温暖な瀬戸内気候の吉備の国は「晴れの国」と云われ、日本でもっとも
年間における晴天の日が多いと云われているのが岡山県です。
朝晩はすっかり涼しくなりましたが、昼間はまだまだ30度に近い晴天が続いているようです。
前々回、小さな秋を求めて岡山後楽園の花々をご紹介しました。
今回はその第二回目として初秋の花を撮って来ました。
秋と言えば中秋の名月のお供えとして風情あるたたずまいを見せてくれる「ススキ」。
秋風に揺れる花穂は、獣の尾に似ているため別名を「尾花」ともいうそうです。
秋が深まるにつれて、花穂は黄褐色から紫褐色に、最後は真っ白な綿毛のようになりますね。
山上憶良が「万葉集」で「萩の花尾花葛花撫子の花女郎花また藤袴あさがおの花」と詠んで以来、
ススキは秋の七草のひとつとして秋の情景には欠かせないものになったようです。
この9月30日が中秋の名月ですね。台風17号がこちらに向かっています・・・さて、どうなることか。
写真のススキ後方の建物は園内最大の建物「鶴鳴館」です。昔は大広間と言ったようで、
賓客接待の準備をしたり、御用係の控えの間に使われたそうです。
秋、彼岸の頃、舞い降りたように鮮やかな赤い花を開く「曼珠沙華」。
名の由来は「法華経」にある天界に咲く赤い花を表す梵語だそですね。
燃える炎のような美しさは、人生の死生観に深く染みる花の姿のようにも見えます。
「彼岸花」といった呼称でも、親しまれてますね。
園内を巡る水路「曲水」の水辺に咲いた「ヒガンバナ」を撮ってみました。
背景の水路には秋の青空が映えてこの赤い花弁を一層美しく浮き上がらせているようでした。
初夏、少しギザギザのある葉の付け根に薄紫色の小さな花が群れ咲き、花のあとにつけた紫色の実。
これが「コムラサキ」です。その気品ある紫色の実の美しさから、平安の才媛として誉れ高い、
「源氏物語」の作者、紫式部にたとえて名付けられた「紫式部」の仲間ですね。
園内最大の池、「沢の池」に浮かぶ「中ノ島」の池畔にありましす。よ~く気をつけて見ていないと見逃してしまいますね。
実は、ボクも今年、初めてこの「コムラサキ」の存在を知った次第です(汗)。
濃い緑色の葉と鮮やかな紫色のコントラストが実に見事でした。
前回もご紹介しました「モミジ」。
今回は、園内最大の森、「花葉の森」内に建つ茶室「茂松庵」の茅葺屋根に降りかかるよに迫る「モミジ」です。
昼なお暗き静寂の所にあって一ぷくの茶に浮世を忘れることの出来るお気に入りの茶室です。紅葉が待たれますね。
さて、秋の花の代表はやはりこの花の登場でしょう。
後楽園外園の旭川放水路の土手には毎年コスモスの可憐な花が咲き乱れています。
画像のバックを少しばかり、「いたずら」して見ました(笑) 邪道ですね、やっぱり・・・
でも、また、遊んでみたくなるかもしれません(笑)
秋の花を訪ねた後楽園の第二回はここまでとします。やっぱり花は春だな~の印象が強いです。
待たれるのは11月下旬の真っ赤に染まった「紅葉」でしょうね。
後楽園を後にするにあたり、現在の園内風景をごらんいただきましょうか。
「唯心山」の山頂から見た「沢の池」と、そこに浮かぶ「中ノ島」、そして茶室となっている「島茶屋」風景です。
この中ノ島に渡る太鼓橋の麓に「コムラサキ」がひっそりと佇んでいました。。。
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※今回の付録はランチ風景じゃなくてゴメンなさい。珍しいものをご覧頂きましょう。
後楽園、正面入り口の向かいに「岡山県立博物館」があります。先日まで「昭和ものがたり」という企画展示会が
開催されていました。その中で唯一写真撮影が許された展示品です。岡山県倉敷市の水島にある三菱自動車
水島製作所で昭和22年~29年の間に製造されていた「みずしま号」というオート三輪車です。記憶にありませんが・・・
この後、例の大村昆さんだったかな、あの一時ブームとなったオート三輪車「ダイハツミゼット」が走り回っていましたね。
それは記憶にあるのですが・・・平成も24年、昭和は遠くなったな~・・・
では、今回はこれにて。。。最後までご覧頂きありがとう♪
立派なススキや色合いがステキな「コムラサキ」
どれもうっとり!!!
茶室の辺りのモミジが紅く色づくのが待ち遠しいですね。
ススキってよく見るとなかなかのものですね。
月見団子の横にいつも母が飾っていたのを
思い出しました。
写真って意外に奥深いですね。
試行錯誤の連続です。
モミジが赤くなるのは11月下旬ですから、勉強して
もう少し腕を上げたいですが・・・ですね(笑)
コメントありがとう
写真迫力あってキレイですv^^v
30℃近いとは暖かいですね!とはいえ少しづつ秋が近付いているのですね。
後楽園は四季を満喫できる公園ですね^^
晴れの国ですか^^お散歩日よりも多いですね♪
紅葉のお写真も楽しみにしています^^
コムラサキとは、こういう花だったんですね。ありがとう!
秋と言えば、コスモス…淡い色が綺麗です☆
秋の風景は、心が穏やかになりますね~
昨日は台風のおかげで、残念ながら中秋の名月は見られませんでした…
が かな…笑)岡山後楽園 本当に1度は足を運ばない
とです^-^v
ススキに曼珠沙華・もみじ・コスモスそしてコムラサキ…
ここでも見る事は出来るけど背景がねぇ~--;
で、オート三輪車は子供の頃に魚屋さんが乗っていた
記憶が…って、昔々の記憶 当てにはならないかも(笑)
台風は大丈夫でしたか。。。
今回は写真を少し大きくしてみました。
画面の関係で見難いかもしれませんね、やはり
以前の大きさがいいかな。
後楽園は1年365日、休園日がありません。まさに
年中楽しめる公園ですよ。
街中にも近いし、散歩コースには最適です。
11月下旬には真っ赤な紅葉を眺めることが出来ます。
大きな山が眺められないのが残念です。里山
ばかりです。
コメントありがとう
しかもとっても落ち着けそうですね (^^)
コムラサキは毎年撮るんですが
今年は特に色づき始めた時から撮ってました♪
彼岸花もやっと咲きましたね!
水面近くで咲くのは初めて見ましたが
爽やかな感じで綺麗ですねぇ~♪
コスモスですか、これは「背景暈し」という機能が
あるんです。ただ新米だからどの程度暈せばいいのか
今ひとつつかめていなんです。それから色の調整も
少ししてみました。なかなか機能を使いこなすことが
出来ません。勉強しなきゃ~ですね。
コムラサキの色がとっても綺麗でしょう。これはそのままの色ですよ。 古人は「紫式部」を連想したのでしょうね。
コメントありがとう
コスモスって最も秋らしい花のひとつですね。
本当はもっと沢山のコスモスが群生してる風景が
欲しいんだけど・・・車で1時間以上走らないと・・・
11月になって燃えるような紅葉の時期になると心が
騒ぐかも・・・楽しみですね。
コメントありがとう
今回の記事は私の好きな花ばかりでうれしいです。
彼岸花は綺麗だけど、毒があり墓に生えるのが多いので「墓花」「死人花」「幽霊花」などの別名があります。
でも、この毒は水に長時間さらすと抜く事ができるので、昔は毒抜きした地下茎を飢饉の非常食として食べたそうです。
紫式部も近くの駐車場に多くて大好きな植物です。
実もいいけど、夏の間はピンクの可憐な花を咲かせます。
最後のオート三輪、子供時代によく近所を走ってました。
今もタイやインドあたりでこういうタイプの三輪タクシーが活躍中です。
台風は大丈夫だったんでしょうね。海が近いから
如何かな~と案じてました。
今回の花、そんなに珍しい花じゃないので恐縮
なんですが、このお庭に咲く花は特別な意味がありそうで・・・
ありきたりの花でもその周りの雰囲気も大切ですよね(笑)
海さん、このオート三輪の記憶がありますか?
記憶違いじゃないかな、それともその魚屋さん、
ず~と長~く使っておられたのでしょうかね。
コメントありがとう
彼岸花もコスモスも恵さんも撮ってUPされてましたね。
とっても素敵な写真でした。
コムラサキは色が素晴らしいですね、もっと大きく
撮りたかったけど、マクロレンズ持ってないもので(笑)
彼岸花は曲水の水面に映る青空をもう少し強調した
かったでうすね。いつも反省はPCに入れてから
なので時すでに遅しですね。
コメントありがとう
彼岸花・・・この花を見るたびに思うんですよ。
このような姿の花、神さまのちょっとしたいたずら作
かな~なんて。なんとも不思議な形ですよね。
コムラサキと紫式部は厳密には別の花だそうですが
同じ種類の花だし、一般には同じように扱われている
ようですね。この実の紫色がなんともいえない美しさ
のように見えます。この写真がちょうど実物大くらい
ですが、もっと大きく撮りたかったです。
オート三輪、ご存知ですか。これは昭和29年で製造
は終わっているそうですよ。zuzuさん未だ生まれて
なかったのでは・・・??(笑)
コメントありがとう
では、明るい県民が多いんでしょうか?
コムラサキ、食べてしまいたくなるほど(笑)
美しい紫ですね。
私が中学生の頃、父が紫式部を家の庭に植えました。
名前が素敵だったので、すぐ名前も覚えましたが、
印象深く覚えているのは、病気がちだった母が紫色が好きだったから、父が気を利かせたのかも知れません。
今頃になって、また思い出しました。
曼珠沙華と水に映った岡山の青空が美しいですね。
緑と紫、赤と青、、、など。 重なる別の色が
お互いの美しさを引きたてて綺麗ですね。
人と人も こんな関係でありたいものです。
ありがとう パピーさん
暑かった夏も終わり、当地もいよいよ秋の訪れです。
とは言え、今日もお昼間は28度とまだまだ汗ばむ
気候なんですよ。
岡山は自然環境は大好きですが、、、人間性は今
ひとつ関西人のボクには好きになれないですね。
お家の庭に紫式部を植えられたのですね。コムラサキ
とは同種の植物ですから思い出深い映像でしたね。
ご両親のこと、ここで思い出していただけて光栄です。
先日の台風17号、ラジオからの音声で、長野県の
飯田市付近を通過・・・という言葉を聴いて、ロコさん
どうされてるかな~と心配してました。大きな影響は
なかったですか。
お互いの美しさを引き立ててさらに打美しい関係
が出来上がるような人間関係も社会的集団関係も
今の世の中ではもしかしたら一番に必要なことの
ように思います。難しいですね。。。
コメントありがとう
残暑が厳しい日本だけど
植物は「秋」が来たことを知っているんですね^^
彼岸花は寒冷地に咲かないそうで
北海道でも咲かないと聞きました
ということは、トロントも無理(涙)
赤、白、黄色の彼岸花を写真ブログで眺めて
私も、いつか実際に見てみたいな~と思います
彼岸花が咲く頃は過ごしやすいのだろう
と思っていましたが、30度を超える気温と聞いて
ちょっと驚いています^^;
そうなんですよね。特に彼岸花はお彼岸を知ってる
のでしょうか、毎年確実にお彼岸には咲きます。
真直ぐに伸びた葉っぱのない一本の茎の先端に
なんとも綺麗といえばきれいだけど、奇妙といえば
奇妙な花をつけるちょっと謎を秘めたような花ですね。
いろんな物語が出来そう(笑)
トロントでは見ること出来ませんか。残念ですね。
今年の日本は特に残暑が厳しいようです。朝晩は
随分涼しくなったんですが・・・一日の気温の高低差が
大きく、体調を損なっている方も見られるようです。
先日の蝶はどうしたのでしょう、ちょっとかわいそう
でしたよ。。。
また、色んな写真で楽しませてくださいまね。
街角風景もよろしく(笑)
コメントありがとう
この地域は梨やりんごなど、果樹園も多くありますので心配しましたが良かったです。
ただ、松茸が、今年は不作のようで、まだ口にしていません。 温暖化のせいでしょうか?
エリンギで我慢します。
今年は、雨が降らずもう咲かないとと思っていましたら、雨がふって、夜の気温がさがったとたんさきました。
後楽園相変わらずきれいですね。
また、紅葉したら、写真アップしてください。
楽しみにしています
台風も大きな影響なくってよかったですね。
贅沢なことおっしゃいますね。ボクなんかここ数年
松茸とやらにはお目にかかったこともないです。
飯田って素敵な街のようですね。体調が許せば
一度行ってみたいです。
ありがとう♪
お久しぶりです。
彼岸花、そちらでも咲きましたか、よかったですね。
後楽園しか他に無いのか、、、なんていわれそうな
ブログになってます。もう少し守備範囲を広げたい
のですが、狛犬さんと同じで「イテテ・・・」で悩まされて
います。調子のいい日もあって、何処かに出かけようかと思ったりもあるんですが、痛みってどうしてこんな
に気まぐれなんでしょうね。
うまく付き合うしかないのでしょうね。
コメントありがとう