
さて、「岩の湯」は数多くのお風呂のあるお宿だが、以前から毎回書いているように食事といいもてなしといい、隙のないお宿である。
まず施設であるが、秘湯のお宿としては決して小規模なものではないが、敷地も広くパーソナル感の高いお宿なので、ゆったりと過ごすことができる。
館内には随所に書斎とか休憩所があり、思い思いに過ごせる。ハンモックや子供の遊具などもあるし、風呂上りにどうぞとミニトマトが置いてあったりする。
何より、自然の木が建物の中にうまくはいりこんでいたり、池や人工の滝があったり、どこをどう切っても絵になる、スタ映えするお宿である。
さて、毎回のお楽しみの食事である。これまで夏と秋に来ていて、今回は初めての春ということで、どんなものが出るか楽しみであった。
基本として、和を基調とした会席仕立てで、先付から始まりメインのステーキに至る流れは共通だが、先付は筍や菜の花、そしてカタクリの花(食べられる)などをちりばめている。
その後も季節感あふれる野菜をふんだんに使った料理が続く中、お造りはこちらのもの。お宿のこだわりで地産地消なので、お魚は鯉や信濃雪マスだ。
さらに箸休めに道明寺とかイチゴのムースが出る中、焼き魚はヤマメだった。これまで夏だと鮎、秋はイワナだったので、これは楽しい。
楽しいだけでなく、これがフカフカでメチャクチャ美味しかった。そうそうこれまで焼き魚は笹の葉とともに豪華な演出で出ていたが、今回もそのパターンだ、だが写真は省略した。
というのは、今回は三鷹市在住のFC東京サポを誘っていたため、写真に写り込んでしまったためだ(苦笑) 昨年の記事でこんな形で紹介しているが・・・実現してしまった(汗)
さて、メインはいつものように石焼きのステーキ。自分好みの状態に焼き加減を調節し、塩や山葵、そして朴葉味噌などお好みで味付けできる。
ワインも白だけでなく、赤にも手を出し・・・(苦笑)
もうお腹いっぱい・・・といいたいところだが、まだご飯も出ていない。この日は飯山のご飯だった。お米自体が素晴らしいということで、あえて白飯、その分香の物を多く付けてくれていた。
さらにトドメはデザートとあいなるのだが・・・翌朝は野菜が多かったせいか、お腹も空き・・・
昨夜と別会場の開放的な会場での朝食もまた格別であった。温泉粥や信濃雪マスの焼き物やルッコラのジュースなどなど・・・
そして、仕上げのコーヒーとデザートもまた・・・一品ごとにしっかり丁寧な仕事が施されていることがわかる。
大満足で、お宿を後に・・・そして毎回のことだが、車が見えなくなるまで手を振って見送ってくれるスタッフの姿を見て、また次回も・・・と決意した小生である。
追伸、三鷹市在住のFC東京サポも大満足で次回の宿泊の予約の相談をしていた。またこちらのお宿のファンが一組増えてしまったようだ。
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