はじめに
ケシの実からとれるアヘンは、古代より全世界で痛み止めや陶酔を
得る薬物として使われてきました。
20世紀後半の脳科学の発展に伴い、“なぜ、アヘンによりこのような作用
が得られるのか”が研究されました。
そして、私たちの身体内部にもアヘンに類似する物質が作られていることが
わかってきました。
その発見物語です。
〔参考文献〕
1.「ノーベル賞の決闘」、ニコラス・ウェイド、岩波書店、1992
2.「脳科学の教科書・神経編」、理化学研究所編、岩波書店、2011
3.「快楽の脳科学」、廣中直行、日本放送出版協会、2003
4.「脳とニューロン」、ニュートン別冊、ニュートンプレス、2016
5.「脳内麻薬」、中野信子、幻冬舎、2014
6.「エンドルフィン」、C.E.レヴィンソール、地人書館、1992
7.Wikipedia、「エンケファリン」