かっぱ堂。

こころにうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつくればあやしうこそものぐるほしけれとかなんとか。

落合梁

2006年08月23日 22時47分15秒 | 街へ出ようよ
川べりに涼む。

2006.08.23
落合梁

「梁」ってなんだかわかります? てか、読めます? 「やな」ですよ、「やな」。「はり」じゃないですって、奥さん。そうも読めるけどもね。正確には「梁漁」と呼ばれる漁法の道具立てで、川の上流から泳いできた魚を、川の中に足場を組んだすのこでひっかけるもの。よくわからんかもしれないけど、まあ、上の写真のようなもんです。

たぶん海の近くでお住まいの皆さんには馴染みのないものじゃないかと思いますけれども、僕なんてのはガリガリの海無県育ちなわけですから、こらあもう、子どものころから山川にお世話になってるわけで、梁なんてのもある意味その一環にある、夏の定番だったわけです。ただ、地元を離れて以降、ここ最近まで、ずいぶんとご無沙汰だったのも事実。そんなこんなで、このお休みのおり、ちょいと足を伸ばしてきたというわけなのです。

今日伺ったのは、渋川大正橋側の「落合梁」さん。なんか梁に行きたいなと思った時に、ネットで調べがついたのがこちらだったので、ついついこちらに決めたのでありました。入り口の脇、履き物を脱ぐ手前には、早くも鮎焼きの大きな火床。そう、この辺りで梁と言えば、こらあもう、鮎漁のためのもの、なのです。でもって、だからこそ今が良い時期なんですね。

で、奥に入ると、ウナギの寝床のように続くお座敷が。さながら京都鴨川の床のごとく(あんなに張り出してはいないけど)、この暑いさなかでも、川風の涼しいゆったりとした空間になっておりました。席に着くと、とにもかくにも注文。だって、お願いしてから焼き上がるまで、時間かかりますからねぇ。実際、全部出てくるのに40分くらいかかったんじゃないかと。

でも、その甲斐あってか、どれもんまかった! 今回は、「上鮎の塩焼き」、「鮎のフライ」、「鮎の魚でん」に「鮎飯」。そらそうさってくらい、ボリュームたっぷりでしたけれども、待ってた時間よりずっと早く、食べきってしまいました。鮎は嫌な臭みとかもなく、頭からでもかじれるし、すでに子持ちだったりして、さらにお得感あり、と。

お昼だったし、お酒はやめときましたけども、これ、夕方からの宴会にもいいかもなと思いました。10月の体育の日までが営業期間とのこと。よろしければ、是非お越しを。

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