勘太郎爺奮闘記

滞在合計26ケ国、21年の海外生活が終りました
振り返りながら 日々の生活も綴ります

黄山登山

2022-06-25 | 建物・風景

今月初めの日曜日、TBS番組で、中国・黄山=世界遺産の紹介放送があった。→こちらのアーカイブ

天下の名山と称えられる、中国の黄山。奇岩が林立する断崖絶壁の山である。雲海が湧き立ち、まるで山水画のような光景が現れる。黄山は、遠い昔から仙人が住むと信じられてきた聖なる山。1000mを超える峰々には、6万段の階段が張り巡らされ、人々を天空の聖地へと誘う。「黄山を見ずして、山を語るなかれ」と言われるほど、中国の人々にとって特別な山である。

2011年夏に、中国・南京の会社同僚(約20人)に連れられて、2泊3日で、黄山登山に挑戦してみた。脊柱管狭窄症で腰痛を抱えており、オランダから南京に移動したばかりで、 果たして、黄山・百歩雲梯(→こちら)などの階段を制覇できるか疑問だった。同僚にこの問題を相談し、無理であれば、そこを避けることもできると言うことで、挑戦することにした。

金曜日の朝6時過ぎに、乗合バス停に集合で、7時に黄山に向け出発、高速道路を通り、昼ごろに宿舎についた。 昼食後、黄山風景区の東南部に位置する翡翠谷(→こちら)を散策し、その後、ラフテイングを楽しんだが、衣服がびしょびしょになった。

翌朝は6時起きで、登山に向け出発したが、云谷索道(雲谷 Yu Gu ロープウェイ)の云谷寺站(雲寺谷 Yun Gu Shi 駅)は非常に混んでおり、2時間待ちだった。

黄山風景区導覧示意図(画面が小さくて、写真が見にくいならば、写真をクリックして拡大してください。元に戻すには、画面の元に戻す矢印をクリックしてください。以下の写真も同様):

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ロープウェイ乗り場・云谷寺站(Yun GU Shi 駅)の 改札口前広場風景:さすが、中国ですね、兎に角、人が多い!!

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云谷索道(Yu Gu ロープウェイ)の終点の白鹅岭站(白鵝嶺 Bai E Ling 駅)を降り、始信峰方面へ向かったが、生憎、雲がかかっており、ほとんど見えなかった。しかし、しばらくすると、雲がなくなり、見えてくる風景がまさに水墨山水画の世界でした!

探海松 および 石笋峰(石筍峰):

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探海松 および 石笋峰(石筍峰):しばらくすると、雲が薄れてきて、下記のように少しはっきりしだした。

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始信峰付近の風景:左から卧云峰(臥雲峰)、石笋矼(石筍矼)、仙女峰、右端の崖は石笋峰(石筍峰)

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猴子观海(獅子観海):黄山の奇岩の一つ。雲海を眺めているように見える猿

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黄山10大有名な松の一つ、連理松:2本の木の幹がつながって成長している。背の高い幹はまっすぐで、まっすぐな体で、壮観ですね

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黄山10大有名な松の一つ、黒虎松:高い所の寒気、日照、雲霧、強い風などの影響を受けて、形が独特になり、枝振りが縦に伸ばず横に向いて盆栽のようです

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北海賓館の庭先にある展望台の風景:右端の 梦笔生花(夢筆生花)、正面の笔架峰(筆架峰、拡大写真は見出し画像を参照),その右上は上升峰

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梦笔生花(夢筆生花):峰の先端に生える松。一説によると、この松は現在はプラスチックとのこと?

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十八罗汉朝南海(十八羅漢朝南海、南海に向く十八羅漢):

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西海大渓谷の風景:左に見えるのは、仙人晒靴。仙人が長ぐつを干すという意味の奇岩。

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飞来石(飛来石、天から飛来した石):

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その夜は光明頂の外人用のホテルで泊まり、疲れ果てていたので、また、翌朝に御来光を拝む計画をしていたので、即、ベッドにもぐり込んだ。

しかし、翌朝は、生憎、最悪の天候で、仕方なく下山に取りかかることにした。 若手同僚は徒歩で、慈光閣に向け、下山した。私は玉屏ロープウェイで下山し、慈光閣で待つことにした。

登山2日目は、疲れからの気力の欠如、悪天候とで、満足のできる写真がまったく撮れなく、残念。

 

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