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紙を彫る。紙で染める。

江戸のおしゃれ見所解説

前回のブログに続き
  浮世絵に見る伊勢型紙
 〜めぐりゆく江戸のおしゃれ〜
の見所を解説していきます!😄

展示の概要としては、江戸時代のおしゃれを反映した浮世絵とそこに登場する様々な紋様の伊勢型紙を並べて展示するというもの。

↑前回開催時の準備の様子

伊勢型紙とは
三重県鈴鹿市で伝承する伝統的染色道具です。
着物や浴衣などを染めるのに用います。

↑茶色い和紙が伊勢型紙



浮世絵好きさんへ
浮世絵はレプリカながら、豪華本として見栄えのする高級印刷。実寸大なので迫力が伝わります。
そして浮世絵の作者やテーマ、描かれた背景などの解説を見識のあるNPO会員がバッチリ準備しています!


💛着物好きさんへ
浮世絵に描かれた着崩し方や髪型など服装文化についての解説を見識のあるNPO会員がバッチリ準備しています!

会場には江戸時代の雰囲気が伝わる着付け方で着物や小物も展示。
こちら是非ご参加いただき、着物で寺家の町を散策し展示会をご観覧ください!


💙型紙好きさんへ
展示する型紙一つ一つに制作技法やわざの見所や特徴などの型紙解説を見識のあるNPO会員(というか那須)がバッチリ準備しています!

実は浮世絵と違い、今回展示する型紙は作者が不明なものばかり。
これは、ほとんどの職人は名前を出さず仕事をするためです。
本展示会にあたり、浮世絵に出てくる模様に合わせ、新しく型紙を彫ることはせず、個人所蔵型紙や流通しているストックの型紙からピックアップしたのも特徴的です。

浮世絵やそれ以前の時代からの日本人の美意識が紋様となり、現代の型紙にも当たり前に根付いている文化をそのままお伝えしたいからです💓


寺家・白子・鈴鹿市など
💚地元の皆様へ
本NPO法人で前回開催した「懐かしい写真展」が大変好評を頂きました。本展示会でもむかしのお写真の展示コーナーを予定しています!
地元の風景や型紙にまつわるものを探しています。思い出話に花が咲き、故郷を想う時間となれば幸いです☺



地元の方にも
それぞれのファンの方にも
楽しんで頂ける展示会となりますようただいま鋭意準備中です💪💪💪





↑受付中です!


伝魂開才シリーズ③伊勢型紙✕浮世絵
__________________________________
「浮世絵に見る伊勢型紙展
  〜めぐりゆく江戸のおしゃれ〜」
__________________________________

●日時:令和5年5月6日(土)・7日(日)
    9:00〜16:00 ※7日は15時まで
●会場:鈴鹿市伝統産業会館 研修室
●入場無料
●主催:NPO法人 歴史と文化のある匠の見える里の会
●お問合せ:事務局059-386-0046 後藤泰成 ・059-386-6744 斎藤富茂
●協力:神田笑美子(「きもの」でおでかけ)
●後援:鈴鹿市





型屋2110 那須恵子とNPO法人

本展示会の主催は
NPO法人
歴史と文化のある匠の見える里の会
(長い!😅)です。


メンバー
子安観音寺住職さん(現理事長)や、型紙業者や職人、彫型画会会長、幼稚園代表、郷土愛好家、他にも大工さんや和菓子屋さんまで
地元を愛する有志が集まり活動しています。


型屋2110もその中の一人

伊勢型紙を未来につなぐために何が出来るのかを模索する日々の中で、伊勢型紙を掲げ活動するNPOがあると知り、参加させていただいています😄



(以下は型屋2110に幻想を抱いてくださっている方には残念な内容かもしれません...)

伊勢型紙を未来つなぐため
などと崇高なことを謳うようですが🙄

死ぬまで職人として型紙を彫りたい!!

那須の行動指針はこれだけ。
これが全て。
(というかそれ以外はあまり深く考えられない動物)

そのためには産業としての伊勢型紙が絶滅しては困るので
見せ方・流通経路・販路・ブランディング・後継者・材料枯渇の対策など
あらゆることを型彫りの傍ら解決しなきゃいけないくて...😰
しゃーないからやるか!

な、だけなのです。

全然崇高じゃなくてすみません。

私が生き残るために
産地としても生き残ってもらいたい。
(でなくては困る!)

私が生き残るために
私以外の型紙界の若手にも生き残ってもらいたい。
(ライバルではない!助け合えねば困る!)

わがままな身勝手な理由のために😂型紙にまつわることは全て自分ごとと捉え、あらゆることにでしゃばり、顔をつっこみ、世話を焼いてきましたし、これからは中堅としてますますひどくなる事でしょう😂

私の性格上、諸先輩方(60〜80代男性)とぶつかることも多々あり...
噛みついてまわる、キレやすい中年中堅彫師でごめんなさい。
↑直接謝りましょう🙄

爪に火を灯す生活の中で厳しく感じる時もありますが😅ともかくそんなこんなで、全ては自分のために!という気持ちで社会奉仕活動であるNPO法人に参加しています(赤裸々やな。赤裸々すぎる😂)




地域に、日本に、
世界に愛される工芸伊勢型紙

ファッションとして
着物を支えてきた伊勢型紙

伊勢型紙自身のポテンシャルは十二分にあると私は心から信じています🔥
あとはどこにどう伝えるかだけ!

今回は特に地域の方に応援していただけるようになるための取り組み。
ゴールデンウィークの土日
鈴鹿市伝統産業会館でお待ちしております😊



読んで欲しいことはともかく、読んで欲しくないことまで書いてしまう駄文の極み、型屋2110のブログ(笑)

では今回はこの辺で〜(^o^)/




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