勘太郎爺奮闘記

滞在合計26ケ国、21年の海外生活が終りました
振り返りながら 日々の生活も綴ります

年末恒例のベートーヴェンの第九

2022-12-31 | 歴史・文化

年末の風物詩と言えば、「歓喜の歌」・ベートーヴェンの「第九」(交響曲第9番「合唱付き」)。

弦楽器の音のドラマティックな第1楽章、ティンパニーが疾風怒濤のような速さの曲の中で暴れまわる第2楽章、静かで神聖な第3楽章、第4楽章は新しい社会への期待、合唱と4人のソリストが入ってきて、「O Freude, schöner Götterfunken」(歓喜よ、神々の美しき霊感よ)私たちの音楽はこれなのだ、さあ歌おう」と始まるのが「歓喜の歌」。

 

気になっていたが、12月30日の朝、NHKで再放送で、「【生誕250年】玉木 宏と、ベートーヴェンの音楽史の謎に迫る!」をみた。→こちらで1月6日まで見れる。

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内容は、「部構成で探る、ベートーヴェンの秘密」で、かみさんと一緒にベートーヴェンの歴史を学んだ

ドイツが東西に分断していた時代(1949年~90年)に、東西陣営のさまざまな思惑によってベートーヴェンの「神」のイメージが利用されていた。

音楽だけではなく、政治にまで利用されていたのです。東ドイツはベートーヴェンを利用した国家戦略を展開。

西では指揮者カラヤンがベートーヴェンの交響曲で帝王へと上りつめ、ビジネスとして楽曲を世界に広めた。

このような歴史などを改めて、学んだ。

 

交響曲第9番の第4楽章の旋律は有名な「歓喜の歌」で、フリードリヒ・フォン・シラー(→こちら)の詩『歓喜に寄す』から3分の1程度を抜粋し、一部ベートーヴェンが編集した上で曲をつけたものとのこと。

また、番組では、ベートーヴェンの楽曲からその知られざる素顔も解き明かしている。もともとは、陽気な酒好きで、女性に見境なく、人間として欠点も多い人物だったと。

また、ダジャレが好きで、友人のために書いたダジャレを含んだ曲が数多くあると。

 

歓喜の歌では、下記で始まるが、

O Freunde, nicht diese Töne!(オー・フロインデ、ニヒト・ディーゼ・トェーネ!)
Sondern laßt uns angenehmere
anstimmen und freudenvollere.(ゾンデルン・ラスト・ウンス・アンゲネーメルェ・アンッシュディーメン ウンド・フロイデンフォッルェッレ

(訳:おお友よ、この音楽ではない
もっと心地よいものを歌おうではないか もっと喜びに満ち溢れるものを)

 

途中、

Alle menschen werden Brüder(すべての人が兄弟になる)

上記の歌詞で出てくるが、「酒を飲めば、すべての人が兄弟だ」と歌っているのではないかと疑いたくなる。

 

NHK2チャンネルで12月31日20時~21時半でN響「第九」が見れる。

紅白歌合戦があるので、こちらは録画しよう!

 

 

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