたからだ。白鳥は円生の孫弟子なんだが(苦笑)

 さて、注目のネタは・・・おっ、おお、さすがに三三。古典仕立ての口調で白鳥ワールドを古典っぽくやっている。けっこういいかも・・・
 もちろん、三三ならではのアレンジが終盤入った。なんと途中で見台を出し、講談仕立てに入る。しかも超本格的な・・・やるぞ三三。

 というところで、中入り。すでにハチャメチャに笑わされてしまっている。小生、通を気取るわけではないが、落語聞いていて泣くことは多いが笑うことは少ない。
 その小生が、めちゃくちゃ笑わされるのだからして、恐るべし白鳥ワールド。

 さて、トリは再び白鳥、「任侠流山動物園」もいよいよ下。えっ、これがどうしてベルサイユのばらになるの? という意外な展開。
 最後までやられっぱなしの夜となった。それにしても、改めて白鳥の創作能力の高さと、それを曲がりなりにも古典っぽく聞かせる三三に感服した次第。

 今後もこの二人の会なら行こうかしらんと・・・次回はセリーヌをお誘いしようかしらんと・・・
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