最初の記事で「鉄道車両が走るときの音は全然違う❗️」と書きましたが、具体的にどう違うのかについて語りたいと思います😄
(長いですがウンチクを語りたいだけですので許してください(笑)😅)
まず鉄道車両を大きく分類するとこんな感じになります。
- 電車:電気の力で走る車両
- 気動車:ディーゼルエンジンの力で走る車両
- 機関車:主に客車や貨車を引っ張る車両で、お客さんは乗せられない🚂蒸気の力で走る蒸気機関車(SL)、電気機関車、ディーゼル機関車がある
- 客車:機関車に引っ張られる車両で、お客さんを乗せる
- 貨車:機関車に引っ張られる車両で、荷物を運ぶ
日本では電車が主流ですが、海外では機関車と客車や貨車の組み合わせもたくさん見られます✨
皆さん鉄道車両のことを総じて電車と呼びますが、私から言わせると「それ以外もあるんだよ❗️」と言いたくなります(笑)
この中でも電車についてですが、
そもそも動く仕組みについて説明すると、
線路の上に張られた電線(架線)などから電気を取り、
制御装置で電圧などを変えて、
モーターを回し車輪を動かします🚋
その「制御装置」と「モーター」の違いで音の違いが生まれるのです✨
少し難しい話になりますが、電気には「直流」と「交流」があるのをご存じでしょうか❓️🤔
電車で昔から使われているのは直流で動く「直流モーター」でした。
そのため架線の直流電気を、そのままの電圧では高すぎるので、走行速度に応じて電圧を変える「抵抗制御装置」などを通して直流モーターを回すのが一般的でした。
しかし直流モーターには大きな欠点がありました😢
ブラシと呼ばれる部品が消耗するので、こまめな点検や交換が必要だったのです。
また抵抗制御装置は余った電気を熱に変えて無駄にするという欠点もあり、
徐々に、ブレーキしたときにモーターを発電機として回し、電気を架線に戻す「回生」というエコな制御装置(チョッパ制御装置・界磁添加励磁制御など)に置き換わりました
(暗号のようですが詳しくは割愛します)😅
そこで近年の電車の主流は、メンテナンスが容易な交流で動く「交流モーター」です✨
その際、架線の電気を、走行速度に応じて電圧や周波数を変える「VVVFインバーター制御装置」(何語❓️(笑)英語の略称です✨)が生まれました🤔
そして「VVVFインバーター制御装置」にも色々あり、昔(といっても平成初期ごろ)は「GTO」という方式でしたが、
近年はよりエコな「IGBT」や「SiC」という方式が主流です
(また暗号のようですが(ry😅)
というわけで、走行音的に大きく分類すると、
- 抵抗制御(グォーと大きな音がする)
- チョッパ制御(発車時のファーンという音が特徴的)
- 界磁添加励磁制御(発車時のウィーンという音が特徴的)
- GTO(発車時のプーン、プーンという近代的な音が特徴的)
- IGBT(発車時のキュイーンという近代的な音が特徴的)
- SiC(IGBTに似てる?)
などに分けられます✨
擬音語で言われてもわからないでしょうが…😅
次回はお気に入りの車両を交えて詳細を説明できればいいな✨