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アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

はまべ荘は食べる宿

2015-03-13 06:00:09 | つれづれ

田舎には実家があるのだが、現在諸般の事情で泊ることができない。ということで、田舎で所用があるときは、旅館に宿泊することになるわけだが、先日行ったときにお世話になったのが、「はまべ荘」である。


 小規模なお宿で、施設は民宿に近い感じ。お風呂は、一か所で露天もない。だが、稲取港を見下ろすロケーションで、眺めは悪くない。
 またウリは源泉かけ流しというところだ。稲取風のやや塩分を含む温泉は、ポカポカして身体が暖まる。

 だが、何よりこちらのウリはお料理である。というのは、こちらのお宿は「稲取キンメ」にこだわり、そのお料理が美味しいところ。
 いわば食べるお宿というべきところ。稲取には、かなりメジャーな食べるお宿「浜の湯」があるが、こちらは少し高級だ。

 はまべ荘さんは、その点キンメにこだわるため、その他は割り引いて・・・という潔さがよい。ちなみに、稲取のキンメは下田などと異なり、かなり値段が高い。
 だが、食べ比べていただくとわかるが、味がまったく違う。先日宿泊した「あせび野」でもキンメは出たが、間違いなく稲取産ではなかった。そこはいたしかたないし、下田産や千葉産が不味いわけではないが、値段の差は味の差であると理解してほしいところだ。


 といいつつ、この日は安めのプランにしてもらったため、メインのお刺身はご覧のとおり、キンメではなくホウボウの一匹がまるごと。といっても、これは珍しい高級魚で、なかなか美味しかった。
 もちろん、キンメのお刺身や切り身の煮付けも並び、伊豆の海の幸を楽しませていただいた。また、お味噌汁は大き目の鍋で提供され、野趣あふれる形で・・・

 翌朝のご飯も、地味目なものながら、海の幸にこだわった内容で、ご飯がおいしく食べられるようなもの。
 小生のように温泉にドーンとつかり、美味しい魚が食べられればよし・・・という向きにはお勧めの宿である。

 地元だけにお宿の皆さんともすっかり顔なじみになってしまった。家族で静かに温泉につかりながら、キンメをいただく宿、もしくは実利重視でオヤジたちの宴会三昧・・・なんてのもいい。
 はまべ荘はそんなお宿である。

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