アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

人形峠の話

2011-07-08 12:40:13 | つれづれ
人形峠という場所をご存知だろうか。岡山県と鳥取県の境にある峠で、小生ガキの頃学校の社会の授業で習った記憶がある。

 そう、日本では珍しくウランが採掘されるところということで、「将来期待されるところ・・・」と習ったことを覚えていたのだ。
 だが・・・、その人形峠についてこんな記事が出ていたので、読んでしまった。いかがだろうか・・・今おりしも、原発の放射能が話題になっている中で、ここは・・・(汗)

 「人体への影響については「天然の放射能だから大丈夫」という公社の責任者の言葉を信じた。防じんマスクも配られなかった。」~記事より。
 だが、その一方で、「振り返れば、公社の連中は立派な防じんマスクをつけておった。健康被害の恐れを知っておったと思います」~記事より。

 なんともひどい話である。福島がどうこうというのでなく、この国の仕組みである。この国では、絶対にお上は責任を取らない。
 お上とは、国や自治体だけではなく、公社といったものもそうだろう。かつてはたばこや塩、電話も公社だった。今でも、これらの会社は依然としてそんな感じも漂う。

 一方で電力会社も事実上は公社みたいなものだ。ったく・・・である。
 とはいえ、いずこも責任を取らない輩が出世するというのが、今の日本の仕組みかも知れない。こんな中で、仕事にやりがいを持てというのが難しいと感じているのは、小生だけではないかも知れない。

 ときに話を戻そう。小生が小学校で、この人形峠の話を聞いたときには、すでにこの鉱山は廃坑(63年)となっていたということを、小生この記事で知った。
 つまり小生が小学校に入る前には、この鉱山はなくなっていたのだ。にもかかわらず、将来が期待される・・・なんてあった教科書・・・おい、責任者出てこい!

 しかし、そもそもそれを覚えているお前の方が異常だろって、突っ込みがきそうだが(汗)
 日本は人形峠を歴史から消そうとしているのだろうか・・・
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