タイトル : 新版 ソニー燃ゆ
著者 : 城島 昭彦
出版社 : 集英社(集英社文庫)
出版年 : 2001年
---感想---
日本で一番先進的企業ソニーを分解した書である。著者の城島自身もソニー出身である。
ソニーの研究書(?)と言えば、その初期の頃を記したものが多いが、これは比較的最近、それも井深・盛田以降の話が中心であり、現会長兼CEOの出井に関して非常に多くの項が割かれており、いま、ソニーが何を目指しているかが非常に良くわかる。ソニーはバリューチェーン経営を目指していると言われるが、それはネットワークを中心にソフトウェア流通させることを考えて構成されており、ソニーはメーカと言うより、むしろソフトウェア企業と言ったほうが良いのかもしれない。敢えて一つだけ苦言を呈するならば、ソニーは革新的な商品に開発力は非常に高く、世界でもトップと言えるが、その品質はと言えばお世辞にも高いとはいえない。その品質が高められれば、もはやソニーを止められるものはいないのかもしれない。
著者 : 城島 昭彦
出版社 : 集英社(集英社文庫)
出版年 : 2001年
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日本で一番先進的企業ソニーを分解した書である。著者の城島自身もソニー出身である。
ソニーの研究書(?)と言えば、その初期の頃を記したものが多いが、これは比較的最近、それも井深・盛田以降の話が中心であり、現会長兼CEOの出井に関して非常に多くの項が割かれており、いま、ソニーが何を目指しているかが非常に良くわかる。ソニーはバリューチェーン経営を目指していると言われるが、それはネットワークを中心にソフトウェア流通させることを考えて構成されており、ソニーはメーカと言うより、むしろソフトウェア企業と言ったほうが良いのかもしれない。敢えて一つだけ苦言を呈するならば、ソニーは革新的な商品に開発力は非常に高く、世界でもトップと言えるが、その品質はと言えばお世辞にも高いとはいえない。その品質が高められれば、もはやソニーを止められるものはいないのかもしれない。