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きもちばかりで

片倉小十郎景綱に興味津々

episodio: 5 窮余の裏切り

2011-03-05 19:03:19 | 伊達の鬼萌え
いい歳をして。

マンガだのTVドラマだのに心を揺さぶられっぱなしな自分が悲しいです。

『伊達の鬼』というか『コミックゼノン』ですが、先週には既にDLしていたんですよ。で、読みましたとも。
感想は勿論 「輝宗さまがあああぁぁぁぁぁ……ふぅっ(気絶)」です。

その上、その後、今日までどうしても読み返せないでいます。なんでこんなにショックなんだろう。こうなるって、わかっていたのに。
今まで読んだどんなマンガも小説も史料もすべてこうなるのに。

もしかしたら、花粉症みたいなものかしら。何度も輝宗様の最期を(マンガや小説で)目撃しているうちに、心の許容量をオーバーしてしまった、という……んなワケないか。

まだ読み返せないので、ちゃんとした感想が書けませんが、すっごく画面に迫力があって、でも最期のシーンは映画の無音・スローモーション演出みたいに息を呑む不吉な静けさが通り過ぎていった、という印象です。
「大殿が、笑っておられる…」 だったかな。セリフがあって。
そうなの。物語の伊達輝宗は笑うのよ、最期に。それも自己についてどうこうな笑みではなく、残される他者を許して包み込む笑みを残すのよ。自分の最期に。

読み返せるようになったらまた感想を書きましょう。今度はあんまり陶酔しないで。
さて、いつになることやら。

episodio: 4 心の父 伊達輝宗

2011-01-29 18:00:00 | 伊達の鬼萌え
輝宗様、輝宗様、輝宗様、輝宗様~~ぁぁ!!
ああ、自分がうるさい。

WEBでDLしたんですけどね、コミックゼノン。ちょっと後で買ってきます、紙媒体。
もう永久保存。お気に入りのコマコピーして色塗って自分グッズとか作っちゃうおうかな。小学生の時よくやったなぁ。コピーじゃなくてトレーシングペーパーのっけて描き移してましたけど。
でも、モニタですらさっきからもう5回くらい見直してるから、本の形で部屋の中にあったらエンドレスでうっとりながめ続けちゃうかも。そう思うとDL版ってのは己の欲望を抑止する効果もあるってことかしら。

今回は、輝宗様にフラグを立てる回です(涙)
1回目読んだときにはもう、カッコイイやら切ないやら萌えるやら哀しいやらで冒頭の通り自分の心の中が大変騒がしかったですが、繰り返しじっくりと読んでみると、カッコイイやら切ないやら……は並行しているとしても、一人一人の考え方がキッチリと描かれた上で、さらに人物同士の関係性が描かれ、その関係性があるからこその個人の考え方への反映や軍としての戦略が何に立脚しているかがしっかりと設定され描かれていることがわかります。人間の社会生活というのは、やはり相手あってこその相対的なものですねぇ。ひきこもってマンガにうっとりしていては、社会生活は営めないんだわ……ああ輝宗様…(モニタ前でマンガにうっとり中)

戦争で人を殺す。
殺される前に殺す。
弱肉強食の捕食者となって生き残る。
同時に良くないことだとわかっている。

今日の平和な日本の価値観の中に、戦国時代のそれをあてはめて糾弾するのは簡単なこと。特に自分が暖かな部屋の椅子に座って、おなかいっぱい食べた後にPCのキーボードを叩いているような時には。
無論、今の私たちにだって譲れない価値観があります。その位置から武士たちのそれを推し量り、ドラマとして生き生きと描き出す。それってすごいエネルギーですよね。田中先生ありがとう!

蛇足ですが、ひきこもりの腐女子らしい萌えポイントは:
3P目 「許してくれとは申さぬ…」
4P目 鎮めの笛を吹く小十郎
5P目 数珠を見つめる政宗
6P目 小浜を去る大内定綱の寂しげな目
7P目 小浜城俯瞰図・「政宗と小十郎が最も敬愛する武将」
8P目 嬉しそうに輝宗を見つめてから最後に頭を下げる成実と小十郎
9P目 言わずもがな。キャーッ!輝宗様ーっ!
10P目 心底嬉しそうな政宗
11P目 輝宗が発する気迫
12P目 輝宗の満面の笑みと、褒められて頬を染める政宗
13P目 大殿を慕い駆け寄る兵たち。あの中のひとりになりたい…
14P目 政宗と拳をあわせる輝宗と、
15P目 小十郎には手を差し出す輝宗。そして恭しくその手を受ける小十郎と、手を握られて頬を染める小十郎
16P目 だ、だめだ、ここらへんになってくるともう萌えすぎて冷静に書き出していられない

畠山義継の窮状もわかるし、それが今までの彼の行動の積み重ねから来ていることもわかるしでツライ…。それを囲む伊達家の面々がまた「戦って」いて男の魅力全開。
政宗の政策を酌んで、その場では畠山の懇願を容れないくせに、重臣のみの戦勝の宴ではとりなしの提案をする輝宗。
その前の、兵たちの前ではきちんと政宗を絶賛してくれるし、兵たちにもねぎらいの言葉をかけて、祝いの品を運んでくる輝宗。
またそれを却下する政宗の落ち着いたセリフがカッコイイ!
先月号ではまるで小十郎に主導権があるように見えましたが、今号の政宗の態度を見ると、ああやっぱり伊達家のトップはこの人なんだ、前回の小十郎はトップの意志を尊重して実行に移す官僚であり現場責任者だったんだなーと思わせてくれます。

そしてそして、宴も終わり、ふたりきりで酌み交わす輝宗と小十郎。ゆるんだ輝宗の表情! 小姓時代の小十郎ともこんな時間を持ったことがあるんじゃないかと想像するもよし、いっそ御座を直したんじゃないかと妄想するもよし!(いいのか!) 大殿に、こ~んなこと言われてこ~んなことされちゃったら、もう、もう、もう……はあぁぁあ~~~ん(戦国BASARAのかすがちゃんのヘブン状態)

episodio: 3 小手森城の撫で斬り

2011-01-16 00:52:52 | 伊達の鬼萌え
うわーいまたPCに火を入れるのがひっさしぶり~。

というユーザーが、『コミックゼノン』を紙ベースからWEBベースにシフトしてみました。結論としては、いかんね。PC開けないんだもんね。読めないじゃん。

私が登録したのはeBookJapanで、確かに使いやすいし便利は便利なんですけど、上記の通り、雑誌だったら部屋に置いてあればいつでも手を伸ばしてパラパラ読めるのに、それができない。自然離れますね。マンガじゃない書籍も一冊DL購入したんですが、やっぱりなかなか読み進めません。

第一、やっぱり画像が汚い! 流麗なペンタッチが再現できてない! トーン部分がモアレってるし!
紙に乗ったインクなら、目に優しい白に沈み込む黒を追いかけるように目が吸い込まれていくのに、発光するモニタ上では目にチカチカと押し出しの強い白にコントラストばかりが強調される黒が攻撃的で目が拒否する!

………前々から感じてはいましたが、改めて「時代に取り残された瞬間」を感じました。
デジタルとアナログはやっぱり違うわ。そんなアナログ芸術を犠牲にしても、紙媒体をあきらめるエコロジーに移行しなくてはならない程、人類はピンチに陥ってるんですよね……。嗚呼京都議定書哀歌。ぐるる。

という訳で、今月の伊達の鬼萌えですが、あんまり話が頭に入ってきませんでした。そのうち慣れるのかな。それともコミックス発売を待つことになるのかな。こんな理由で脱落するとは思わなかったわ。あ、雑誌買えばいいのか。

それでもちょっとばかり入ってきた視覚情報を小さな脳ミソで転がしてみましたところの感想は、「そうきたかー!」でありました。

小手森城の撫で斬りは、伊達政宗を題材にストーリーを作るときに扱いに迷う最初の難関と言ってもいいかと存じます。政宗はどんなつもりで撫で斬りを決行したのか。致し方のない苦渋の決断だったのか。信長公リスペクトでノリノリだったのか。そもそも本当にそこまで徹底した撫で斬りなんぞやったのか。お手紙だけじゃなくって、義光おじさんの目を見て正直に言って御覧なさい、まーくん。

諸説ある中、今回の『伊達の鬼』が採用した「奥羽の現状打破という深謀遠慮による苦渋の決断」というストーリーは特筆するほど珍しい説ではありません。ただ、それもこのようなちょっとした描き方一つでカッコよくなるんだなぁ…と感心しきりでした。
伊達vs大内という2つの集団の中の、どの部分(人物)にそれぞれどのウェイトでどのパート(責任)を分配するか、という匙加減で今回の『伊達の鬼』は構成されていた気がします。この匙加減の違いが、作品の個性に直結していると考えれば、もし自分が伊達政宗物語を書いたとしたら?とか考えちゃいますね。ついついね。書きもしないくせにね。
主人公だからこそのヘビーウェイトがかかった小十郎が名実共に『鬼』でしたが、個人的な心情としては、も~う少し政宗の意志に主体性を置いて欲しいような気もしました。今号の画面では、まるで小十郎に決定権が集中しているように見えたもので。過程がどうあれ、やはり最終的な決定はお屋形様にあって欲しいものです。

……あれ? 小十郎に決定権と責任があるということは、輝宗さまのアレは小十郎の責任になっちゃうの? うわあああわわわわ(錯乱)

『伊達の鬼』 第5巻

2010-12-12 17:18:19 | 伊達の鬼萌え
『伊達の鬼 軍師 片倉小十郎』 5巻
立身出世編最終巻
発行: 新潮社 著者: 田中克樹
税別: 514円

今回のテーマカラーは藤色です。カバーイラストとよくマッチして美しい……
具足の細部まで丁寧に描き込まれ、色も細密に入っているのでみっちりとした重量感が感じられます。ひとつひとつの物体に命を吹き込むことで総合的なリアリティーが出るタイプの絵って、歴史物によく合いますねー。「そこにあること」のリアル。

ポーズは政宗様が小十郎の上にのしかかっています。
こう書くと腐女子的な何かかと誤解されそうですが(発言者がコレだからな)、肩に肘ついてるので肩もんでるところみたい。傅役感謝の日。肩こり小十郎。

肩もみでないとすると(ないってば)、政宗様ったらなんて甘えたポーズvvv
史実政宗様も、小十郎景綱に対する手紙とか扱いとか、どことなく甘えてるだろって印象を受けることがよくありますよね。時々ちょっと煩がってみたり。大きくなってきた息子の母親に対する態度みたいにみえる気がする(笑)

5巻の歌は吉野の花見、春日同詠五首和歌シリーズ・「はなのねがい」です。
 おなじくは あかぬ心に まかせつつ
  散らさで花を 見るよしもがな

和歌やら古文やら意味さっぱりですが、なにやら優美な気配がいたします。気配かよ。
@バンチとコミック・ゼノンに分かれた大人の事情を鑑みまするとなにやら無常の気配がいたしますが、そこはそれ、読者の立場としては笑い飛ばして参りませう。
(大人の事情については巻末おまけマンガでチクリとギャグになってます)

田中克樹氏のマンガを拝見したのは『伊達の鬼』が初めてなんですが、ひとつひとつのシーンに華があって、けれんみがあるのが、歴史物にすごく合ってると思うのです。もしかして、歴史物だから、そういう風に描いてらっしゃるのかもしれませんが。

マンガとは関係ないですが、吉野の花見で五首を詠んだ20人の中からお公家さんと連歌師などの「文化人」を除いたメンバーを、年齢順に並べてみたいと思います。…あれ?細川幽斎は「文化人」か?
 細川玄旨(幽斎) 61歳
 豊臣秀吉 59歳
 前田利家 57歳
 徳川家康 53歳
 織田常真(信雄) 37歳
 伊達政宗 28歳
 豊臣秀次 27歳
 宇喜多秀家 23歳
 豊臣秀保 16歳
 豊臣秀俊(小早川秀秋) 13歳
書かなかったメンバーを加えると更に平均年齢が上がるので、まあ政宗は年少さんチームだわな。(それを言ってみたかっただけ)

Episodio: 2 韋駄天のごとく

2010-11-28 00:05:00 | 伊達の鬼萌え
そういえば、コンビニって月刊誌はあまり置いてないですよね。

という訳で、週刊コミックバンチだった頃には会社帰りにコンビニやら駅の売店やらで気軽に買えた物を、昼休みに本屋さんまでてくてく歩くことになりました。流石丸善丸の内、どかーんと平積みになってましたよ。
だけどやっぱりeBookJapanにしようかな…と迷っています。特別定価 690円。特別っていうことは、平常になったら安くなるのか高くなるのか。

実はeBookのお試し立ち読みボタンを押して、本の該当ページと見比べてみたんですが、PCモニター上だと、漫画家さんのペンタッチの美しさが感じられなくなるんですよ。滑らかな線がカクカクギザギザして気持ち悪い。それを考えるとやっぱり「本」かなぁ…。それともサイトでストーリーだけみてから、匠の技・ペンタッチはコミックスまで待つとか。あああっそれはそれで、雑誌より画面が小さいし!
なんて欲が深いんだろう私。

メディアの選択肢はまたおいおい悩むとして。

畠山義継と大内定綱が登場してしまいました! いやんなフラグだわドキドキ…

大内定綱が色気むんむんのイイ男です。この胡散臭さがたまりません。
しかし、小十郎も負けずに胡散臭いです。こんなに悪役とみまごうばかりの主人公だったでしょうか(笑)
自宅でお夕さんと左衛門と家族団らんの小十郎も、策士全開で悪役笑いの小十郎も、どちらも片倉小十郎。職場のパパはちょっと違う。
外交官らしく、小浜城で定綱と交渉したりしてますが、あれ?ここは片倉は片倉でも意休斎おじさまじゃなかったっけ?なんて疑問は後日調べることとして、いろいろと鬼でステキです。
以前に、歴史物のマンガや小説は、作者が描くキャラクター/ストーリーと、読者が既に持っている歴史上の人物のイメージの乖離が看過できないほど大きくなったときが縁の切れ目、というようなことを書いたと思うのですが、なんとなくこの「鬼」な小十郎は私が持ってる戦国武将の価値観に結構近いところがあるんですよ。まあその「価値観」自体がまだまだ漠然としたイメージでしかないんですけどね。少なくとも「主人公は悪いことなんかなーんにもしてません。清廉潔白です!」みたいなのは違うと思うワケです。(どうにも『天地人』がトラウマ)

今は政宗家督後の荒療治という強硬路線のところですが、ここから高い代償を払わなくてはならなくなるところ、そしてその後の苦渋…と、どのように描き出してくれるのか、ここまでの「鬼」っぷりを見るに付け、とても楽しみにしています。

でもでもっ! 義継さん、輝宗様に近寄っちゃいやーん! というのも正直な気持ちですけどね(泣笑)