才色兼備は台湾でも珍しく、大抵はどちらかに偏る。文武両道が難しいのと似ている。
私も幼い頃は体が弱く、よく熱を出していたが、水泳を習って体を鍛え、ようやく普通の体力を保った。
頭の方も特に良いわけではないが勉強好きで、ぐんぐんと知力をつけた。
努力の末の才色兼備だ。色(見た目)に関しては、やや運が良かったのか、やや可愛く生まれついた。
それでも、大人になれば化粧で女は美女に変身できるので、色(見た目)の美の上下はそれほど影響は無いはずだ。
つまり、問題は「才」能に有る。
才能は、努力で突破できるが見た目より難題で、がんばっても才能が現れないことも多い。
他人の才能を羨む前に、自分らの甘やかされた根腐れをカットし、新たに生き直す気で努力しないと、ハリボテのまま、くだらない何かとして死ぬだけだ。
VR映像の夢だろう。
気を失わされ、半分死んだ状態で、夢を見せられている。
ホラー映画夢で殺害しようとしているようだ。
アホな西アジア系の顔が見えた。
細胞の記憶
お嬢様を絵に描いた様な女の子は、幸せいっぱいに都会で太陽の笑顔をふりまき、4人家族にぴったりの小さなマンションに住んでいた。
ピアノの有る欧風仕様のマンションの一室は中世の家具様式で揃い、時々訪れる近所の石壁の薄暗い家に住む3~4歳離れた従姉を驚かせ、羨ませた。
羨望はだが、可愛い少女の天真爛漫な笑顔に勝ることは無く、建築士に成った長男坊の成功にあやかる貧しい薄暗い家庭も、休み無く働く内に普通の生活を送り始め、従姉妹関係は概ね良好だ。
だがある日、女好きの男にお嬢様の存在が知られ、処女が欲しいとその母親から手をつけた男は、金と引き替えに少女を無理やり女にした。
働く建築士が気づいた時には、愛しの少女に笑顔は失せ、犯人探しに躍起になったが、実母と間男の犯行だとは思えず、貧しく休み無く働く妹の嫉妬によるものだろうと思考誘導され、海外移民を決行する。
まんまと移民願望を達成した我が儘な女は、遠いスイスでの生活を満喫したが、コミュニケーション能力の劣る一家は、太陽の笑顔を失った少女だけでは魅力が足りずに移民生活に失敗、次の移民先に、物価の安いフィリピンが決まった。
フィリピンでも豪勢に暮らす一家だったが間男は絶えず、妻を愛する男は結局、冷めた家族関係と散財のツケに追われて台湾台北市に戻り、台湾から仕送りをする生活に落ちぶれた。
妹の家で食事をしたり、洗濯してもらったりした長男は、大勢いる妹たちの支えでどうにか子どもたちを養い育て上げた。
掛空牌
誰かの写真で所属者を水増しする組織。
10人より100人、所属者が多い方が良いのは、水商売だろう。
残念ながら水商売に不向きな私を所属者にしても、客はほぼ私のペチャパイに興味は無いはずだが、それでも所属者だと言い張る組織よ、何が目的だ?
「掛空牌」(中国語で、架空の名札を掲げるという意味。)で、得をするのは誰なんだ?私の顔と名前を汚すのが目的か?