アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

いわと寄席で市馬

2010-10-03 08:10:51 | 落語
先日、神楽坂のシアターイワトというところで市馬の独演会があるという情報を聞き、出かける機会があった。「いわと寄席」と称する会のようだ。

 行ってみると、小さな会場でなんと80名くらいのところ。これは贅沢だ。といいながら、会場はかなり老朽化している。
 後で聞いたが、当日はこの会場での最後の会で、主に舞台発表などに使われていたようだが、日程の関係で落語会が最後のイベントとなっていたようだ。

 といいつつ開演、開口一番は市輔。入門して半年という。道具屋だが・・・学芸会のレベル。途中で絶句しないかハラハラした。
 まあ、小生が稽古を始めた頃と同じと思えば・・・か。頑張れよ~と。

 さて、市馬の一席目は、おお「宿屋の仇討ち」だ。有名な噺だが、市馬で聞くのは初めてだぞ。だが、さすが市馬。上手い。
 特に江戸っ子が芸者をあげて盛り上がるシーンは、市馬の真骨頂。鳴り物が入り、都都逸を歌うやら相撲甚句やら・・・もうすごいぞ(笑)


 待てよ、このお囃子のタイミングのよさはもしかして・・・と思ったら、予想通り恩田えりさんだった。市馬がお気に入りのお囃子さんだ。
 中入り後は、市輔、市也とともに高座に上がり、出囃子の名曲をやってくれる。小生すかさず「序の舞」をリクエスト。

 そう、かの先代小さんの出囃子だ。気のせいか、脇で聞いている市馬が、師匠小さんをしみじみ思い出しているように感じた
 まさかと思うが、その後出てきた市馬の二席目は「笠碁」だった。これまた市馬では初めての経験だが・・・小さんの十八番中の十八番だ。

 ひいきの身勝手だが、中入りのお遊びがキッカケで、二席目を小さん由来のものにしたとすれば、まことにファン冥利につきる
 大満足の市也、もとい一夜であった(笑)

 それにしても恩田えりさん、前にも市馬の会で見かけたが、なんとも不思議ちゃんという感じで、いいオーラがある
 市馬とともに、ひいきのお囃子さんになってしまった(苦笑)
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