『伊達成実』、読み終わりました!
最後の方、ちょっと駆け足になるのは仕方ないです。大坂の陣後の成実を、というか、戦国武将をこの丹念さで描くのはまた別の物語になってしまいますしね。
***以下、ネタバレまくり
1st奥さん(亘理源五郎重宗女)も、2nd奥さん(二階堂盛義女)も、控えめだけどステキに描かれてて嬉しい。
ついでに小十郎も控えめだけどステキに描かれてて嬉しい。
綱元が「親友」って。それはともかくこちらも控えめだけどステキに以下略。
終始、成実の立場にたってストーリーが進行していくので、正に伊達成実の人生を見ている気持ちのままで読み終えることが出来ました。
だからといって、周りの人々が沈んでいるんじゃなくてちゃんとキャラ立ってるの。
実子2人ともに先立たれてしまった父としての哀しさもきちんと表現しつつ、大仰な悲劇にはせずに抑えてくれているのでかえってこちらの胸にはくるものがありました。
そして、成実出奔と角田城の接収。
やったー!私と同じ考えだー!
……などと喜ぶシーンでは全くないワケですが。
出奔より先に、1st奥さんと娘さんは亡くなっていること。
抵抗して死者を出したのは角田城そのものではなく羽田屋敷であること。
つまり、「屋代勘解由兵衛が政宗の命令で角田城にこもる成実家臣と妻子を皆殺しにした」なんていう必要以上にショッキングな事件とはちょいと違うんだということ。
不勉強というか未勉強というかスタートラインにも立ってないというか、な私が漠然と考えていたシーンを小説で読めて嬉しかったです。
著者の近衛龍春氏、『片倉小十郎景綱』を書いたときよりずーんとパワーアップしてる気がする。
常に勉強を続けてらっしゃるんだろうなぁ…。しかも、別に伊達家周りだけ勉強してるんじゃないだろうから、ホント、作家ってすごいなぁ。
最後の方、ちょっと駆け足になるのは仕方ないです。大坂の陣後の成実を、というか、戦国武将をこの丹念さで描くのはまた別の物語になってしまいますしね。
***以下、ネタバレまくり
1st奥さん(亘理源五郎重宗女)も、2nd奥さん(二階堂盛義女)も、控えめだけどステキに描かれてて嬉しい。
ついでに小十郎も控えめだけどステキに描かれてて嬉しい。
綱元が「親友」って。それはともかくこちらも控えめだけどステキに以下略。
終始、成実の立場にたってストーリーが進行していくので、正に伊達成実の人生を見ている気持ちのままで読み終えることが出来ました。
だからといって、周りの人々が沈んでいるんじゃなくてちゃんとキャラ立ってるの。
実子2人ともに先立たれてしまった父としての哀しさもきちんと表現しつつ、大仰な悲劇にはせずに抑えてくれているのでかえってこちらの胸にはくるものがありました。
そして、成実出奔と角田城の接収。
やったー!私と同じ考えだー!
……などと喜ぶシーンでは全くないワケですが。
出奔より先に、1st奥さんと娘さんは亡くなっていること。
抵抗して死者を出したのは角田城そのものではなく羽田屋敷であること。
つまり、「屋代勘解由兵衛が政宗の命令で角田城にこもる成実家臣と妻子を皆殺しにした」なんていう必要以上にショッキングな事件とはちょいと違うんだということ。
不勉強というか未勉強というかスタートラインにも立ってないというか、な私が漠然と考えていたシーンを小説で読めて嬉しかったです。
著者の近衛龍春氏、『片倉小十郎景綱』を書いたときよりずーんとパワーアップしてる気がする。
常に勉強を続けてらっしゃるんだろうなぁ…。しかも、別に伊達家周りだけ勉強してるんじゃないだろうから、ホント、作家ってすごいなぁ。