勘太郎爺奮闘記

滞在合計26ケ国、21年の海外生活が終りました
振り返りながら 日々の生活も綴ります

2003年~2006年中国の旅 その6 北京・瑠璃廠

2018-07-17 | 建物・風景

中国の旅 その1北京・頣和園、 その2北京・天壇その3北京・鼓楼その4北京・胡同その5北京・宗慶齢故居に続き、北京に瑠璃廠について、記述します。

 

瑠璃廠(LiuLiChang)

 

 

北京の天安門広場の南西方向の地下鉄駅「和平門」を越えた辺りに、元・明代に宮殿の瑠璃瓦を焼く窯のあった瑠璃廠という街があります。清朝の初めころからは書画・文具街として名を馳せ、現在の町並みになっていたとか。現在は工芸・古書・歴史・美術書・骨董品の街として有名な北京観光スポットです。鑑定人としての認定証を提示して書画・骨董品店を構えているところも多い。地方から代々家に伝わる書画・骨董を持ち込み、一攫千金を夢見て、ここへ鑑定に上京してくる中国人も多いとか。

 

写真上左から:瑠璃廠東街(右奥:寶晋斎、翠文閣、左手前:寶古斎)、瑠璃廠東街(右手前:天宮閣?)、写真下:瑠璃廠の胡同

 

瑠璃廠は、南新華街をはさんで東西に1km強の一本道の両側に広がる街です。東街は昔ながらの建物の町並みで、同じような大きさの店が整然と並んでいる。西街の奥のほうに進んでいくと壊されつつある故同に突き当たる(壊された後は何ができるのか?)が、屋台に毛の生えた程度の小さな店が多く、また「がらくた」のような雑貨を売る屋台も多い。

 

アクセスとして、天安門広場の南にある「前門」方面から瑠璃廠を目指すのがお薦めです。

まずは前門大街の裏道「珠宝市街」(安い衣服・雑貨店などが並ぶ)を抜け、老舗が並ぶ「大柵欄街」を経由して瑠璃廠の東街に入る。東街を抜けた後は南新華街を越え西街に進み、突き当りで引き返し南新華街でタクシーを捕まえるか、元気が残っていれば、地下鉄の和平門まで歩くというのがいい。

 

現在の瑠璃廠は、観光客を呼び込む威勢のいい声で活気あふれている。日本語で「骨董品あるよ」といかがわしそうなお兄ちゃんに付きまとわれることもある。

 

  

 写真上 左から:大柵欄街(布靴の老舗の内聨陞鞋店の看板が見える)、1669年創業の「同仁堂」 (漢方薬の老舗),

 

さて骨董品だが、ある立派な店に入り、国外に持ち出せる「鑑定」と記した印がついた直径40cm位の皿で白地に藍で龍を描いた皿が目に留まった。冷やかし半分で「多少銭?」と聞いてみたら、「日本円50,000円」と老板から返事がかえって来た。「日本円10,000円でどうだ」と値切ったら、当初は相手にもしなかったが、そのうち娘らしき人が梱包を始めた。カードでもOKだ、飛行機に乗せても大丈夫なように梱包してやるから買えとばかりにせまってくる。当初から買うつもりがなかったので、また来るからと這う這うの体で逃げてきた。もっと値切れば、さらに安くなっていたかもしれない。

 

 

 

 

写真上:瑠璃廠の骨董店、写真下左から:西街の屋台、20元で買ったガラクタ

 

  

参考:「栄宝斎」のサイト

http://www.rbzarts.com/

水彩木版で便箋を印刷していた文具店。日本の文豪達も愛用したとか。この技術を生かし、かっては100人以上の熟練した職人を雇い、古今名家の書画の複製をはじめ、印鑑、文具の販売で世界的に知られるようになった。故宮博物館の国宝級の絵画の複製などの経験もあり。

 

 

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