アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

国宝 松本城

2013-04-25 05:25:21 | つれづれ
さて、明神館に出かけた小生、行きに立ち寄ったのが松本城だ。現在日本に現存する城郭の中でも、姫路城とともにもっとも有名なものの一つだ。


 戦国時代に築城されていて、当然国宝である。堀の中に浮かぶように立つ松本城は本当に美しい。せっかくなので、天守閣に入ることにした。
 休日ということで、大変混んでいた。中国などの外国からの観光客も多かった。天守閣に入ると、いきなり階段がかなりの段差であることに気付く。

 バリアフリーなんて言葉はありえない世界だ。そして、この天守閣は戦国時代にできた頃の特徴をたくさん残している。
 多くの狭間もそうだし、石落の仕掛けもそうだ。さらに、武器庫や弾薬を運ぶ仕掛けもある。何より階段が急なのだ。


 天守閣は6層(外からは5層に見える)だが、階段の位置はそれぞれ異なる。ひとつひとつが、防御に徹しきっている。
 一番急なところは見学者の行列も渋滞していた。あまりに急で段差も大きいので、スカートのお姉さんだと・・・見えてしまうくらいだ。

 とはいえ、ここまできたら登るしかないぞ。到着した6層目は景色も素晴らしく、アルプスもきれいに見えた。
 さて、後は降りるのだが、これがまた急な階段を降りるので、これまた大変。ようやく二層目に降りると景色が一変する。それが辰巳附櫓と月見櫓だった。

 この二つは戦国が終わり、泰平の世になってからの増築部分だという。後からそういう目で眺めてみると、増築されたことがわかる。
 ということで気付いたのだが、今国宝になっているお城って、姫路城とか彦根城、犬山城といずれも戦国時代のものが並ぶ。



 攻撃や防御のための作りが結果として丈夫だったのかしらん・・・と。丈夫といえば、階段の急なところといい、段差の大きさといい、足が丈夫でないと生きていけなかった時代だったわけで、それを実感させてくれた。
 歴史マニアの小生には、なかなか楽しいポイント・・・そんなところであった。
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