安曇野から

安曇野からよこおかめごろうの友人知人の皆様への通信、地元の状況、大好きな音楽のことなど

always3丁目の夕日

2007-11-02 22:48:15 | Weblog
 「always3丁目の夕日」を見ている。テレビでやっており、前回もやはりテレビで見た。この作品の監督は松本市出身の方でなんとなく親近感がある。また、この作品は大好きである。この時代、昭和30年代は本当に良い時代だったかどうかは分からない。データを見れば、犯罪発生率は今より高いはずだし、お金もなかったと思う。しかし、皆この昭和の時代になんとなく憧れている。
 きっと「豊かになろう」「戦争の嫌な思い出を忘れよう」といったベクトルがあっていた時代なのだと思う。それほど貧富の差はなかったであろうし、今のように「格差」もなかったであろう。あっても大きな差ではなかったと思う。つまり求める未来が明確であったところに良さがあるのではないだろうか?冷蔵庫、洗濯機、テレビという3種の神器の定義も明確である。今我々は何を求めているのであろうか?
 私が1番心に残ったのは、主人公でもなくその家族でもなく、三浦友和さん演じるお医者さんの姿だ。焼き鳥を飲み屋さんで包んでもらい奥さんの娘さんに持って帰るのであるが、実は奥さんも娘さんも空襲で亡くしているという設定である。こうした、戦争の影を色濃く残している人々はたくさんいらしたと思う。1番涙が溢れるシーンである。
 とにかく人情に溢れている。怒ったり泣いたり笑ったり感情が豊かである。それが何より素晴らしい。我々も毎日感動しているであろうか?多分そんなシーンはたくさんあると思う。しかし、感動できる、あるいは感動することに関して少し鈍感になってしまってはいないだろうか。私はそうした意識を高くしたいと思っている。札幌ドームでは感動のあまり泣いてしまったし、戸隠で美味しいきのこ料理を頂ければ本当に嬉しい。きっと泣いたり笑ったりそんなシーンはたくさん今でもあるはずである。さて、明日から「続~always3丁目の夕日」が公開ということ。できるだけ早く見たいと思っている。