goo blog サービス終了のお知らせ 

かっぱ堂。

こころにうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつくればあやしうこそものぐるほしけれとかなんとか。

うどん 兎麦

2006年09月29日 23時16分26秒 | 街へ出ようよ
主役は、実は...。

2006.09.27
うどん 兎麦

僕の不案内な関西生活をフォローしてくれている雑誌「Meets Regional」のムック本である「ときめきめんライフ。」。当然のように買い込んで読み込んだ末に、手近でいけるところからということで選んだお店が、この「うどん 兎麦」さんでありました。帰り道沿いといえなくもない阪急三番街の一角にある(インデアンカレーもある)このお店、たどり着いてみれば、ほどよく夕飯時だったこともあり、なかなかの繁盛ぶりでありましたが、なんとか待たずに席へ。

席についてお冷やの一杯も待たずして注文したのは、本の中でも、メニューでもおすすめになっていた「まい玉天ぶっかけ」。ほらこれ、まいたけ天ぷらも美味しいんだけども(水沢うどんなんかでも定番だし)、何より気になってたのは「玉子の天ぷら」でして、こいつを食いたくて、ここまできましたってなもんだったわけです。しかも、大盛りはサービスという太っ腹に乗じて、大盛りにていかせていただきました。

注文からそれほど時をおかずして運ばれてきた丼には、つるっときれいなうどんに、山盛りの天ぷら。種々の薬味を乗せ、ダシをビシッと「ぶっかけ」た後で、つるつるといただかせていただきました。ってことで乾燥ですけれども、めんの方は、正直居て、「普通な」美味しさ。つるつるとしたのどごしはうれしいんだけども、讃岐風なコシとは違う「ヤワさ」があって、個人的には物足りない感じでした。まあ、これは好みだけですけれども。一方で、天ぷらの方は、揚げたてで美味しかった! まいたけの味わいはもちろんですが、玉子の方も、初の食感で面白かった! 感覚的には、温泉玉子が衣をまとって揚がってきましたという感じで、崩れそうで崩れないってな感覚が楽しかったのです。

そんなこんなで、短時間ながらも(うどんやだと、当然か)しっかり楽しませていただきました。今度は、カレーうどんを攻めてみたいところです。
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

串カツ だるま

2006年09月17日 22時15分34秒 | 街へ出ようよ
一回漬けたら十分だっての。

2006.09.03
串カツ だるま 法善寺店

大阪と言えばってんで出てくる食べ物の中でも、わりと最近のものなんじゃないかと思うのが、この串カツ。いや、これはあくまで東の人間の印象で、実際には古くからのものではあるようなんだけども、お好みやらたこ焼きやらてっちりやらに比べると、耳にするようになったのが後だった、ってことなんですかね。わかりませんが。

それはさておき、大阪生活も二年目ともなれば、串カツさんも何度かはいただいていたんだけども、他の粉ものに比べると少なめだなぁなんてなことをふと思い、ちょいと出かけた帰り道、法善寺横丁の「だるま」さんに寄ることにしました。前に新世界の方のお店の前を通った時には、エライ並びっぷりが印象的だったこのお店、幸いにというかなんというか、今回はあんまり並ばずに中に入ることができました。法善寺店は比較的新しいお店なので、お店の内外とも小ぎれいな感じではあるんだけども、基本は細いコの字型のカウンター。椅子に座って、とりあえずのビールを頼んだ後は、外で待っている間ポスターを眺めつつ決めた、「法善寺コース」を注文。場所柄なんだかわかりませんが、こういうコースがあるのはここだけみたい。まあ普通だと、食べたいのを言い続けるか、「おしまい!」って言うまで出して貰うかなんだろうけども、コースだとちょいお得感ありだったのでよしと。

コースの最初、揚げ物が出るまでの「とりあえずの一品」は、定番のどて焼で。このどて焼も、関西のもんですね。牛すじのヤツ。名古屋のは赤味噌だし、いわゆるモツ煮でもない。ビール片手に間を持たせるにはピッタリなつまみです。と、そんなところでタイミング良く、揚げ物が大挙して来襲。コースだからってね、お上品に一個づつなんか出ませんよ。もう、揚がった熱々のとこからどさっとね。こいつを、目の前のバットでなみなみとしたソースに潜らせて、パク。パク。パクパク。見ておわかりの通り、基本一口、二口でいけちゃいそうな食べやすさなんで、一回タプンと漬けたらもう十分。さくっと軽い上がり具合に、さらっとしたソースの味は、印象よりもたぶんずっとあっさりとしていて、かつ後を引く感じがします。加えて、お代わりフリーな生キャベツを合間に囓るのがいいアクセントになるから、なおさらに。

そうそう、串カツにはなんとなくビールより焼酎とかチューハイがいい感じがしました。関東圏ならここでホッピーにしたいところ、か。ビールだと、ちょっとお腹にたまっちゃうんで、あんまり食べられない。まあ、本来は立ち飲みで、さっと飲んで食べて、さっと帰るものみたいだから、どっちでもいいのかもしれないけどね。

というところで、頼む前は「これで腹一杯だろう」と想像してたコースをサクッと食べ尽くし、さらに数本の追加までしてしまいました。毎度のことながら、食べ過ぎ。でも、それでもお酒込みで3,000円いくかどうかなんだから、十分だよねぇ。またそのうち、他のお店も探して行ってみよう。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハシヤ

2006年08月26日 23時31分41秒 | 街へ出ようよ
やっぱ、濃いーのがいい!

2006.08.26
ハシヤ@新宿野村ビルB2F
タラコとウニとイカのスパゲティ ¥1,260

大荷物を抱えての公園散歩と新宿周回で、すっかり朝食分を消費した後で、さあ昼は何を食おうかと考えたわけです。で、最初に思いついたのは、「例のロールキャベツ」。てことで、よっこらせとアルタ裏まで行ってはみたんだけど、これがほぼ満席な状態。ちと待つかとも思ったんだけども、お店の人の対応があまりにぞんざいだったんで、ならいいやってことで止め止め。

じゃあどこなんだと、次に思い当たったのが、この「ハシヤ」さんでありました。アルタ裏からさらに歩くことしばし。西新宿駅前の雑踏をかき分けて到着した野村ビルの地下に、お店はありました。遡ること約一年半前、大阪に移る直前にこのお店の存在を知り、「東京にいるうちに」と食べに来たのが最初で、今回は二回目。でないと、パッとは思いつかないところかもしれませんね。

時は移れど、お目当てはただ一つ。ここは和風スパゲティが売りだと、お醤油味がたくさんですよと言われても、つい頼みたくなってしまうのが、この「タラコとウニとイカ」の取り合わせなのです。見ておわかりの通り、具らしい具も見あたらない極めてシンプルなメニューですが、味わいは極めて濃厚。タラコの塩気とウニの甘みが太めのもちっとした麺にビシッと絡まったあたりなんかは、こらあもう、たまらんわけなのですよ。これに加えて、微妙な歯ごたえをもたらすのがイカ。なんだかイカ刺しみたいな感じ(生なのかな)で麺の合間に絡め取られてるんだけども、口に入れた時にアクセントを与えるんだよねぇ。もちろん、タラコ&ウニのソースにも馴染むと。

てなことで、実際には結構なボリュームなんだけども、ホイホイッとお腹に収まってしまうわけなのです。ちと食べ過ぎかも、なんだけどさ、この満腹感がいいんだよねぇ。...もうちっとお値頃ならなぁ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

落合梁

2006年08月23日 22時47分15秒 | 街へ出ようよ
川べりに涼む。

2006.08.23
落合梁

「梁」ってなんだかわかります? てか、読めます? 「やな」ですよ、「やな」。「はり」じゃないですって、奥さん。そうも読めるけどもね。正確には「梁漁」と呼ばれる漁法の道具立てで、川の上流から泳いできた魚を、川の中に足場を組んだすのこでひっかけるもの。よくわからんかもしれないけど、まあ、上の写真のようなもんです。

たぶん海の近くでお住まいの皆さんには馴染みのないものじゃないかと思いますけれども、僕なんてのはガリガリの海無県育ちなわけですから、こらあもう、子どものころから山川にお世話になってるわけで、梁なんてのもある意味その一環にある、夏の定番だったわけです。ただ、地元を離れて以降、ここ最近まで、ずいぶんとご無沙汰だったのも事実。そんなこんなで、このお休みのおり、ちょいと足を伸ばしてきたというわけなのです。

今日伺ったのは、渋川大正橋側の「落合梁」さん。なんか梁に行きたいなと思った時に、ネットで調べがついたのがこちらだったので、ついついこちらに決めたのでありました。入り口の脇、履き物を脱ぐ手前には、早くも鮎焼きの大きな火床。そう、この辺りで梁と言えば、こらあもう、鮎漁のためのもの、なのです。でもって、だからこそ今が良い時期なんですね。

で、奥に入ると、ウナギの寝床のように続くお座敷が。さながら京都鴨川の床のごとく(あんなに張り出してはいないけど)、この暑いさなかでも、川風の涼しいゆったりとした空間になっておりました。席に着くと、とにもかくにも注文。だって、お願いしてから焼き上がるまで、時間かかりますからねぇ。実際、全部出てくるのに40分くらいかかったんじゃないかと。

でも、その甲斐あってか、どれもんまかった! 今回は、「上鮎の塩焼き」、「鮎のフライ」、「鮎の魚でん」に「鮎飯」。そらそうさってくらい、ボリュームたっぷりでしたけれども、待ってた時間よりずっと早く、食べきってしまいました。鮎は嫌な臭みとかもなく、頭からでもかじれるし、すでに子持ちだったりして、さらにお得感あり、と。

お昼だったし、お酒はやめときましたけども、これ、夕方からの宴会にもいいかもなと思いました。10月の体育の日までが営業期間とのこと。よろしければ、是非お越しを。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晦庵 河道屋 本店

2006年08月16日 23時59分24秒 | 街へ出ようよ
ダシで勝負。

2006.08.16
晦庵 河道屋 本店

大変恐縮なんだけども、関西圏で美味しいお蕎麦ってのに出会ったことなかったのですよ。いや、例えばね、「道頓堀 今井」さんのように、美味しいダシで勝負するようなうどん、蕎麦ってのはあるなあと思ってたんだけども、そういう特別さじゃなく、その辺で食べるざる蕎麦が、なんかこう、ピンとこないんだよね。上手く言えないんだけども。

そんなこともあって、この京都の老舗で蕎麦をいただくという段になっても、正直、あんまり期待はしておりませんでした。すんません。でもでも、事前にいろいろと情報収集しておいた中で、「温かいのがいい」という話しは目にしていたので、とりあえず、「志っぽくセット(今日は梅ごはん付き)」を注文してみたのでありました。

なぜに「志っぽく」か。それは、このお店の名物である「芳香炉」というお鍋の雰囲気を味わえるから。温かなダシで具材(しんじょ、とかね)と蕎麦をいただくってのが、お手軽に味わえると。実際ね、独特な味わいのしんじょと味わいのあるダシが重なって、なかなかんまかったですよ、ええ。ただねぇ、やっぱり蕎麦自体はむーって感じでしたかねぇ。僕は別にグルメじゃないんだけども、なんかこう、ビシッとしないんだねぇ。でも逆を言えば、やっぱりダシをいただくもんなんだ、ということ。だからこそ、ざるとかじゃなくて、「温かいのがいい」んじゃないですかね。

お店自体は、外観はちょっと敷居の高そうな造りだけれど、入ってしまえば、感じのいい、古民家風の庶民的な佇まいで、落ち着いた雰囲気のところでした。もっとも、お店の方は、お昼時でドタバタしてましたけどね。今度はもう少し、気兼ねなく入れるだろうか。

そうそう、どんぶりを手にとって蕎麦をすすってるうちに、ふと思い出したのは、先日DVDで観た喬太郎師の「時そば」。あれも確か、「志っぽく」だったよなぁってね。かまぼこの厚切り出てきたし。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪スープカレー事情

2006年07月18日 23時16分16秒 | 街へ出ようよ
いやいや、事情通ってわけじゃあないんですけれども、ちとご紹介。

大阪に来て、以前よりもよく食べるようになったメニューがあって、それはいわゆる粉ものと(推して知るべし)、もう一つがカレー。何度もローテーションに登場しているインデアンカレーさん(前にもちと書きましたが)を筆頭に、名の通った美味しいカレー屋さんがそこここにあるもんで、ついつい食べてまう。

で、一年もそんな食生活をしてきて、ふと気がついたのは、確かにいろんな美味しいカレーがあるんだけども、本質的には一つであって、極めて日本的で関西の(場合によっては大阪の)顔をしてるなんだなあ、ということ。逆に、東京で食べてたカレーも、実際いろんな美味しいカレーがあるんだけども、共通な顔を持ち合わせてはいない気がするのです。「ああ、東京の(関東の)カレーだわ」って感想がでないんですよねぇ。それって僕だけ?

なんてフリをしておいてなんですけども、今回は大阪でスープカレーを食べられるお店の話し。スープカレーってさ、美味しいんだけども、大阪的ではない気がするんだよね。そんな中で、荒波に立ち向かうかのようにスープカレーを食べさせてくれるお店を二軒ご紹介なわけです。

まず一軒目は、梅田の駅前第2ビルB1にある、「グリル北斗星」さん。
2ビルの地下なんていったら、こらあもうちっちゃなお店がイヤでも想像されるわけですけれども、店内の写真でおわかりの通り、カウンターが一列、テーブルが一列で計24名定員だそうな。で、食べに行ったのはちょうど日曜日の昼過ぎだったんだけども、休日でもほどよくいっぱいで、感じの良い店員さんがテキパキ働いておりました。ホットペッパー.jpさんによれば、こちらは梅田で初めてスープカレーを出したお店とのこと。まあ、その辺を期待して来たわけですけれども、席についてみた感じはカレー屋さんというよりは普通に洋食屋さんでありました。というところで、お目当てのスープカレー(今回は「茶美豚の角煮」入り)に、メニュー見てたら無性に食べたくなったハンバーグ+チーズを注文(食い過ぎ)。カレーの方は、特に辛さの指定とかはなかったと思いますが、甘過ぎず辛すぎずの(個人的には)中辛な感じで、どなたにも食べやすいのではないかと。ごつごつっとした野菜も甘みが出ていて良い感じで、角煮の柔らかさも楽しめました。あと、変わっていたのは、ライスにレモンがポツっとのってたことでしょうか。これを軽く絞ったライスをスープに浸して食べると、これまたひと味違って美味しいのでありますよ。そうそう、ハンバーグも美味しかったですよ。これぞ洋食屋さんって感じで、ハンバーグライスを食べに来るのもいいなあ、なんてね。もう一つの名物であるトルコライスも心密かに狙っておりますが。

続いて二軒目は、なんば(の外れ)にある、「マジックスパイス」さん。
マジックスパイスさんといえば、みなさんお馴染み札幌の有名店で、スープカレーといえば、ってな感じで紹介されちゃうこともあるかと思いますけれども、こちら、大阪にもあったんですねぇ。でもこれが、うろ覚えではなかなかたどり着けないところにあったもんで、早めの夕飯時を目指してなんばの駅を出たというのに、たどり着いたらもう日も暮れかかっておりました。お店は、少し広めの通り(なにわ筋)に面して建つ真っ赤な二階屋で、ある意味大阪らしいけれども、非大阪的な気もする空間になっておりました。薄暗い店内に座り、びっしりと書き込まれたメニューを眺めながらの注文。目をしばしばさせつつも、チキンカレーに決定。さらにこちらは辛さをお選びくださいってことですので、「覚醒」→「虚空」のラインナップの中から「極楽」をセレクト。いやあ、なんか比較的辛いの大丈夫になっちゃたもので、こういう時は初めてでも辛口より上を目指すようにしているのであります。ちなみに、こちらでは、辛さに応じて野菜の量も変わるんだそうで、ある程度辛いものが大丈夫なら、「涅槃」より上がオススメだそうです。さてさて、そうして運ばれてきたカレーは、見るからに辛そうってのとはちと違う感じ。でも、一口すすってみると、これがバキッと口内への一撃。北斗星さんのとは違って、かなりスパイシーで、刺激の強い辛さをもたらしてくれます。ただ、辛いだけということでもなく、他のいろんなスパイス(情報ないなぁ)の醸し出すドクトクの旨味が、クセになる感じ。マジスパさんには熱狂的なファンもおられるようですが、なるほど、そんな感じがしますねぇ。山盛りの野菜も、サフランライスも、マッチしておりましたよ。あとあと、意外に美味しかったのが、サイドメニューのどてやき(カレーの上の方にちょろっと写ってるヤツ)。大阪の串揚げ屋さんなんかでは「とりあえず」なメニューですけれども、これもまた、マジスパ流のひと味が効いていて、ビールのすすむ一品になっておりました。

てなことで。関西在住の皆さんも、たまにはこんなカレーを食されてみてもいいんじゃあないでしょうか。きっと、関西的カレーをもっと美味しく食べられるようにもなりますから。

...えーとね、一応言っときますが、この二軒、別の日に行ったんですよ。さすがにさぁ、ハシゴは無理だって。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おぐら本店

2006年06月03日 02時48分51秒 | 街へ出ようよ
元祖の一つ。

2006.06.02
おぐら本店

全滞在時間7時間の宮崎日帰り(しかも悪天候で飛行機が(ry)の中で、唯一の楽しみがお昼ご飯。既に一度行ったことはあったものの、だいぶ前だし、あん時は写真も撮ってねぇってことで、今回は迷わず「おぐら本店」さんに向かいました。

お店は、地元では有名な百貨店さんの裏手、ずいぶんとまあ狭い路地にこぢんまりとあるわけなんですけれども、店内は思いのほか広く、1F、2Fを合わせれば結構な人数が入ると。さすが、「ファミリーレストラン」と銘打たれているだけのことはありますなぁ。ってことで、お昼時でしたけれども、するっと問題なく着席。で、これまた全く迷うことなく「チキン南蛮 ¥950」を注文したのでありました。

写真を見ておわかりの通り、これがまた結構なボリュームなのですよ。若鶏の胸肉1枚(180gくらいあるとか)をまるまる揚げて甘酢に漬け、特製のタルタルソースをかけた様は、これでもかと言わんばかりの迫力。後ろに控える山盛り野菜とツイストマカロニのサラダ、そしてお皿一杯のライスからして、「食えんのか?」と思わんでもないわけですが、これがまたあっさり食べられてしまう。やっぱり、全体に甘酢の味わいが効いてるからか、思いのほかさっぱりと食べられるんですよねぇ。ご飯にも良くあうから、こらぁもう、あっという間でしたよ。ごちそうさまでした。

あ、なんか同系のお店からお取り寄せもできるようになるみたいなので、もし本場の味を食してみたい方がおられたら、しばしお待ちを。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

膳處漢ぽっちり

2006年05月20日 20時59分48秒 | 街へ出ようよ
いわゆるひとつの町家系。

2006.5.19
膳處漢ぽっちり@京都室町

研究会参加のため上洛(?)された某先生ご一行の労をねぎらうべく、昨晩は仕事を早々に切り上げて、京都に向かいました。雨男の本領発揮で、今晩なんてのはそらあもう大雨さ、といった雰囲気であったところが、四条烏丸に着いてみれば雨はビタリとあがってた。日頃の行いを自画自賛しつつ、お店へと向かいました。

こういう話しの時は決まって予定が最後まで決まらないもんですけれども、今回もご多分に漏れずで、ギリギリまでお店も決まりませんでした。そんな中、鶴の一声で決まったのが今回の「膳處漢ぽっちり(ぜぜかん、って読みます)」さん。まあ地理的には都合がよかったわけですけれども、その一方で、Webなんかで見る限りではかなり敷居高めな感じで、フトコロの寒々しい身では、大丈夫かおいと自問自答しつつも、当日昼に予約を入れ、事なきを得たのでありました。

たどり着いてみれば、最初の写真の通り、なんとも趣のある店構え。昼は昼できっといいんでしょうが、夜の薄暗がりにもとても映える感じでした。珍しく人より先に到着したところ、そのまま席まで通されるのではなく、入り口そばのゆったりしたスペースにてお待ちくださいとのこと。そっから入り口の方を眺めたのが左の写真。つるっとしたおっさんがずっと英語で電話してる隣で、なんともいえない場違い感に浸りつつ、まんじりともせずに皆さんのお着きを待ったのでした。

で、皆さまお着きの後は、奥の席へとご案内。このお店、元々呉服問屋さんだった建物をまるまる改装したところだそうですが、店構えや入り口辺りの若干洋風な感じから、奥に入ると一転して和の雰囲気に。造りの良い和室に、大胆にもテーブルとイスが並べられおり、そこから眺める中庭の雨模様は、なんともいえない雰囲気を醸し出しておりました。んー、これもまた京都かと。ちなみに中庭のさらに奥には、小さな蔵があって、バーになってるんだそうな(そこを「ぽっちり」といふ)。

こっから先、肝心の各種お料理の方は、ちと恥ずかしかったもので撮ってませんけども、これがまたんまかった。ここまでの説明じゃあ、このお店は何の店?って感じでしょうけれども、実はここは、中華屋さん。京の食材を活かした伝統的な北京料理ってのが売りなんだそうですよ。ちなみに、今回頂いたのはこちらのコース。

膳處漢 春のディナーコース
万里コース
 前菜三点
 そら豆のグリーンスープ
 点心三種(春巻、包子、韮菜饅頭)
 沖縄産豚三枚肉と春野菜炊き
 鰆の香り揚げ
 筍そば
 杏仁豆腐

まあね、確かにだいぶお上品な感じで、僕みたいな貧リーマン風情にはビタっとこないとこもあるんだけれども、例えばそら豆のスープとか、筍そばとか、それぞれに趣向の楽しい一皿でありましたよ。もっとも、雰囲気込みの味わいなんだろうけれどねぇ。あとね、思うよりも、ボリュームがありましたよ。アジアの恵まれない若かっぱでも、十分お腹いっぱいになりました。あ、ビールもだいぶ飲んだんだった。

なんやかんやで楽しく食事させていただき、結局帰りは終電ギリギリアウト。新大阪からはタクりましたけれども、それもまたよし。いつものお店も大好きなんだけども、せっかくの京都だし、たまにはこういうところも探してみたいもんです。...フトコロが許す範囲でねぇ。
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出入橋きんつば屋

2006年04月03日 21時49分07秒 | 街へ出ようよ
小・確・幸。

2006.4.3
出入橋きんつば屋
きんつば ¥150×2

いっつもね、気になってたんです。いや、帰り道だから。そうでなきゃまずは立ち寄らない、中途半端な位置(失礼)にあるお店なんですが、これがわりと有名なお店らしい。そこはほれ、甘いモノに密かに憧れる身としては、「いつかは!」などと思ってはいたんだけども、なかなかタイミングが合わず、口にせぬまま今に至っておったわけです。でも、年度始めでエンジンのカラ回ってる仕事を早々に切り上げた今日は、ある意味、初めて口にするには絶妙のタイミングでありました。

お店、といってもほんとに目立たなくて、うっかり通り過ぎちゃいそうでもあるんだけど、店先までいくと、ほのかに餡の甘い香りが。さてさて、どんだけ食うたろかとショーケースの中を覗いてみると...、これが10個入りの箱からしかない! そらあんたさすがに10個は無理だよと、ちと躊躇していたところ、お店のおばちゃん(失礼)から、「1個からでもええよ」との声が。ということで、ありがたく、2個お持ち帰りでいただきました。

白い紙袋に、焼きたてのきんつばを二つつまんで入れ、ホイっと渡してくれる。老舗の割にはというか、老舗らしい売りっぷりなわけですが、ホントなら、ここでひと思いにパクっといくべきだった...。今思えば、それが一番んまいにちがいない。それでも、お持ち帰りしてうちでチンして食べてみましたけども、十分んまかったのです。おやつに食べやすい小さめサイズながら、ちょい厚めのモチモチした皮に、風味はあるけど甘すぎない餡が程よくて、何個でも食べられちゃいそうな予感。あぁ、10個入りを買うべきだったかなぁ...。

さてさて、最後に注意事項を一つ。このきんつばね、基本的には当日中に食べるもの、みたいですよ。日持ちしないんです。ということで、残念ながらお土産にはお持ちできません。あしからず。>奥さん
Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅田はがくれ

2006年03月23日 03時42分16秒 | 街へ出ようよ
半ば、やけ食い。...だったんだけど。

2006.3.21
梅田はがくれ本店

ここも、前から一度はと思ってたんだけども、今回はそういう思いとは別に、食わずにはいられねぇてなことで、入ってしまいました。すでにご推察の通り(?)、朝っぱらからドコモショップに並んだにもかかわらず買えなかったSO902iを求め、近所から梅田界隈まで、着の身着のままでふらふらと出かけてしまったかっぱ堂。4、5軒巡っても結局見つけられずに、がっくりうなだれつつも、それを紛らわすには食うしかないぞと、哀しいほど単純な理由から、たまたま付近にいた大阪駅前第三ビルの地下にあるこのお店を思い出した次第なのです。

たどり着いてみれば、お昼時にもかかわらず、普通に入れて一安心。時間帯によっちゃ並んでるってなこともお聞きしてたものですから、どんなもんかと思ってたわけですけども、休みの日ってことなのか、比較的空いておりました。とはいえ、公式ページで見ておわかりのように、カウンターのみの店内ですから、こらあもう、肩寄せ合うように、うどんをすすることになるわけですが。

今回の注文は「かまたま定食 ¥800」。かまたまうどんにかやくご飯とお新香が付きました。頼んでから、何分もしないうちに、もうあつあつのうどんが登場。「食べ方わかります?」とお店の方に聞かれ、素直に教えていただくことに。薬味やら生じょうゆやらを適量かけていただいたところで目の前に置かれ、「暖かいうちに、卵が多少泡立つくらいに混ぜてから」との指示が。さっさと写真(最初の方ね)を撮ってから、グルグルとかき混ぜることしばし。左のような感じになったところでちゅるちゅるといただきました。

なにより、湯がき立てをいただけるのがいいですね。それほど強すぎない程よいコシの麺に、黄身とネギと生じょうゆが相まって、んまかった! 言われたとおりに、なんかこう、納豆みたく混ぜてたんだけども、確かにこれもいいですな。メニューの説明にあるように、どこか、卵かけゴハンのよう。半熟というよりは、生をいただく感じかなと。なんかね、かまたまって好きなんですよ。こういううどん屋さんに来ると、なんとなく頼んでまう。卵の魔力、恐るべし。そうそう、今回大盛りをお願いしたんですけども、お代はそのままでしたよ(お会計の時に、「大盛りも一緒」と店長さんに言われました)。ちょっとうれしい。

次は、もう少し暖かい時に、冷たい生じょうゆかぶっかけを食べたいなぁ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする