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((( Barbacrea )))

ロンドン生活を経て、南イタリアのちっちゃな田舎町に移住。

大変ご無沙汰しておりました

2023-05-15 | 日記

何年ブログを更新していなかったか、わからないほど長期間でした。

が、やっとまた書きたいと思える気持ちになりまして、今日は仕事も休みで一日中雨になるようなので、ふとブログを思い出した感じです。

写真だけは、色々と撮り続けていましたので、とりあえずはお気に入りの写真を載せていきたいと思います。

つい2週間前に北海道の小樽に三週間弱、大事な用事で1人で滞在していました。ただ、するべき事が多すぎて気持ち的にも時間的にも余裕がなく休暇気分は味わえませんでしたが、大好きな小樽で空いた少しの時間で親戚や母の友人等にも会えてお話出来ました。美味しいご飯も食べれました。今回は両親の家の最終整理をしたので、持ち帰りたいものも多く、日本で新しいスーツケースと大きいボストンバッグも買いまして、帰りの便は荷物一つ追加料金を払い、2つのでかいスーツケースと特大ボストンバック、そして手荷物の小さいスーツケース(お気に入りのガラス花瓶「上の写真」や食器類)になりました。しかしこの手荷物スーツケースが小さいのに重量だけはすごいんです。ガラスの花瓶一つだけで7キロ弱ありましたので、それプラス食器やグラス等ですから。さすがにこの荷物で電車には(小樽から千歳空港まで)乗れないので出発3日前にヤマト運輸でスーツケースとボストンは空港に送りました。こういうサービスは本当に助かります。さすがに日本です!ヤマトさんありがとうございました。

出発日当日は国内便が夕方遅い時間だったので、ホテルのチェックアウト時間までホテルでゆっくりして(オーセントホテルに滞在しましたが、すごく快適でスタッフも対応がよく、1階にあるベーカリーのパンやお菓子がとても美味しい!また次回泊まりたいです)その後小樽市内で少し時間を過ごしてから電車に乗ろうと考えていましたが、何だか小樽を離れる寂しさもつのり、予定より早く小樽を発ちました。千歳空港でも東京までの国内便を予定より早い時間に変更して羽田空港で国際線までの待ち時間を長時間過ごしました。今回は東京からミュンヘンはANA便でした、ANAはいつも通り本当に快適でした。現在は帰りの欧州便は15時間かかりますので、長時間フライトになり、快適さはとても重要です。私は特に3つのフライトを乗り継ぎしますので、それは体力的にも大変です。

次回小樽を訪れるのは、いつ頃になるかわかりませんが、小樽のお寺に両親が納骨されているので1年半以内くらいには再訪したいと考えています。もう少し近ければ、、、

 


スタンド バイ ミーと80年代

2020-06-10 | 日記

先日数ヶ月ぶりにオンラインで小さな買い物をしました。適当に何かいいものあるのかな?と色々なサイトでウインドウショッピングしていたら、偶然ZARAで、80年代の大好きな映画 STAND BY ME のフォトプリント Tシャツを見つけ、衝動的にすぐ購入してしまいました。STAND BY ME (1986年製作、日本では1987年4月に公開)には特別な感情があります。ロブ ライナー監督作品で、原作はスティーヴン・キングの短編集「恐怖の四季」の中の秋の物語「THE BODY」です。この映画をみると、とても切ない感情が込み上げてきます。特に映画の最後の言葉は忘れられない。そしてベンEキングのタイトル曲(1961年の曲)もとても素晴らしい曲で映画をよりいっそう思い出深いものとしています。曲と一緒にこの映画を振り返りたい人は、以下のビデオへどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=pHa4pvspCqc

この映画が大好きだっただけではなく、この映画でリヴァー フェニックスを初めて知り、彼に夢中になり彼が出演していた映画は全て初日(いつも土曜日でした)に観に行くようになりました。リヴァーが大好きで仕方がない高校時代を過ごしました。あの頃は、ろくに勉強もせず(少し後悔していますが)、映画と音楽のことしか考えてなかったです、学校では毎日友人たちと音楽と映画の話ばっかりして、映画館とコンサートに行く事が私の一番の楽しみでした。学校も女子校で男の子とは出会う機会もなかったので、架空のボーイフレンドみたいな感じで俳優やミュージシャンにのめり込んでいました。今思い出すと、大した悩みもなく本当に楽しかったなあと思います。あの時代は映画館では座席の数以上のチケットを普通に売っていたので席がなくなると立ち観というのは当たり前でした、どんなに混んでいても映画館に詰め込んでいた感じでしょうか。満員以上の映画館で何度も映画を観ました。観たいと思えば、同じ金額で映画館の外に出なければもう一度観る事も出来た、そういう80年代でした。今でも鮮明に覚えていますが、リヴァーの出演している映画の初日は本当に混んでいて、すごい人気でした。何度立ちながら観た事か。。。私は貧血症だったので一度具合が悪くなり、失神しそうになったので床に座り込んだこともありました。そこまでしても初日に観たかったんですね、あの頃は。そして必ずパンフレットを買う。映画のパンフレットは未だに捨てられず、日本の家に保管しています。高校時代のお小遣いはすべてレコードと映画、そして時々行けたコンサートに使っていました。

今考えると、あの頃ではとても珍しい徹底した菜食主義者だったリヴァー、インタビューでもよく環境問題のことを話していました。映画スターになることには興味がない(皮肉にもスターになってしまいましたが)、動物と自然をこよなく愛し、そしてとても繊細。そういう彼の精神面、演技の才能も美しさも全て含めて私にとっては本当にかっこ良かったのです。あの頃周りに環境問題を語る同年代は、ほぼいませんでしたし、何か人間的にとても親しい感覚も持てたのです。

私の80年代は、かなりの割合を音楽と映画に捧げていた毎日。好きだった音楽や映画は数えきれないけど、極力簡単に書くと 1983年に初めてボーイ ジョージをテレビでみて一目惚れし、カルチャークラブのファンになり、イギリスのファンクラブにまで入会してしまう。その後デペッシュモードの音楽にもはまり、特にマーティン ゴアが大好きだった。リヴァーフェニックスは違う次元で全てが大好きで、それから本当にたくさんの映画を観るようになりました。今でも弟のホアキンフェニックスが出演している映画をみながら、いい俳優になったなーホアキンと考えながら、リヴァーのことも思い出します。私の心の中にはずっとリヴァーが生き続けているようです。

 

デペッシュモードですが、彼らは2020年の今でも健在、すごいですね。初期から好きだったバンドなので、なんか自分のことのように嬉しいです。未だに時々彼らの音楽を聴きます。彼らの音楽は中毒性があるというか、少なくとも私にはあるようです。

個人的に彼らの音楽で好きな楽曲を3つあげるとしたら、A question of Lust, Behind the wheel, Enjoy the silence かな?

80年代の話になると、書ききれないです。なので今回はこの辺でやめときますね。


アネモネ

2020-04-08 | 日記

長い間、ブログの更新をしてませんでした。

去年の12月に母が突然亡くなり、その数ヶ月後にはコロナウイルス感染が世界中に拡がり、イタリアは世界の中でも一番被害が多い国になっています。今も必要以外は外出禁止なので、毎日家から出ない日々が続いています。まだ先行きが見えず、不安な日々が続きますが、1日も早く非常事態が解除されることを祈っています。特に医療従事者や食料品店の店員さんなどには、心から感謝の気持ちです。

今回は、敢えてコロナウイルスとは関係ないことを書きたいと思います。

今年の2月中旬に多少遅れて母の49日法要を小樽の母の家で行いました。そのときにお花屋さんに供花のアレンジメントを2つ対になるのもを頼みました。その花屋さんは、ネットで作品の写真を見て気に入りまして、直接電話をしてイメージを伝えてオーダーしました。前日に家に届けてもらいましたが、それがとても可愛らしくて母のイメージにも合っていたので、気に入りました。色々な花がある中で、ひときわ惹かれたのが初めて見た白いアネモネでした。

  

  

この白いアネモネ、花の中央の花芯というのでしょうか、その部分があまりにも美しくて毎日じーっと長時間見つめていました。中央部分は深い紫色をしていて、まるで絹の紐で織り込まれたような模様になっており光沢もありました。この深紫の花芯が白い花びらとのコントラストで余計に引き立ち、本当に見つめてしまうほど綺麗なんです。明るいところで近づいて見ないと、この細かい美しさはわかりませんが。花の香りではなく、見た目の美しさがこんなに好きになった花は今までなかったかも知れません。

そのくらい夢中になってしまいまして、そのときは何の花かも知らなかったので、後日お花屋さんに電話して、素敵なお花のお礼と共に名前を聞くと、白のアネモネです、と教えて頂きました。アネモネというと赤とか紫しか知らなかったので、これもアネモネだとは気付きませんでした。白は冬にしか入荷しないとのことでした。ちなみにもうひとつ気になる植物が入っていたので、それも聞いてみると、オーストラリアン ウーリー ブッシュというものでした。名前の通り、なんか産毛があってモコモコしてます。面白いです。ちなみにこのお花屋さんの名前は 花売業 Kusa というお店です。お店の方の対応もとても良かったですよ。

 

私はもともと鉢植え以外はとても高価な気がして、自分の家用にはなかなか切り花は買えません。家にフラワーアレンジメントがあるととても素敵で憧れます。母は花が大好きで、鉢植えから切り花、ドライフラワー、プリザーブドフラワー、造花まで、常に色々なお花が家にありました。懐かしいです。

今回は少し目の保養にと思い、白いアネモネをつかったアレンジメントの写真をいくつか載せておきますね。

    

 

 

 

 


南イタリアの結婚式

2019-10-07 | 日記

ブログの更新をしばらく怠けていましたが、久々に書いてます。何だか夏の間は暑くて、書く気力がないというか、そういう気分になりませんでした。やっと涼しくなり(もう10月なんですが、今年の夏はしつこく長かったので)今日は久しぶりに朝から雨が降り続いています。ようやく秋が来た感じでしょうか?それにしても毎年の温暖化は肌で感じてわかります。心配です。

ところで、先月21日に仲の良い友人の1人娘さんの結婚式に招待されたので家族全員で行って来ました。新郎新婦さんは既に1歳になる娘さんがいます。結婚は既にしていたのですが、式と披露宴はしていませんでした。若くて可愛らしいカップルです。家族で結婚式に参加したのはかなり久しぶりです。聞いたところによると、こちらの結婚式は日本と違い、ゲストが多ければ多い程お金が貯まるそうです。披露宴の出費よりも祝儀の方が多くなるということですね。日本での結婚式は逆だと思いますが。

他の特徴といえば、こちらの結婚式は時間が長時間にわたるということ、正式な式はカソリック教であれば、教会で神父さんを交えてきちをんとした式を挙げます、それが1時間半くらいでしょうか、その後場所を移して披露宴に向かいます。披露宴だけ参加する人たちも多いです。私たちは今回親しい間柄だったので教会にも10時半すぎに行きました。披露宴会場は近いときも遠いときもあります。今回は車で20分くらいのところにある、夏の結婚式にはぴったりなお庭の広いホテルでした。この披露宴がとてつもなく長いのです。今回は午後2時くらいからお庭でのウェルカムドリンクと軽いビュッフェで始まり、そのあとホテルの会場に入り、きちんとしたコースの食事が始まります。でも好きなときに外のお庭に出たり散歩したりしてる人も多かったです。天気もよかったので気分的にはとてもリラックスした開放的な披露宴でした。

途中ダンスの時間があったり歌や楽器演奏、新郎新婦の思い出のビデオや写真披露も合間にあったりするのですが、まずこの食事が半端なく種類が多いのです。前菜の盛り合わせプレート等が3種類以上、生牡蠣や生のシーフード等もすごい量が出て来て、牡蠣とか大好きなので、とても美味しく喜んでどんどん食べていたら、そのあとパスタとリゾットが合計3種類別々に出て来て、また時間をおいて今度はメインの肉と魚料理が別々に出て来て、生ハムとチーズの盛り合わせまでも続きます。。。私はパスタの時点で、多少ギブアップ、残し始めました。メインも両方味見しただけ、ハムとチーズに関しては、全く食べませんでした。そのあと口直しのシャーベットとデザート、フルーツと続くのです。これがだいたい夜の8時半頃まで。

そのあと会場の外の芝生が綺麗に手入れされているお庭とプールの前で、ケーキカット、シャンパンとデザートビュッフェがありました。そこでも、きちんとプール横に名前の置かれたテーブル席があり、色んな種類のケーキを頂きました。ウェディングケーキはちらっとしか見なかったのですが、よくあるクラシックなデザインの偽物だったようです。切り分けられたケーキは、私の大好きなミルフィーユを思い出すような食感でとても美味しかったです。ケーキはデザインより味で勝負といったところですね、やはり。

デザートビュッフェはなんと全種類のデザートが各テーブルに運ばれて、そこから好きなものを自分でとって食べる感じです。私たちのテーブルは8人でしたが、さすがにデザートの量が多すぎました。でも、持ち帰りも自由になっており、持ち帰り用の容器もきちんと用意されていました。これは素直に嬉しかったです。アメリカでは有名なレッドヴェルベットというケーキも初めて食べました。見た目のインパクトがすごくて驚きましたが、味はシンプルで好みでした。

披露宴をあとにしたのは午後11時すぎでした。いやあ、もうお腹がはち切れそうでした。食べ物はおいしかったんですけど、なんせ種類が多すぎて、食べきれません。周りを見渡してみんな最後の方は手をつけてない状態でしたね、勿体ないですね食べ物が。。。

あと気付いたのはゲストの服装は男性も女性も意外に自由だったということ。教会に来てたゲストは正装してた方が多かったですが、披露宴はカジュアルな方も多かったです、まだ暑かったですしね。友人は、途中で高いヒールの靴を脱いで、低い靴に履き替えてました。確かに長時間のハイヒールは辛いです。

 私は今回の結婚式には赤いサンダルのみを新調して、あとは持っている黒の少し華やかな服とアクセサリー、シルバーの繊細な糸で作られたお気に入りの大判スカーフを肩からかけて、赤のサンダルを履いて終わり。極力シンプルな装いで出掛けました。この赤い靴はネットで一目惚れして購入したのですが、とても気に入りました。最初は自分のサイズを注文したのにも関わらず何だか少し大きくて、ワンサイズ小さいのに変更してもらいました。ネットでの靴の買い物は難しいですね。でも、1度だけなら追加料金がかからず取り替えてくれるので助かります。ちなみに購入したサイトはYOOXというイタリアのサイトです。日本でも日本語サイトがあるようです。このサイトは私のお気に入りなのですが、品質もいいものがアウトレット価格、もしくはそれ以下で購入できます。アウトレット価格から更に10%や20%セールなんかも不定期でやっていて、節約の為そういう時ばかり購入してます。このサンダルもなんと定価から65%OFFでした。

 

 話がかなりずれてしまいましたが、こちらの結婚式でも一応最後にゲストに渡す引き出物があるのですが、日本と違うのはこの引き出物が安価なものだということです。日本だと多分一人分最低でも3千円以上はしてそうですよね、こちらだと多分千円位のものでしょうか。ほぼそんな感じなので、引き出物にはあまりお金をかけなくてもいい習慣なのでしょう。1度だけエスプレッソのカップソーサーセットを夫が頂いてきたことがありますが、とても稀です。ちなみに今回の引き出物は小さな多肉植物の鉢植えでした(写真は一番上)。小さくて可愛いです、部屋にすぐ飾りました。

 

 

 


トマトの王様?

2019-05-14 | 日記

トマトといえば、イタリア?っていうくらい、イタリア人はトマト大好き。特に南イタリアはトマトを使った料理がとても多い。イタリア各地でも、かなり多くの種類のトマトが栽培されています。トマトは夏がシーズンの野菜なので、これからが本当に美味しいトマトの季節です。私が普段食べるトマトは3、4種類くらいです。一つはcilieginoチリエジーノ、シチリア産が有名です、見かけは日本でもよく見かけるチェリートマトの形と大きさ。その他、ミニトマトを少し長細くして先が尖っている Datterino ダッテリーノ 、他にはトマトソースやホールトマト缶によく使われる San Marzano サンマルツァーノ、カンパニア州サレルノ近郊が原産。他にもサラダでしか食べない緑色のトマトなど、本当に色々とあります。その中でも私が一番好きなトマトは、Camone カモーネ というサルデーニャ産のトマトです。このトマトはチェリートマトよりも少し大きく直径4センチくらい、全体の色は赤とオレンジが混じったような色で上方に濃い緑色が入っているのが特徴。味はとても濃くて甘みが強く酸味もある、皮は厚め。カモーネはサルデーニャの海岸に近い土壌で育てられ、その土壌は天然の井戸の海水から水を引いていると書いてありました。それで甘みが違うのかも知れません。カモーネは生で食べるのが一番美味しいです。値段は他のトマトよりかなり高めですが味を考えれば理解できます。

普段あまり好きでないモッツァレラチーズもカモーネと一緒に食べるととても美味しく感じるから不思議。味の好みは人によって違いますが、私の中ではトマトの王様です。