中国湖北省武漢市で確認された新型コロナウイルスによる肺炎が急拡大する中、
2月1日の新聞ニュースでは:
中国政府の国家衛生健康委員会は、1日午前、湖北省を中心に広がる新型コロナウイルスによる肺炎について、中国本土での感染者数が1万1791人に達したと発表した。
このうち死者は259人となった。
感染が疑われる人は1万7988人に上っており、感染者の増加は確実な状況だ。→こちらの報道など。
2月2日の朝のニュースでは:
「中国の国家衛生健康委員会(NHC)は新型コロナウイルスによる肺炎の死者は45人増えて304人になった。
新規患者は2590人増え、全国の患者は1万4300人を超えた。」と。→こちらおよびこちらなどの報道
武漢と言えば、1989年4月~5月に中国・岳陽に滞在した帰りに、車で立ち寄った思い出のある街だ。
→こちらの弊ブログ
当時の武漢の風景:
現在の武漢の風景:
武漢市当局は1月23日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、公共交通機関を一時閉鎖すると発表した。
(武漢を出発する全ての旅客機および旅客鉄道の営業が停止され、
23日午前10時(日本時間午前11時)からは、バスや地下鉄、フェリーなども運行しなくなった。)
多数の中国人が国内を移動する春節(旧正月)を前に、約1100万人の市民は市外に出ないよう指示されている。
→こちらの報道など
閉鎖されても、歩いて、長江を渡る人たち。→こちらの報道などから
一方、1月30日に、WHOが緊急事態宣言をやっと発表した。→こちらの報道など
事務局長は、今回の判断が中国に対する「不信任」ではないと強調した上で、
「最大の懸念はより脆弱な医療制度の国に感染が拡大する可能性だ」と語った。
同時に、中国との取引や渡航の制限は勧告しないと述べた。
これには習近平との裏取引があるのではないかと、言う人もいるようだ。→こちらの報道など 会談報道はこちら
習近平とWHOテドロス事務局長
中国の報道では、習近平や李克強が先頭で積極的に動いているようだ。→こちらおよびこちらなどの報道
また、新型コロナウイルス肺炎の治療を終え、退院する報道など種々様々。
これら報道を読んでみると、武漢で退院した人の報道がないのが不思議。
→こちらなどの報道
日本国内でも中国客キャンセルが相次ぎ、影響が広がっている。→こちらなどの報道
武漢市から日本政府のチャーター機で帰国した邦人のうち、
第1便で帰国した人は206人で、3人の感染が判明しており、
第2便で帰国した210人のうち、男性2人からウイルスが検出された。
第3便で帰国した人は149人で、感染者は2人
合計565人中 感染者は7人
→こちらおよびこちらの報道
日本国内で確認された感染者は20人。(→こちらの報道など)
どこまで増えるか心配だ!!
<追記>
予防対策としては? 特効薬はないようだが、
「過剰に心配することなく、『手洗い』や『マスクの着用』を含む『咳エチケット』などの通常の感染症対策が重要です」と呼びかけている。
→こちらの報道など
<追記2>
中国語資格HSKの日本事務局から湖北省(Hubei)へ送られた支援物資のマスク2万枚と赤外線体温計の箱に、
『山川異域、風月同天』と書かれたラベルがあった、と話題になっている。→山川異域 風月同天
中国・唐代の高僧、鑑真和上の伝記「唐大和上東征伝」によると、
「日本の長屋王が唐に送った1000着の袈裟(けさ)に、「山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁
(国は異なるが天は同じ。袈裟を僧侶に寄進し縁を結ぼう)」と刺しゅうされていた。
これに心を動かされた鑑真和上が、日本行きを決意した」と。歴史的な四句です。→こちらの報道など
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