篠田桃紅・続 ♪

今日も暖かい一日でした。
車の中は、初夏の暑さでした。
おかげで、気持ちよく洗車もできました。


昨日のブログにアップした篠田さんの続編です。

篠田さんは、３月２８日が誕生日で１００歳を
迎えられるそうです。
インタビューの中で、こんなふうに答えてみえます。
「年齢に私くらい無関心で生きてきた人は
　ないでしょうよ。何歳になったら何を、と
　区切りもせず、毎日が『昨日の今日』。
　ハレもケもない。ここぞって時がない。
　長生きのための健康法も何一つしてません。」



まさに自然体。ステキすぎます。
さらにこう続けられます。
「一週間ぐらい何もしないこともあります。
　夜中まで起きていることも、お昼まで寝ていることも。
　食事だってミルクは飲むとか、できる範囲で
　気をつけているだけ。
　要するに『自らに由る』という自由な生活。
　ずっと気ままに過ごしてきました。」


こういった自由な生き方から、自由な作品が
生み出されるのですね。
生き方がステキだから、作品もステキになるのですね。
要するに、自分を磨くことが大切っていう当たり前の
ことを教えてくれます。
ありがたい。


「書は伝達のための道具で、約束事があります。
　具象の絵も見る人を束縛して、ばらを描けば
　ばらから一歩も出られない。
　でも、抽象画は、どこへ遊びに行っても構わない。
　私は伝統的な東洋の材料で、山水画のように
　世の中に定着した水墨ではない、現代に通用する
　新しい抽象の平面なり、空間を作りたかった。」

言葉がイメージを決めてしまうということですね。
だからこそ、発する言葉、書く言葉を大切に
しなくてはいけませんね。
反対側から、分かります。



すごすぎます。