鳴声のおかしなカラス

我家の前は小川に沿って電柱が立っている。そこに張り巡らされた電線に、スズメの大群が来たり、カラスの群れが来たり。特に、稲穂が実る頃になると、電線が切れるかと思うほどのスズメが集まってくる。その下に青空駐車しているお母さんの車は、そんな時、屋根が真っ白になる。しかし、今日はそのスズメの話ではなくて、カラスの話だ。お昼近く、ジジがＰＣを叩いていると、朝から曇っていた空が、更に暗くなり、急に蒸し暑くなって来た。夏掛けた窓のヨシズで、部屋の中は真っ暗になった。と、その時、何やら気味の悪い変な声が。しわがれたような「グググ」とも「ガガガ」とも聞える。車庫の上からか、電柱の方からか。何事かと窓から覗くと、電線に２羽のカラスが止っていて、そのうちの１羽がくぐもった声で鳴いていた。追っ払おうと手を叩いたが、部屋の中からでは効き目がない。口惜しいので、変なカラスを写真にと思ったが、どれも真っ黒で特徴が無い。その内、滝のような雨が降ってきた。こんな愚図ついた日こそ、爽やかに？「カア、カア」と鳴いて欲しいものだ。


走行データ D:25.04 T:1.21.23 A:18.4 M:33.5 O:26385