中国の筆の2回目です。この御品とは関係ないのですが、しょぼい筆を並べているお店がありまして、中国の筆はないのと質問したところ、「高いので仕入れがきかない」というニュアンスのお返事でございました。 . . . 本文を読む
と思うのですが、思うだけで根拠はありません。普通は買いませんが、器体に山水が彫って入っているのを見たら、あらふしぎ、買気が出ました。御品は清末の中国製と思います。
蛇足ですが、中国で使用されたアヘンはイギリスの東インド会社が三角貿易で持ち込んだ物です。
時代は19世紀。まずイギリス製の綿製品をインドで販売します。 . . . 本文を読む
日本に生まれてよかったと思える理由は古い御品に出会えるチャンスが多いからです。この御品は清朝末期頃の七宝の蓋物です。鳥の画が大きく入っていますが、何か日本人の画いた鳥とは表情が異なります。
色使いも大らかでそれなりによいのではないでしょうか。中国で生まれてどのような経路で日本に到着したのか分かりませんが、我が家でゆっくりと鳥さんがお休みになっています。この御品 . . . 本文を読む
黄色い石だから田黄と言っているだけで他意はございません。しかしそんな程度の御品でも私にとりましては大事な御品なのでございます。なぜなら物を理解することの難しさ、紆余曲折、錯誤、いろいろございましょう。ですが、まずは何でもよいから物を持ってみる、真剣に考えてみる、この辛さと楽しさが、古物・骨董の道のスタートでございます。これにつきましては何 . . . 本文を読む