ＮＨＫでトレドを紹介！

２５日のＮＨＫの番組「探検ロマン世界遺産の旅」でスペインの古都トレドが紹介されていた。スペイン紀行で紹介したところであり、小生にはタイムリーな感じだった。

　番組では、イスラムとキリスト教世界の両方を備えるようになった歴史などを紹介していた。黄金の祭壇のある大聖堂など出ていた。うーん、懐かしい。
　そう、黄金の３０ｍもの祭壇である。しかも、これがカトリックの本山でありながら、模様がイスラム風という・・・

　つまり、これはカトリックの教会を作るに当たり、イスラムの技術者を使って作らせたことを意味している。やはり、深い・・・
　さらに、小生知らなかったが、アラビア語とスペイン語、ラテン語をつなぐ上で重要な役目を果たしていたのが、ユダヤ人だったという。

　スペインがレ・コンキスタでカトリックの国になったとき、イスラムはもちろん、ユダヤ教の人々も改宗させられたという。
　この功績にもかかわらずであるが、今のイスラム・ユダヤ・キリストの関係を見るにつけ、複雑な気分になってしまう。

　いよいよ複雑なスペインの歴史をさらに知ることとなったが、正直行ったことがなければ、こんなに興味を持たなかったろう。
　やはり百聞は一見にしかずである。それに、トレドといえば、エル・グレコであり、テレビでも我々が見に行った教会の壁画の紹介をしていた。

　おお、思い出が蘇ってきたぞ。この壁画の前であの迷惑親子の奥さんは説明も聞かずに座っていたんだ（爆）
　しかも、子供たちは入館せずに外でアイスを食べていた・・・あのやる気なさそうな奥さんの表情・・・今でも、ありありと浮かぶぞ（汗）

　これだけ歴史的な、文化遺産を我々が見てきたという事実の重みを再度感じた次第である。やはり、スペインてすごい国だったんだ。
　行ったばかりであるが、こういうのを見ているとまた行きたくなってしまう。旅っていいなあと・・・とにかく暑く、道が狭く、坂が多く、確かに疲れたけど、すごい街だった。

　もう一度トレドに行ってみたい、純粋にそう思った。あっ、できれば今度は、あの奥さんと一緒に・・・（爆）