ラーメン激戦区の練馬駅周辺には、たくさんのお店がひしめいている。二郎インスパイアのらーめん大、家系だがインスパイアのメニューのある肉そば家なんかはお気に入りのお店だし、味噌専門店なんかもある。
そんな中、家系もどき(とあえて記す)の練馬商店は声がうるさいばかりで、印象がよくないのだが、押し出しが強いせいか、順調に営業している。
その練馬商店と駅の間にあった「できすぎ家」、そしてそれに続いた「ど根性家」の二店は瞬く間に閉店してしまった。肉そば家と合わせて家系が三店至近距離にあったことが不幸だったかも。
そのあとに、開店したのが今日紹介する「中華そば ます田」だ。先日ふらふらと入店してしまった。
入店すると、こんな貼り紙が・・・「地養丸鶏と最高級羅臼昆布を使った究極の鶏醤油そば」とある。むむ、これは家系や二郎系とは対極にあるラーメンのようだ。
ほどなくして出てきたのがトップ写真のこれ。おっ・・・この丼は・・・横から撮った写真を参考にしていただくが、逆富士山型のもの。
このタイプはスープは少なく済むが、その一方で熱々のスープがいただけるのが特徴。さて、まずはそのこだわりのスープからいただこう。
スープはご覧の通り澄んだきれいなもの。まずは一口すする・・・ズズッ、おお、これは美味しい。なんとも上品であっさりしているが、出汁がきいていて美味しい。
いわゆる中華そばとも違う。これは素晴らしいスープだ。そしてメンマも大振りで味にアクセントをつけてくれる。
そして麺だが、この上品なスープによくなじむやや細目のストレート麺。これがまた、すいすいと喉を通過していく。
店の看板もそうだが、カウンターテーブルも白木を活かしたもので、このお店の雰囲気によくマッチしているように感じた。
というところで、気が付いたのが胡椒をはじめ、味変の調味料のたぐいがまったく置かれていないこと。
実際、そうしたものを入れる必要はなかったのだが・・・そこで美味しく完食した後にお店の方にお聞きした。
「スープにこだわりがあるので、調味料を置いていないのですか」と・・・すると「いや、そんなことはなく、リクエストがあればお出しするのですが」と。
どうやら、テーブルをスッキリさせておきたい様子。だが、その実本音としては、やはりこのこだわりのスープをストレートに飲んでほしい雰囲気もうかがえた。
いやいや、これはそのままいただくべきスープだ。そうでないと店主に失礼になる・・・そんな感じがした一杯だった。
とりあえず再訪決定である。これまで続けて二店家系が閉店したが、こちらにはぜひ頑張ってほしいものである。
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