こんにちは、スタッフ平田です!
先日の18日(日)、「群馬泉」醸造元の群馬県・島岡酒造さんへお邪魔しました。
造り真っ最中の、貴重な蔵の中を拝見させて頂きました。
それでは早速、その模様をご紹介致します!
東京・北千住から電車で1時間程の、群馬県太田市に位置する島岡酒造さん。
酒の勝鬨からは和酒担当・堀口、営業・黒沼と高田、私の4人と、
いつもお世話になっている飲食店さん「日本酒bar川口酒店」の山田さん、
「西麻布・角屋」の友寄さん、「宵のま」の高久さん、
「旬味・森やま」の山本さんと一緒に同行させて頂きました。
「初しぼり」とても味のある字体です。
300mlの初しぼり。
広間で団欒中。
群馬泉が並びます。
地元の契約栽培「若水」を主とされています。
心白が大きく、柔らかさが特徴。
蔵の中へ。
蒸米を頂きました。表面はパリッと、噛むとじんわり旨味が広がります。
蔵元の島岡利宜さん。
忙しい造りの最中、ご自身も参加されながら説明して頂き、大変感謝致します。
仕込む際は5000L程、泡あり酵母の為タンクは6000L程入るようになっています。
タンクの上へ。
メレンゲのようで美味しそうですが、近付くと炭酸ガスの臭いが鼻にツンときます。
群馬泉はあと数段で1月の終わりに甑倒し。
今年は17本立て。少ない時は15、多くて20本だそうです。
量は造りたいが、「群馬泉」は寝かせて出す酒。
『造る楽しみ』を大切にされながら、群馬泉をお好きな方々に呑んでいただければと、
五百石程の規模を維持されています。
仕込水は中硬水程度、熟成向きの仕込水です。
麹室へ。
巨大な麹蓋が。
苦みや渋み等もほんのり残したい等、麹の造り方を意識されているそう。
最後まで寝かせた麹は甘く、上品な甘栗の様な味わいでした。
室全体を温める為の電熱線。
室の中にぐるっと這われています。
天井には天窓が。
電熱線と天窓で、一定に温度を保たれています。
写真には収めていませんが、大事な酒母室にも入らせていただきました。
入った瞬間、ヨーグルトを思わせる美味しそうな香りが。
酵母は7号と9号を使用。基本的に酵母は変えないとの事で、
ご自身が馴染んだ群馬泉の味わいから、趣向の変化も少しづつ意識しながら調整されているそうです。
酒母は年内までに全て仕込み、冷房の利く部屋で保管。
(3~4度で置いておくと、山廃、生もとは死なないそうです。)
状態の進んでいるもの(アルコールの高いもの)から使っていくそうです。
地下の貯蔵庫へ。
古いものだと11BYの大吟醸等、色々と利かせて頂きました。
熟成の変化の奥深さを改めて感じました。
群馬泉のシンボルマーク、赤レンガの煙突。
最後に皆で記念撮影!
貴重な造りの中を見学させて頂き、とても勉強させて頂きました。
造り手の楽しい気持ちが、呑み手にも伝わる事を、改めて感じられました。
島岡酒造・島岡さんはじめ蔵人の皆さん、一緒に同行していただいた
山田さん、友寄さん、高久さん、山本さん、本当にありがとうございました!
平田筆
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