週刊少年サンデー 感想

週刊少年サンデー 2012年33号 感想


マギ

　“病死”した煌帝国皇帝の葬儀にて、新皇帝を決める遺言が読み上げられた。



「朕、終わりに臨んで遺詔を託す」
「是れを以て位を簒ひ皇位を譲る」――…

「煌帝国第三代皇帝」は……



　練玉艶。
「並びに帝国『神官』一同是を輔けよ　国事を委す」

　……これは驚いた。
　まさか練玉艶が、真正面から皇位を簒奪しに来るとは。
　権力者に取り入り、陰で実権を握るタイプじゃないんだ。
　練玉艶のその野心、僕は嫌いじゃない。

　ところで、神官のセリフで「練玉艶」に鍵括弧が付いていないのは、何か意味があるのかね？
　皇帝の書いた本物の遺言状には、そこに別の名前が書かれていたとか……。


　練玉艶は一応の口実を用意していたが、紅炎を推す家臣たちはそれを一蹴する。



　険悪な雰囲気が漂い始めた宮中。
　ついさっきまで涙を零していたのに、取り繕うのをやめて不敵に笑う練玉艶が素敵。

　だが、第四皇子の白龍が「練玉艶皇帝」を認めた事で、すぐに形勢は決してしまった。
　白龍の狙いは、コレをキッカケに内乱を起こし、練玉艶たちを滅ぼすこと？
　でも、白龍が邪魔しなければ、あの場で内乱開始だった様な気もしなくもない……。


　一方、こういう話になると、やっぱり白瑛は頼りないなぁ。
　白瑛は、白龍との短い会話の中で、何回「えっ？」って言えば気が済むんだよ。
　そもそも、練玉艶がした事って、あの場にいた人間なら大半が勘付いていそうじゃない？
　そして、恨みとか内乱以前に、皇帝２人を謀殺した人間が、極刑を受けるのは当然だろ。


　今回ラストは、白龍の前に現れたジュダルが、話があると言って次回に続く。
　そういや、ジュダルは「神官」なのに、あの場にはいなかったな。
　強者が好きなジュダルだから、練玉艶の事は皇帝と認めてないんだろうか？




ハヤテのごとく！

　姫神ねぇ……。
　引っ張り過ぎて、どうでも良くなってしまった感がある。




鋼鉄の華っ柱

　遠霧の呪いの正体が、下々の者の復讐というのは面白かった。




最後は？ストレート！！

　睦月、腕の角度を変えただけで、20km/hも球速が上がったのか。




史上最強の弟子ケンイチ



　リミが可愛かった。

　ただ、美羽とバトルになりそうだけど、正直リミでは役不足（誤用）だよね。
　ここで美羽が苦戦したら、覚醒云々は何だったんだという話にもなっちゃうし。