かつて、江夏豊が全盛期に延長11回までノーヒットノーランをし、自らサヨナラホームランを打ち、「野球は一人でできる」と言ったとされたことは有名だが、ホームゲーム最終日の大谷翔平も似たような気分だったのかも・・・
すでにご案内のことと思うが、その日の大谷投手は7回を5安打1失点、10奪三振の好投をしながら同点で降板し、継投した救援陣が打ち崩された。
7回に追いつかれたのが悪いといえばそうだが、前日14点を取った打線はどこへ行ったのかと言いたくなるような状況だった。
こちらの記事にあるように現地メディアでも「かわいそうなョウヘイ・オオタニ」とツイートするなど取り上げられている。
確かに、日本で重視されるほどアメリカでは勝利数の評価のウェイトは高くないとは聞くが、逆に重視されるクオリティスタートという点で考えても、もっと勝てるだろ普通・・・と言いたくなる。
大谷が今季勝敗つかずの登板12試合のうち10試合が2失点以下だったというのだ。つまり大谷が投げると、味方が打ってくれない・・・という。
確かに、勝ち投手とは運も左右する。金田投手の400勝だって、ヤクルトに長いこといなかったら、もっと勝っていたはずという人もいる。10点取られても、味方が11点取れば勝ち投手だ。逆にいえば、クオリティスタートとは、6回を3点に抑えれば勝ちにつながるよという評価のはずだ。
だが、それにしても2失点以下で勝ち負けつかない試合の1/3が勝ちならば・・・すでに10勝を突破しているわけで・・・
降板が決まったところで、バットを投げつけるという彼にしては珍しいシーンも自らのふがいなさとともに、味方へのストレスもあったに違いない。
というのも、10勝にリーチをかけてから、この試合まで3試合。いずれも勝ち投手でおかしくない内容だからだ。
大谷のホームラン王に赤信号が灯りつつある中、相手投手がまともに打たせてくれないことが話題になっているが、それとともに、こちらの方もストレスのたまる内容だ。
すでに今回の登板で、100年以上ぶりの150奪三振/150塁打を達成した。っていうか、塁打はすでに300を超えている。
これに加えて、25盗塁まであと2、100打点まであと2、さらに100得点までもあと2と、とんでもない記録が並ぶ。
これだけホームランを打っている割に打点が少ないのも、チームの貧打の証拠だが、ともあれ、10勝までのチャンスはあと1回あるかどうか・・・
今シーズンのラストまで、我々は応援するしかない・・・頑張れ大谷。
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