美郷館に行くにあたり、もうひとつ今回行こうと思っていたのが、「らーめんダイニング庵」だ。以前、路線バスで食べ物屋さんを探すテレビ番組を見ていたときに登場していたお店だ。厳密には外に行列があり、店内に入らずスルーしていたのだが・・・
食べログを見ると、なかなか評判よさそうで・・・ということで向かった。場所は中之条から国道353号線を四万温泉方面に進み、沢渡温泉への分岐のある、まさにその地点だ。
知らなければまちがいなく通過してしまうようなひっそりとした佇まいであったが、車は何台か停まっていた。
入店すると、幸い待ちはなく、すぐに座ることができた。事前の調べによれば、その日の限定のラーメンがあるという。
はたして、テーブルには「濃厚鶏豚白湯麺」と「濃厚煮干しらーめん」の二種類があった。とりあえず、同行者とともに両方を味玉付きでお願いする。
ほどなくして出てきたのが、トップ写真のこれ。こちらが「濃厚煮干しらーめん」の方だ。そしてこちらの左写真が同行者の選んだ「濃厚鶏豚白湯麺」だ。
写真で見ると、どっちがどっちかまったくわからないが、香りが明らかに違う。まずはスープからいってみよう・・・
ズズッ・・・うおっ、なんだこの強烈な煮干しの香りは・・・いわゆる煮干しラーメンのそれとは濃さがまるで違う。
煮干しの香りがします・・・というレベルではなく、うまみとともに強烈に煮干しの出汁を絞りましたあという感じ。もちろん、印象はよく、濃厚で美味しいスープだ。
麺はストレートの中くらいの太さのもの。これだけ濃厚だと、縮れていたり、細すぎるとスープがたくさん絡みくどくなるのかも・・・
またチャーシューもそれなりに厚みがあり、悪くないが、このチャーシューと味玉が冷えていたのが気になった。
なんとなく冷蔵庫から出したばかりというような・・・お店の開店まもなくならいざ知らず、12時台だったので、あれ? という印象も。
とはいえ、美味しいスープはいつもよりたくさんいただいたが、どんぶりもスープが少なくて済む形だったので飲みやすかったかも。
同行者のスープもちょっと失礼したが、まったく違う味で、しっかり鶏や豚の出汁を感じさせてくれるものだった。
いわゆる豚骨とも鶏だしとも違い、両方がいい意味で主張している感じで、これはこれでありだ。
ちょっと車を飛ばしてラーメンを・・・というレベルの距離ではないが、この近くに来たらまた立ち寄ることは間違いなしだ。
らーめんダイニング庵・・・なかなかの名店かも。
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