こんにちは♪東京都東大和市の学習塾、感謝教育グループ、あすか会教育研究所東大和教室、個別指導光ヶ丘教室、個別指導アユモ教室の佐藤民子です♪
今回は学院長先生が担当します。
2023年7月26日水曜日
【「蜘蛛の糸」はなぜ切れたか?】
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」はみなさんご存知のことと思います。
悪いことばかりして地獄に落ちて苦しんでいたカンダタを、お釈迦様が救おうとしました。
一度水たまりで苦しんでいた蜘蛛を助けたことがあったからです。
それで、お釈迦様は、蜘蛛の糸を天から垂らして、カンダタがその蜘蛛の糸を登って行きました。
しかし、カンダタがふと気づくと他の地獄の罪人たちも登ってきて、自分だけ助かろうとしたカンダタは、後から来る罪人たちをけっとばして下に落としました。
すると、蜘蛛の糸は切れてカンダタはまた地獄に逆戻りというお話です。
長年、私は自分だけ助かろうとしたカンダタの利己主義をお釈迦様は、救う価値がないと判断して蜘蛛の糸を切ったのだとばかり思ってました。
しかし、ある高僧がそれは違うというお話をしていました。
お釈迦様は、善人も悪人もいつも救おうとなさっているのだといってました。
親鸞上人も、
「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」
と言っています。
これが、仏教の真髄とも言われています。
カンダタの蜘蛛の糸が切れたのは、お釈迦様の罰ではなく、カンダタが自らお釈迦様の救いの力が自分に届かなくなるようにしてしまったからといってました。
確かに蜘蛛の糸を読み返してみると、地獄に落ちたカンダタを見てお釈迦が悲しそうになされたと書いています。
つまり、自分の主義主張、価値観世界観、自分の良くない心ぐせにこりかたまりすぎてしまうと、救いの力が届かなくなってしまうとのことでした。
たとえば、何かいやなことがあってムシャクシャして、人に当たり散らして、友人の忠告なども耳に入らなくなり、それが長引くと、悲惨な末路が待ち受けていることでしょう。
この場合の友人の忠告が救いであるのに、自分の心のあり方の問題で、救いをはね返してしまうことになります。
救いが届かないメンタルにならないように日々注意したいものです。
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