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 KATA-PLAN

 片山豊 北欧家具 実用的かつ美しい手作り家具を Katayama Planning Works

ベルトの長さ直し

2012-05-02 | 革細工の話
ベルトの長さが中途半端に長い今日この頃。

なので長さを調節しようと思います。ベルトは無印の安いベルトですがなかなか使い勝手がよいので使用頻度の高い代物です。



ベルトの金具は縫い合わせで留めてあるので、まずは糸をほどいて分解することから始まります。





分解の後は早速、長さの調整…と言いたい所ですがベルトを折り返して金具を止めるので、そのままだと厚みがあり過ぎるため写真に写っている道具を使って革が重なる部分を薄くなるように削ります。



革の厚みを調整した後は金具を留めるための穴を開けます。丸い穴を開ける道具とカッターナイフで金具を通す穴を作ります。前の穴と作った穴、両方見えますな。



お次は余分な長さの革を切って金具を取り付けます。んで、ボンドで革を接着…。洗濯バサミを使って圧着保持。固定させて一日置くことでしっかりと接着してくれます。洗濯バサミをつけた姿はまるでトンボ。



そして接着ができたら最後は仕上げです。元々は糸で縫っていたんですが面倒臭いので丸いポチっとした金具を使って留めました。
この金具はカシメというものです。ベルト穴の位置に合わせて金具をつかったのでまるで最初からこの作りだったかのような仕上がり具合で。たまには密かに自画自賛。



ベルトの長さが合わなくなったときには皆さんどうされてるんでしょうね~。

ま、まず合わないようなベルトは買わないんだとは思いますが、例えば激やせしてしまったりとか?で合わない場合なんか。

長さ調整の他にもカシメやなんかの金具で色々とベルトをいじってみるのも面白いかもしれませんな。

革ブレスの経年変化

2012-01-28 | 革細工の話
2年前に作った革ブレスがいい感じに経年変化しているのでご紹介します。



作った時はこんな感じ。





この二つの革ブレスは土日になると必ずと言っていいほど身につけている愛用品です。

巻き巻きブレスの方は糸がほつれてきていますが革自体には何の問題もなし。金具はメッキが剥がれてますね。ま、それもまた良し。

スーパー銭湯やら天然温泉にも幾度となく浸かっていたり、物忘れの激しい持ち主の元という、過酷な環境によく耐えていい味を醸し出してくれておりますな。

これからも愛用し続けます。果たして何年もつものなのだろうか。

ギターストラップ製作中

2010-08-14 | 革細工の話
 頼まれているギターストラップを製作中です。

 本当は色つきの革を買おうと思ったのですが使いきれないくらいの大きさでしか販売されてなかったので仕方なく自分で染色します。

 で、革を切り取った状態。



 なんか貧相ですねぇ。特に種も仕掛けもないシンプルなストラップなのでこんな感じです。

 さてはて、上手く染色できるのかしら。失敗したら自分用に(笑)。とりあえずやってみようの精神で。

ギターのストラップ

2010-06-08 | 革細工の話
 知人からギターのストラップ製作の依頼をいただきました。

 この方は東京から瀬戸内の小さな島に移住されてきた人で毎日、釣りをしながらギターを弾きながらノンビリと暮らしている仙人のような方です。・・・まだ50代ですが。

 演奏するのはブルーグラスというアメリカの民謡?カウボーイたちが酒場で演奏しているような軽快なリズムの音楽です。かっこいいおっちゃんです。

 以前からライブのポスター作りを頼まれたりしていたのですが雑談の中でカタヤマが革細工をしているという話になり、

「じゃ、ギターのストラップを作ってよ」

 ということになりました。はい。

 新しい挑戦でございます。どんなものができるのか楽しみです。

うなぎをさばく(様に)

2009-11-10 | 革細工の話
 革ブレス製作の依頼を頂いております。その作業の途中経過をば。

 まずは未経験のシルバー金具の製作ですがなんとなく形になりました。仕上げはこれから。



 見せてもらったブレス金具の直径は18mmほどありましたが今回作るのはレディースなので構造上無理のない程度に小振りに作ります。その大きさ、直径は14mmになりました。やすりの使い過ぎで指が痛い。

 そして革のバンド部分。これはメンズ5mm幅に対してレディース4mm幅で作ろうと考えています。

 先日、材料を革の材料屋さんに買いに行ったのですが売られている革ひもの幅は8mmが最小。なのでこれを4mm幅に切っていきます。

 しかし70cmもの長さを綺麗に4mm幅に切っていく作業が難しい・・・。ということで端を釘で打ちつけて作業することにしました。



 その様はまるで「うなぎをさばく」みたいな感じ(笑)。

 実際にうなぎをさばいたことはありませんが細長くてウニョウニョと曲がってしまうものを縦に割いていくのはこれが良かろうと素人は考えたのであります。果たしてうまくいくのやら。

 革を縦に割いたらシルバー金具の仕上げ、最後に金具とバンドを繋いだら完成です。楽しみ楽しみ。

ヴィトンらしき長財布のリメイク4

2009-10-23 | 革細工の話
 ヴィトンらしき長財布のリメイクですが、作業が佳境に差し掛かってきました。



 糸の縫い合わせ作業が終了し、後はコバ(切れ端部分)の処理を残すのみ。

 端はエッジコートと呼ばれるもので仕上げようと思ってます。が、この代物が手元に無いので買わなければ完成はいたしません。

 さて、買いに行かねばないませんね~(遠い目)。ネット通販でもよいけど。

やっと言えた一言

2009-10-06 | 革細工の話
 仲良くさせてもらっているお友達が身に付けている革のブレスが以前から気になって気になってしょうがなかったのですが先日の飲み会の席で勇気を振り絞って聞いてみました。

「すんません、それ見せてもらっていいですか?」

 あ~、やっと言えましたよ。スッキリ。シャイボーイなもので。はい。
 
 そのブレスは1mの細長い革をぐるぐるっと腕に回してシルバーの金具で止めるというとてもセクシーな代物。

 興味津々に見ていたらその友人の奥様から「作れるのなら同じものを(少し短く)作って欲しい」とのご依頼を賜りました。

 シルバーの金具も含めて作っちゃいますよ。自分用にも欲しいけど夫婦お揃いのものを身に付けようとするのはいかがなものか。。



 写真には奥様の手とその下に無造作に置かれウニョうにょとしているブレスが映ってます。今まで気付かなかったけど綺麗な手してますね。

革細工の近況

2009-09-29 | 革細工の話
 依頼をいただいている長財布のリメイクは着々と進行中・・・着々かどうかは怪しいもんですが後は縫い合わせる作業と切り端の処理を残すのみ。気合が乗れば10月中にはできるのか?

 他にもポケットティッシュのケースやら小物をボチボチと作っております。

 秋の夜長に革細工。ま、ボチボチと。