
さて、槍見館の温泉は最高と紹介したが、その他の分野もとてもよく、結論からいえば、小生にとって(困ったことに)、またリピートしたくなるお宿が増えてしまった。
まず環境だが、秘湯のお宿らしく一軒宿で、この季節らしく新緑に包まれていて、抜群にさわやかな空気が漂っている。
この佇まいは、大丸あすなろ荘とか貝掛温泉あたりにも通ずるものがある。そして渓流沿いのお風呂・・・これもまた大丸あすなろ荘に通じる。
ロビーの中にはセルフで申告精算する飲料があったり、その脇にサービスの甘酒をいただける板の間の部屋があったり、大沢館とか長寿館にも似ている。
お部屋の方は和モダンと民芸調のお部屋を中心にいろいろなバリエーションがあり、快適に過ごせる。大丸温泉とか桜田温泉に通じるかも・・・
とつらつら書いたが、もちろんどこどこのそれに似ているといってもあくまで、個人の感想であり、間違いないとお約束するものでもない。
ただ、個人的に感じたのは、いろんな要素が「あっ、この感じってどこかで感じたかも・・・」と。逆にいえば、秘湯のお宿らしい感じがしたということで。
そして食事だが、せっかくなので奮発して、別注で飛騨牛のステーキをお願いした。コースは、会席仕立てで山の幸を活かしたもの。
岩の湯とか貝掛温泉などに通じるものだが、コースの中のイワナの塩焼きの美味しさは特筆ものだったし、お造りも選択性で刺身か肉を選べるなどなかなか素晴らしかった。
そして別注の飛騨牛の美味しさときたら・・・もう舌がとろけるくらいの印象で、本当は肉がとろけているんだろうが・・・(苦笑) コースの中にも肉料理があったが、こちらもレベルは高いものの、不幸なことに別注がすごすぎた。
そして、この食事を楽しくしてくれたのが、中居さんの対応だ。いい意味で人懐こく、お話をしてくれる上に、細かいところに気が付いて最高に気持ちがよい。
対応いただいたKさんは地元出身の方ではないようだが、指名できるなら次回も・・・と思ってしまった。
この感じもまさに、貝掛温泉のそれに通じるものがある。そうしてトータルで見ると、どこにも穴がない、素晴らしいお宿ということになる。
この内容で、別注料理を頼まなければ、2万円ほどで泊まれるというのはコスパはかなりいいという印象だ。そうそう、上の写真は朝食の〆のお汁粉。以前は朝9時から餅つきをやっていたが、コロナ禍で自粛、その代わりにお汁粉を出しているという。こうしたひとつひとつが、なかなか心憎い。
これという穴はないものの、しいていえば、男性用の湯あみ着くらいか・・・あと、我が家から遠いということくらいだろうか(←それは穴ではない)
全体で15室しかないことも判明した。なるほど、ならば貸切風呂も比較的とりやすいわけだと。
早くも今年中のリピートを検討し始めている小生である。
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