総社 山崎六地蔵磨崖仏 2020.10.18撮影
今回は総社市下原字山崎、高梁川の西側にある中世(室町時代初期)の磨崖仏(花崗岩)を紹介します。私はこの磨崖仏最近まで知りませんでした😏
岡山県指定石造美術 磨崖仏
六体の地蔵菩薩像と一体の不動明王像がわずかに残された岩壁に刻まれてい
ます。銘文も刻まれ応永五年(1398年)に願主である道清が多くの人々の
労力をいただいて、あまねく人々への恩恵のために造ったというものです。
磨崖仏の刻まれた伊与部山は新本川と高梁川のまじわるところに張り出して
おり、堤防のなかった当時は通行の難所であり、人々の安全をとくに祈願し
たものと思われます。
左から四体目の左右に刻銘(今はもうかすれて読めないようですが😯)
右側の刻銘 恭借十方信男信女力労為法界衆生利益故
左側の刻銘 応永五戊寅八月日北斗代 高宮 大願主道清
向かって左の三体の地蔵さん
向かって右の三体の地蔵さん
六地蔵磨崖仏の左側に不動明王磨崖仏
六地蔵より少し遅れて彫られたと思われるそうです😉
お隣には別石で阿弥陀三尊磨崖仏
こちらは江戸期のものだそうです😉
残念なことに高梁川の改修工事などで大量の土石を掘りとられ、現在この磨崖仏の裏山はなくなり岩(山崎磨崖仏)だけが孤立しています😯
以上~今回は総社山崎六地蔵磨崖仏でした。
見て下さった方ありがとうございました!それでは~😊