2010年米実質GDP伸び率は5%上回る、失業率は9%以下に=著名ストラテジスト【ロイター】
[ニューヨーク 4日 ロイター] ウォールストリートのベテランストラテジスト、バイロン・ウィーン氏は、2010年の米実質国内総生産(GDP)伸び率は5%を上回り、失業率は9%を下回る水準に低下する、との見通しを示した。同氏は、ブラックストーン・グループ傘下ブラックストーン・アドバイザリー・サービシズの副会長。
同氏は「2010年の10のサプライズ」を発表。そのなかで、輸出と在庫積み増し、ハイテク支出が経済成長をけん引する、としている。
同氏は、米供給管理協会(ISM)の12月の製造業景気指数が5カ月連続で景気判断の分かれ目となる50を上回ったことを指摘。ロイターとのインタビューで「想定通りの流れになっている」と強調した。
同氏は、S&P総合500種指数.SPX構成企業の営業利益は1株あたり80ドルを上回ると予想した。トムソン・ロイターがまとめたアナリスト予想では、2009年の同利益は59.83ドルとなっている。
一方、S&P総合500種指数の2010年の動向については「上期に1300まで上昇した後は失速、1000に押し戻され、結局は年初の水準(1115.10)付近で1年を終了する」との見方を示した。
また、米連邦準備理事会(FRB)は第2・四半期から利上げを開始し、年末のフェデラルファンド(FF)金利は2%になると予想した。
同氏は米ドルについて、購買力平価で見るとかなり過小評価されていると指摘。対円・ユーロで上昇すると予想し、ドルは「対円では100円を上回り、ユーロは1.30ドルを下回る」との見方を示している。
同氏は、円下落と輸出改善を受けて日経平均.N225は1万2000円を上回り、主要国で最も堅調なパフォーマンスを示す、と予想した。
2010年 01月 5日 11:14
毎年恒例といいつつ、このブログで取り上げるの初めてだったりするわけだが、株とかやっている人なら1度くらいは聞いたことがあると思われる、ブラックストーン・グループのストラジスト、バイロン・ウイーン氏。毎年年頭に、その年の経済に関する「当たったらサプライズ」な感じの10大予想トピックス(いわゆる「びっくり予想」)を公表するが、的中率の高さが結局一番のサプライズなのではと毎年のように囁かれるという。ちなみに昨年度の予想がどんなだったかというと、
【2009年初頭の予想(結果判明済)】
①S&P株価指数は1200ポイントまで上昇
②金は1200ドルに上昇
③原油はバレル80ドルまで上昇。一部商品は2008年度の安値の倍を付ける
④ドル円は75円、ドルユーロは1.65ドル
⑤米10年債利回りは4%に上昇。市場の懸念はデフレからインフレに変化
⑥中国の成長率は7%超。株式相場は反騰。消費拡大へ
⑦金融業からの税収減でNY州が財政破綻の危機に
⑧米住宅着工は秋に底打ち。第3、第4Qの実質成長率はプラス
⑨米貯蓄率は3%を超えない。消費は戻り、クリスマスは過去最高の売上高に
⑩オバマ大統領はイラク撤兵ペースを遅らせ、アフガン増派
現実のドル安はそこまでいかなかったとかはあるにせよ、特に①~⑥の方向性を年初の段階で、概ね正確に見切っているのはやっぱりすごい。というか「読売新聞・今年の10大ニュース」を9つ当てて図書カード貰ったぐらいで悦に入っている場合ではないということだ。で、今年はどうかというと。
【2010年初頭の予想】
①米実質成長率は大方の予想5%を超え、失業率は9%未満に
②FRBはゼロ金利政策を解除し、政策金利は年末までに2%へ
③米国債の発行過多と海外中銀の買い意欲の後退により、長期金利は5.5%を上回る
④米株式市場は乱高下、S&P500は1300まで上昇後、1000まで下落、2009年末水準に
⑤ドル上昇。ドル/円は1ドル100円を超え、ドル/ユーロは1ユーロ1.3ドルを下回る
⑥円安を追い風に日本株は先進国で最大の上昇。日経平均株価は12000円超えに
⑦米大統領は環境保護でのリーダーシップを狙い、原子力発電を後押しする法案を承認
⑧米景気回復を受けてオバマ政権の人気復活。11月議会選挙で民主党の議席減は予想より小さい20議席減
⑨金融規制法は金融業界よりの内容に。金融銘柄急騰
⑩イランのアハマディネジャド大統領が失脚
だそうである。
しかし改まって言うことでもないが、予想というのは、結果が見えてない段階で読む分にはなんら確信が持てないのに、結果出た後のやつを振り返ると、すごく普通なことしか言ってないように見えるものですね。とりあえず⑥については、妻に含み損の存在を隠蔽し始めて久しいこともあり、必ず的中してほしいと心から思います。
[ニューヨーク 4日 ロイター] ウォールストリートのベテランストラテジスト、バイロン・ウィーン氏は、2010年の米実質国内総生産(GDP)伸び率は5%を上回り、失業率は9%を下回る水準に低下する、との見通しを示した。同氏は、ブラックストーン・グループ傘下ブラックストーン・アドバイザリー・サービシズの副会長。
同氏は「2010年の10のサプライズ」を発表。そのなかで、輸出と在庫積み増し、ハイテク支出が経済成長をけん引する、としている。
同氏は、米供給管理協会(ISM)の12月の製造業景気指数が5カ月連続で景気判断の分かれ目となる50を上回ったことを指摘。ロイターとのインタビューで「想定通りの流れになっている」と強調した。
同氏は、S&P総合500種指数.SPX構成企業の営業利益は1株あたり80ドルを上回ると予想した。トムソン・ロイターがまとめたアナリスト予想では、2009年の同利益は59.83ドルとなっている。
一方、S&P総合500種指数の2010年の動向については「上期に1300まで上昇した後は失速、1000に押し戻され、結局は年初の水準(1115.10)付近で1年を終了する」との見方を示した。
また、米連邦準備理事会(FRB)は第2・四半期から利上げを開始し、年末のフェデラルファンド(FF)金利は2%になると予想した。
同氏は米ドルについて、購買力平価で見るとかなり過小評価されていると指摘。対円・ユーロで上昇すると予想し、ドルは「対円では100円を上回り、ユーロは1.30ドルを下回る」との見方を示している。
同氏は、円下落と輸出改善を受けて日経平均.N225は1万2000円を上回り、主要国で最も堅調なパフォーマンスを示す、と予想した。
2010年 01月 5日 11:14
毎年恒例といいつつ、このブログで取り上げるの初めてだったりするわけだが、株とかやっている人なら1度くらいは聞いたことがあると思われる、ブラックストーン・グループのストラジスト、バイロン・ウイーン氏。毎年年頭に、その年の経済に関する「当たったらサプライズ」な感じの10大予想トピックス(いわゆる「びっくり予想」)を公表するが、的中率の高さが結局一番のサプライズなのではと毎年のように囁かれるという。ちなみに昨年度の予想がどんなだったかというと、
【2009年初頭の予想(結果判明済)】
①S&P株価指数は1200ポイントまで上昇
②金は1200ドルに上昇
③原油はバレル80ドルまで上昇。一部商品は2008年度の安値の倍を付ける
④ドル円は75円、ドルユーロは1.65ドル
⑤米10年債利回りは4%に上昇。市場の懸念はデフレからインフレに変化
⑥中国の成長率は7%超。株式相場は反騰。消費拡大へ
⑦金融業からの税収減でNY州が財政破綻の危機に
⑧米住宅着工は秋に底打ち。第3、第4Qの実質成長率はプラス
⑨米貯蓄率は3%を超えない。消費は戻り、クリスマスは過去最高の売上高に
⑩オバマ大統領はイラク撤兵ペースを遅らせ、アフガン増派
現実のドル安はそこまでいかなかったとかはあるにせよ、特に①~⑥の方向性を年初の段階で、概ね正確に見切っているのはやっぱりすごい。というか「読売新聞・今年の10大ニュース」を9つ当てて図書カード貰ったぐらいで悦に入っている場合ではないということだ。で、今年はどうかというと。
【2010年初頭の予想】
①米実質成長率は大方の予想5%を超え、失業率は9%未満に
②FRBはゼロ金利政策を解除し、政策金利は年末までに2%へ
③米国債の発行過多と海外中銀の買い意欲の後退により、長期金利は5.5%を上回る
④米株式市場は乱高下、S&P500は1300まで上昇後、1000まで下落、2009年末水準に
⑤ドル上昇。ドル/円は1ドル100円を超え、ドル/ユーロは1ユーロ1.3ドルを下回る
⑥円安を追い風に日本株は先進国で最大の上昇。日経平均株価は12000円超えに
⑦米大統領は環境保護でのリーダーシップを狙い、原子力発電を後押しする法案を承認
⑧米景気回復を受けてオバマ政権の人気復活。11月議会選挙で民主党の議席減は予想より小さい20議席減
⑨金融規制法は金融業界よりの内容に。金融銘柄急騰
⑩イランのアハマディネジャド大統領が失脚
だそうである。
しかし改まって言うことでもないが、予想というのは、結果が見えてない段階で読む分にはなんら確信が持てないのに、結果出た後のやつを振り返ると、すごく普通なことしか言ってないように見えるものですね。とりあえず⑥については、妻に含み損の存在を隠蔽し始めて久しいこともあり、必ず的中してほしいと心から思います。