タイトル : サヴァイヴ
著者 : 近藤史恵
出版社 : 新潮社
---感想---
サクリファイスシリーズ第三弾。『サクリファイス』の外伝として描かれた短編をまとめた作品。『サクリファイス』の時は、バリバリのサスペンスと言う感じでしたが、二作目の『エデン』、そして本作『サヴァイヴ』と作を重ねるに連れ、サスペンスと言うより、一種の青春小説のような装いを強く感じます。
とは言うものの、内容をよく整理してみると、この『サヴァイヴ』は『サクリファイス』よりも時間的に前の軸で描かれていますね。『サクリファイス』ではいけ好かないとして描かれていた人物たちも、若かりし頃は、若いなりに悩み、成長してきたんですね。
初めからひとつの作品として書かれたと言う感じではなく、基本的に外伝的短編を集めた作品なので、当然、登場人物・時間軸は関連しているので全く無関係というわけではありませんが、それぞれのチャプターがかなり独立しています。そういう意味では、独立して読めるので読みやすくもあり、いきなり違う話になるので読みにくくもあり。
それほど分量があるわけではないので、一気に読むことが出来ました。なんとなく、サクリファイスシリーズは打ち止め的な感じもするんですが、四作目ってありうるんですかね?
著者 : 近藤史恵
出版社 : 新潮社
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サクリファイスシリーズ第三弾。『サクリファイス』の外伝として描かれた短編をまとめた作品。『サクリファイス』の時は、バリバリのサスペンスと言う感じでしたが、二作目の『エデン』、そして本作『サヴァイヴ』と作を重ねるに連れ、サスペンスと言うより、一種の青春小説のような装いを強く感じます。
とは言うものの、内容をよく整理してみると、この『サヴァイヴ』は『サクリファイス』よりも時間的に前の軸で描かれていますね。『サクリファイス』ではいけ好かないとして描かれていた人物たちも、若かりし頃は、若いなりに悩み、成長してきたんですね。
初めからひとつの作品として書かれたと言う感じではなく、基本的に外伝的短編を集めた作品なので、当然、登場人物・時間軸は関連しているので全く無関係というわけではありませんが、それぞれのチャプターがかなり独立しています。そういう意味では、独立して読めるので読みやすくもあり、いきなり違う話になるので読みにくくもあり。
それほど分量があるわけではないので、一気に読むことが出来ました。なんとなく、サクリファイスシリーズは打ち止め的な感じもするんですが、四作目ってありうるんですかね?